#420 かけかけや〜い

 こんにちは、鏑木澪です。

 3000字以上の記事を書いて3回連続でボツにしてしまい、いったい、何を書けば良いのか、なんだったら書いても良いのかと考えてしまっている今日この頃なのでした。

 上手下手は一旦無視すると、私は文章を書くのが好きです。

 下手であることを自覚するとちょっと書くのが嫌になることもありますが、結局「書きたい」と思う気持ちが勝つので、世の中に出さなくとも、毎日コツコツ何かしら読み書きしているのでした。


 子供の頃と比べると、漫画なり小説なり、少し乱暴かもしれないけれど、”本”と呼ばれるもの、物語を読む量は、単純な冊数だけ見れば、今のほうが圧倒的に多いです。

 しかし、物語の世界にちゃんと入り込めることは殆どありません。

 うん、ない。笑
(悲しいことだから、胸張らないで←)

 精読もしていないし、「なんのために読んでいるの?」と聞かれたら、返答に困ります。


 私の父は家で仕事をしながら映像作品を見るのが好きなようで、お互いに「おすすめの作品はないか(良いのあったら、教えろ)」とよく話します。

 父がどういうスタンスで作品を消費しているのか、私にはいまいち、よくわかりません。守備範囲が広すぎるし、辛口な批評が多いので、こちらからはあまり楽しそうに見えないのです。

 お気に入りの作品を紹介して、ボコボコに貶されてしまったことも何度かありました。(もっとも、父にそのつもりはないのだろうが)

 ただ「気に入らない」とだけ言われたら、好みが合わなかったんだなと思うのだけど、どこがどう悪かったのか、しっかり分析されて、しかもそれが腑に落ちてしまうので……なんとも、切ないんですよ。笑

 悔しさもあるのかな

 私も物語を書きたい人間だもので、客観的に見て「つまらない」と言われるものよりは、やはり「楽しい」「面白い」と思ってもらえる作品を書きたいです。違和感を排除するためにも、否定的な意見は知っておきたいのでした。

 好きなものに対しては特に、盲目的に良いものとして受け入れてしまいがちなので、穴があるなら教えてもらっておいたほうが良いと思います。

 ちょいと、思い出したことがあるので、書いてみます。
(もしかしたら、前にも書いたかもしれん←記憶力)


 10代の頃に読んだ『キノの旅』シリーズが好きでした。

 何か優れたサバイバル能力を持った主人公が、時に人助けをしたり、異なる文化を楽しんだりしながら旅先の人(現地の人)とどう関わっていくのかを見る物語

 私のなかの勝手なジャンル分けで、ここに分類される作品は、今も昔も大好きです。認識したきっかけが『キノの旅』だったから、人に説明する時もついつい、「これっぽいやつ」と最初の例に挙げてしまいます。笑
(ついでに言うと、連作短編が好きなのだ)

 同系統の作品で好印象なものがあり、父に薦めました。
(※原作のラノベは未読。アニメのみ視聴)

 その物語の主人公は魔女でした。
 父の感想、「主人公が魔女である必要性を感じない」。

 ……おっしゃるとおりで。

 タイトルにも”魔女”を押し出し、旅をしているのは可愛らしい女の子(魔女)なわけですが、冷静に考えると「魔法を使える人間である必要」のないエピソードばかりでした。

 魔法が役に立っていない

 私はね、「箒に乗って旅してるのいいじゃん!(私もそんな旅してみたい)」と思ったし、そうして旅をしている人の話を自分も書いてみたくなっていたのですが、”必要性を感じない”のひとことでぶった斬られましたね。笑

 必要性のある話を書けばいいだけのことですが、、、

 案外、その必要性・必然性って根本的なところだから、「なぜ主人公は魔女でなければならなかったのか」の答えが出ないうちに物語を書き始めると、空中分解してしまうんだろうなと思いました。

 そして、今日まで何も書けていない、と。笑
(”魔女”のところは、何にでも置き換えられるわけだが、いずれにしろ主人公にその属性が必要な理由、妥当性がないと感じてしまって先に進めない)

 今までいろいろ言われてきたけれど、結構、深く刻まれている言葉です。

 ”思い出したから”と書き始めた体にしたけれど、物語を書く時、いつも頭をよぎるので、忘れたことはありません。

 それで、上手く書けているかは別として。笑
(意識しすぎて書き上げられてないから、もはや論外である←)

 帰納法・演繹法、どちらで書くにしても必要な視点だと思います。

 一体何が、この人をこの人たらしめているのか、と。

 おいらには、むずかしいよー!


 一定の教養がないと締め出されてしまう話題(理解できないこと)は、いくらでもあります。

 消費者に教養を求める作品
 どこの誰でもすぐに理解できる作品

 どちらが優れていると簡単には言えません。両立している場合もあるしね。
 私は前者を理解できるようになりたいし、後者を作れるようになりたいのですが、「賢い人はバカのふりができるが、逆は無理」と云われるようにね、なかなか厳しいものがあります。

 しっかり、勉強していかんとだな、んー!ッ


 なんのまとまりもない記事だけど、要は「小説書きたいのに書けねぇ(整合性がないことしか、頭に浮かばない←どうにかして、ちゃんと辻褄合わせろ!)」で頭がぐちゃぐちゃなの……現場からは以上です。

 はい。

 素人・初心者の段階では、出来栄えよりも仕上げること、作品を完成させることが正義だと思っています。

 だからな、もう下手でいいから、1回最後まで書いてみようよ、私。

 書けー!ッ
(ついでに絵も、もっと描け! ちゃんと勉強しろ)

 気合いを入れたところで、この記事終わり!
 ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!

 ではでは〜


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