#426 ぺく!

 こんにちは、鏑木澪です。

『歌ってみたCollection』(以下、歌コレ)が、11月22日から開催されます。
 秋の歌コレですね。

 私は、過去に1度だけ(今年の春)参加したことがありまして、ニコ動ではお通夜みたいな再生数でしたが、YouTubeでは現在投稿している”歌ってみた”の中で1番再生していただいております。

 ありがたや


 なぁなぁ、翠映くん。
 秋、どうする、出る?
(あと4日しかなくなってからする会話ではない←)

 春の歌コレ直後は、次も出る気満々でした。その後、KADOKAWA・ニコ動へのサイバー攻撃がありまして、イベントが流れてしまったり、個人情報が流れてしまったり、、、

 以来、ニコ動には投稿していません。

 私の年齢的には「ニコ動を見て育った(子供時代をニコ動で過ごした)」というべき層ではあるのですが、我が家ではネットを触らせてもらえなかったので、私には関係のない話でした。

 悲しいことに、その時代の雰囲気と言いますか、黎明期のおいしさ、楽しさを知らないから、思い入れもありませんでございます。
(なんなら、知らないせいではみごにされたので、ニコ動が悪いのではないとわかっているけれど、ちっちゃな恨みはある笑)

 ……あまり使ったことがないから、使い方がわからないのが正直なところです。
(先にYouTubeで慣れてしまったんだ泣)

 完全にニコ動から撤退する(現在投稿している動画を削除して、今後いっさい投稿しない)予定は、今のところないですが、自分のなかでニコ動での投稿を再開する確率と撤退する確率を比較したら、撤退のほうに軍配が上がりますね。

 ボカロ文化は、ニコ動に起源があると私は認識しているから、知らないなりによく調べて、大切にしていきたいと思っています。

 ただ、いかんせん、私はニコ動と相性が、悪い!ッ


 歌ってみたに関しては、ニコ動に投稿する場合の権利関係を私が理解できていないのも、躊躇する要因になっています。

 前回参加した時は、公式からカラオケが配布されている曲を選びました。

「歌ってみたをしていい曲かは、ここで検索できるよ」ってなサービスも用意してくださっているのですが、私の使い方が悪いのか、「どう考えても有名曲だし、歌ってみたも歓迎されているはずなんだが?」という曲がヒットしなかったり、「いや、それ自体がカバーでオリジナルじゃないんだが」というものが登録されていたりします。
(といっても、使ったのだいぶ前なので、今は違うのかもしれん)

 ……どうすりゃいいんだよ、まったく

 それと、歌コレは「同一作品で複数のランキングに参加することはできない」ってなルールがあるのですが、どう見てもTOP100とルーキーに同時参加している人とかいて、そのままOK、入賞になっていたりするから、もう本当に訳がわからん。
(ボカコレも同様の事態が発生している)

 同時にエントリーしていいの?

 ”A”という作品で複数の部門にエントリーするのはダメで、例えば、”A”でTOP100、”B”でルーキーならOKという認識だったんだが。

 私の認識が間違っているだけかもしれませんが、釈然としません。
(誰か2才児にもわかるように説明してくれ。同一作品で”他のイベントランキング”には参加したらダメだけど、”同じイベントの他部門”には参加していいってことなのかしら?泣)


 あ、翠映くんがルーキー部門に出られるか問題なのですが、私としては歌ってみたを本格的に始めたのは、今年からですので、「素人なんだからルーキーに出させてくれ」という気持ちです。
(歌うのは好きでカラオケに行くことはあったけれど、ちゃんとコンデンサーマイクを買って録音するようになったのは、本当に今年からです)

 ……冷静に思い返すと、鏑木さん、過去に1度、スマホで録ったワンコーラスの歌ってみたを歌コレとは別の大会に応募したことがありまして。
(2020年のことでありんす)

 ネットに公開されているんですね、その音源が
 主催者のアカウントで

 いやぁ、よほどインパクトの強い出来事でもない限り、人が何かを始めたりやめたりするのは、小さな出来事の積み重ねだと思うのですが、まさに、この大会に参加した時のことが、4年間も歌ってみたをしようと思わなかったこと、イベントへの参加に消極的になった理由のひとつだと思います。
(そのわりには、記憶の先頭にはいないで、忘れかけていたことではあるが←)

 その頃の私は、音楽を始めたてほやほやでなんの知識も技術もなかったから、はっきり言って作品の出来は悪かったです。

 それでも、できる限りのことは詰め込みました。

 私の処理が悪かった可能性も0ではないけれど、投稿された音源は、それはそれは酷い音割れ(歪み状態)になっていまして、今、手元にある音源と比較しても、「いや、こうはならんやろ」と言いたい、正直。

 少なくとも、主催者に音源を提出する必要があるようなイベントには、参加したくないなと思うようになったきっかけです。

 他者に「俺の作品」と騙って出されるのも、大概腹が立ちますが、人の名前を書いておきながら、勝手に加工・改変したものを「この人の作品です」と出されるのも……むしろそのほうが耐え難いです、私の場合。

 私、そんなもん作ってないし。

 たぶん、良くなるように手直しされていても、同じ気持ちになると思う。
 相手の善意も悪意も関係ない。勝手に手を加えられるの、嫌だ。
(私の作ったものを元としつつも分けたものとして、例えばremixやカバーなどで「へぇ、こんなこともできるんだ」と見せてもらえるのは、楽しいから良いと思ってる。それとこれとは別)

 イベントに参加することは強制ではないわけで、自分で選んで参加した結果です。文句を言っても仕方がない。


 私は筋金入りの陰キャだから、お祭り騒ぎは基本的にあまり好きではない、遠くから眺めるくらいが性に合っています。

 でもさ、「あの中に入れたら、私も楽しかったりするのかな?」と思うことはあるわけで、そういう動機で参加するのです。

 楽しいことがあったら、嫌なこともあるよね、と。
 そういう心づもりで。

 割に合わんかったら、無理!ッ


 ちょいと話を変えまして。

 定期的にX(Twitter)のTLで目にするので、毎度考えていることなのですが、「オリジナルより好き!」というコメントが嫌な活動者のお話。
(歌・イラスト・小説などの二次創作をしている人のツイートでよく見かける)

 私個人としては、「あなたのが好きよ」と言ってもらえるのは、やっぱり嬉しいことです。でも「オリジナルより」とついていると、

 あっ、あ、私、これ、喜んでいいやつ?
(いろんな人に怒られない?)

 嫌ではないけれど、戸惑います。
 前提として、”オリジナルに勝てる訳がない”ってのがありまして、それでも、やるからには自分ができることを一生懸命するので、そこを評価してもらえるのは嬉しいです。

 私も消費者の立場で、「実はオリジナルより、あの人のが好きなんだよね」となることは、あります。

 オリジナルを蔑ろにしているわけではありません。
 ただ、より自分の好みに合っていたのはどちらかという話です。

 優劣の話じゃないんだよな、、、
(伝わるだろうか……)

 二次創作は、自分なりによく分析・解釈をして、自分が最高だと思う状態で仕上げるのが理想だと思っています。追いつけ、追い越せみたいな気持ちで取り組むこともありますが、天地がひっくり返ってもそれが本当の意味で”自分のもの”になることはないわけです。

 オリジナルの魅力ありきだからね、

 もうね、土俵が違うの。
 だから、比べられるものじゃない。

 私が自分から「オリジナルより良いものできた!」と言い出したら、ぜひ引っ叩いていただきたい(目が覚めるように)ですが、消費者が「オリジナルより好き」というのを、こちらが止める権利も必要もないと個人的には思います。

 鏑木のオリジナル作品をもとに二次創作をしている人に対して、「オリジナルより好き」のコメントがついているのを私が目撃したとして、

 そっか、どこが私のと違うんだろう
(この二次創作の魅力はなんだ!? きっと、私にないもんだぜ! 知りてぇ!)

 そう思うことはあっても、そんなに不快な感じはしないと思います。
 まぁ、あの、そういう経験がまだあまりないので、いざ、直面したら「無理。あんなの許せない」となったら、それは申し訳ない、想像力が足らんかった、状況によるところはある。

 リスペクトは大事にね!ッ

(私、映画でこの曲を聞いて、ずっと彼女のオリジナルだと思っていたよ)

 自分のものにするくらいの気持ちで真剣に二次創作をすること、他者の追随を許さない圧倒的な一次創作物を生み出すこと、結果がどうなっていようと、そういう心で取り組むのは良いことだと思う。

 変わらない事実や超えられない壁があることは、忘れずにね!

 がんばるぞー!ッ


 長くなってしまった。
 ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

 あ、翠映くん、今回の歌コレには出ません。
 この数日の間に、「これは出るっきゃねぇ!」ってな出来事があれば別ですが。
(たったこれだけのことなのに、よくわからない話を長々してしまったワ。悩んでおったんよ。ひとまず言語化できてよかった)

 ではでは〜


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