#431 てんき

 こんにちは、鏑木澪です。

 普段、歌ものを作っているけれど、劇伴(映像作品で流れている音楽)やBGM(ライバーなどの配信で流れている音楽)を作りたい気持ちもあります。
(「どちらも背景音楽じゃねぇか!」と言われそうですが、この記事ではこう呼び分けてみます)

 どちらかしか作れないなら、今の私は歌ものを極めたいです。

 しかし、言葉って余計な情報だなと感じることもありまして、言葉がなくても伝わるのが音楽のいいところだと思っているから、最終的には、自分の中で線引きがなくなって、どちらでも自由に作れるようになったらいいな。


 劇伴とBGM、私の脳内では、「劇伴=非日常」「BGM=日常」といったイメージがあります。

 劇伴は壮大で抑揚があり、シーンに合わせて展開していくのに対して、BGMはどこまでも同じことの繰り返し、みたいな。
(いろんな種類がある。あくまで、私のなかにある大まかなイメージの話でござんす)

 語弊があるかもしれませんが、劇伴は目立ってもいいけれど、BGMは目立ってはいけないんですね。

 劇伴にも日常系の曲は含まれていて、それはやっぱり目立たないように単調な繰り返し……なんだか悪口になってないか心配なんだけども、場面の状況・空気感を表しつつ、良い意味で主張が弱いんだ、バトルシーンなんかに比べると。

 んー。

 劇伴は、前々から作れるようになりたくて、”架空の映像作品に音楽をつける”ことを妄想したりしておりました。

 BGMはというと、「主張のない音楽(癖がない曲)」を作らなければならないと思い込んでいる節がありまして、したらば、歌ものを作るときに考えていることと真逆のことをしなければなりません。

 とてもできる気がしなかったし、そこに楽しさも見出せていなかったから、やる気も起きませんでした。

 そんな私に転機がー!ッ


 いやぁ、どこから説明したらいいのでしょうか。。。

 かれこれたちますが、宝鐘マリンさん(以下、船長)の配信を聞くようになりました。

 使われているBGMが、船長のオリジナル曲『Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆』のインストバージョン(ほのぼのアコースティックアレンジ的な)であることに気づいて、「そっか、歌ものもBGMになれるのか」と。
(劇伴にも、主題歌を元に作られた曲はあるし、そりゃそうだよねという話ではあるのだが、腑に落ちたのは、このとき)

 プロの技だ
 オリジナル曲を作ったときに、インストも一緒に作ってもらうのかな

 そう思っていました。

 ……いや、まさかのこれ、FA!!!!ッ
(こちらがFAの本家だと思って貼っておるのですが、間違っていたらすみません。←FAに本家というのも変な感じだけど、オリジナルのFA、野生の公式……日本語って難しい)

 配信中(雑談枠など)、ずっと流れているから、もはや曲を聞いているだけで船長の話している姿が浮かんで幸せな気持ちに、、、

 私が勝手に思うところの曲を作る立場からして、配信者が使うBGMのゴールのひとつは、これだと思います。

 誰でも使えるBGMではなくて、その人専用のBGMを作る場合は特に。
 これが命!ッ
(※個人の感想です)

 目指していきたいんだワ。


 創作活動をするのに、大なり小なり、人それぞれ様々な目標を持っていると思います。

 鏑木が音楽に興味をもって、ひとまず、曲と呼べそうなものを作れるようになったころ、自分の好きなアーティストのひとりがボカロ曲を好きな人で、カバーアルバムをリリースしていました。

 当時、脳内がお花畑だった鏑木さんは、密かな目標のひとつに「いつか、この人に歌ってもらえるボカロ曲を作るぞ」ってなことを掲げてしまったのでした。
(自分の作りたい曲を作り続けた結果、その人のところまで届くことがあったら、めっちゃ嬉しいよねという妄想である)

 紆余曲折ありまして、その人はこの世を去ってしまい、もう絶対に叶わない夢と成り果てました。

 亡くなり方も含めてショックで、かなり落ち込みまして、日常生活もしばらくおぼつかないような、でもお腹が空いたらご飯を食べてしまうし、他のアーティストの作品を見て泣いたり笑ったりできてしまうし、それでいて、何か、引っ掛かりがある状態がしばらく続きました。

 いろいろ考えたけれど、結論、「実現するために不確定な他人の要素が不可欠な夢は抱かないようにしよう」と思うことで落ち着きました。
(当たり前のことな気もするね。No more他力本願……いや、ちょっとニュアンス違うんだけども、なんと言ったらいいのかしらね)

 そのときの私には、必要な考え方だったし、ずっと持っておくべき視点だと思う……何かができないこと、上手くいかないことを”他人のせいにしない”意味も含めて。

 んー、何が言いたいのか、わからなくなってきた。笑

 速攻で自分の発言と矛盾するのだけど、最近、特定の個人のために作品を作る機会(主にFA)が増えて思うことがあります。

 人のために何かしようとするのって、良いことかもしれん。
 相手にとって良いというより、自分のために良いこと。

 人を信用できなくなる出来事が重なった時期もあり、「他人が喜ぶことなんかしたくない」と極端なことを思ったこともありました。

 しかしまぁ、やはり、こちらが意図していようと、してなかろうと、自分の行動で、一瞬でも誰かが喜んでくれたり、楽しんでくれたりした事実があると、そっと心に明かりが灯るような嬉しさがあります。

 それなしで生きていくのは、何かと不自由かもしれん。
(真っ暗闇だよ!)

 漠然と「人に優しく」みたいな、大きな概念としての”人間”との関わりはなくさないように気をつけてきたつもりだけど、もっと”人”を見て、考えて行動できるようになりたいと思いました。

 ちょっと、今更ではあるのだけど。笑
(ここ数年は特に自分のことだけで必死だったのよ。余裕なんて1mmもなかった。生きるので精一杯……今もそんなに変わってないけど、ちょいとゆとりができた)


 どうして、劇伴とBGMからこんな話になってしまったんだ……?←

 まぁまぁ、人生とは、謎のタイミングで無関係に見えていたことが収束していくものですよね〜
(四半世紀くらいしか生きてないやつに人生語られたくない←人生百年時代)

 あの、長々書いてきましたが、自分がFAで作ったBGMを枠主(Vライバー)の方が使ってくださったのが嬉しかったという話でございました。笑
(メロディだけじゃなくてベースの音とかも拾って口遊んでくれているの、嬉しすぎる)

 オリジナル曲を投稿すると、コメント欄やDMなどに感想を送ってくださる私のリスナーさんがいらして、とても嬉しくて、ずっと励みになっているのだけど、目の前で曲を聞いてリアルタイムで反応をもらう機会って、これまでなかったので、とても新鮮でした。

 いつかライブ(曲を披露して、集まったみんなでタオルなんかを振り回せるやつ)をしてみたいと、本当に、心から思うきっかけになりました!ッ

 まずは曲を作りなさい。
(はい……)

 圧倒的実力不足なので、現状では完全に夢物語ですが、デケェ夢を描いておくのは、自分の状態と合っていれば、精神衛生的によい。

 ということで、頑張っていくよー!
(無理やりまとめました)

 ではでは〜



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