#401 えぇいや゛

 こんにちは、鏑木澪です。

 絵を描けるようになりたーい!ッ
(ずっと言ってるね←)

 なにかとアートワークが必要な場面があります。

 描ける人にお願いするか、本当に自分で描けるようになりたいんだったら、ちゃんと勉強と練習をするべきです。

 ……なんにもやっとらん。


 私が作りたいものを「音楽」「小説」「イラスト」とした場合、

 入力(消費)した時間:小説>>>>>>イラスト>音楽
 学習(座学)した時間:小説>>>>イラスト>>音楽
 出力(生産)した時間:小説>音楽>>>>>>>>イラスト

 体感、こんな感じです。
(すごく大雑把。自分が認識できている範囲で比較すると、音楽にかけてきた時間は、他の2つより少ないと思っている。単純に興味を持つのが早かったものと遅かったものの差である)

 自分が”完成”と思うところまで運べた作品数でいえば、音楽が比較的多く、小説は書くには書いているけれど、短編が少しあるだけで長編を仕上げられたことがないし、イラストはそもそも単体で消費してもらえるものを描く意思が弱くて……ここ数年は、曲をリリースする時以外で絵を描くことも、単一作品として仕上げることもありませんでした。

 上達するわけがない。。。


 昨日、Neg先生の動画を観ていました。

 光の魔術師と呼ばれたりする喋る手、イケボ(情報量過多)。

 先生の絵を全て見たわけではありませんが、こちらの『魔神の手』という作品が特に好きです。 

 ご自身の姿を手にされるくらいだから、好みのモチーフなのでしょうが、人物を描く際、顔の次くらいに重要なパーツでありながら表現が難しいものをこんなに沢山、、、ハァ、恐ろしい。


 絵が上手い人ほど、”描き始めた時(初期段階)から全身を描く”という都市伝説(←私が勝手にそう思っている)がありますが、見事に当てはまっています。
(『20代から絵を描き始めてプロイラストレーターを目指すまで』参照)


 私は現在、とにかく「絵が必要だから無理やり描いている」状態です。
 いかに描けないところを描かないか、描かずにすませるかを考えています。

 上達するわけがない。(この記事、2回目の発言)

 誰か、私を「絵を描かないと出られない部屋」に閉じ込めて!ッ

 今現在、私の優先順位は、音楽>小説>>イラストです。
 イラストはおまけレベルで、正直、必要ないなら描きたくありません。

 だって、下手過ぎて見るに耐えないんだもん泣

 しかし、音楽にしろ、小説にしろ、ジャケットや表紙が最初に人の目に留まることが多いです。そこから興味を持ってもらわなければ、開いてもらえないので、内容を知られることはありません。

 ……なんだか、結果的に私のリスナーさんたちは、あまり絵を重要視していないのではないかと思う出来事がいくつもありました。
(「こんなサムネでも曲を聞いてくれるのね!」と驚いたんだ)

 甘えちゃうじゃん、もっと厳しくしてよ!!!←責任転嫁しなさんな
(私の絵を褒めてくれる人もいたよ、ありがとうね)

 そう、イラストを描けるようになりたいのは、私のわがままです。

 もし、私の好きな歌手が歌と同様にプロレベルのイラストを描けたなら、それは喜んで見ますが(そうでなくても見たい)、”歌手”と認識している以上、「今後の活動は、イラスト1本に絞ります」なんて言われた日には、かなり寂しい気持ちになります。

 歌ってよー! ってね。笑

 その人がしたいことを楽しく続けてほしいと思いながらも、「特にこれをしている姿を見ていたい」と思う心は芽生えてしまいます。


 私は、”make me one with everything”、でいきたいのよ。
(禅僧がホットドッグ屋さんで「全部入りのにしてくれ」というジョーク。ただのトッピングについての話のはずが、「個にして全、全にして個」的な意味にもとれてしまい、無駄に仰々しいのが面白い)

 ……なんの話?
(大きくて小さい話。笑)


「絵を描けるようになったら人生が変わる気がする」みたいなことを言いながら、何年経ったんだか、本当にやる気があるのだろうか私は。

 小説の内容、曲の雰囲気を動画やイラストに変換して記憶していることがあります。
 文字や音で出力する前、私の頭の中にあるアイディアもそういう状態のことが多いです。

 それを頭から取り出して、人に見せられたらすごく楽しいだろうなって思うの。

 実際、私の頭に浮かんでいるものは明確な色や形をしていないから、仮に脳内のイメージをそのままプリントアウトできる技術があったとしても役に立ちません。
(イラストレーターが「頭の中には完璧なイメージがあるから、そのまま印刷してほしい」と発言するのを聞くことがあるから、こんな言い回しにしてみました笑)

 取り出せるものがないんだわ。
 イラストに関しては、「とりあえず描く」のハードルが高すぎる。

 私の心持ちなのはわかっています。
 どうして、イラストの下手さは、こんなにも許容できないんだろうね!ッ

 頑張ってバカにならなきゃ。
 あたし、天才!!ッ←聞き流してやってください。

 しゃあ、今日は絵を描くぞー!
(あのね、曲ができていてもジャケットがないとリリースできないの←四苦八苦していろいろ試した挙句、20秒くらいで描ける抽象画もどきに逃げるのやめたい。でも、あれはあれで好きなんだよな、個人的に)


 あ、余談ですが、デジタルイラストの技法として学んだことが、案外、音楽制作の役に立っています。

 音の色や配置をイメージしやすくなりました。
 問題解決に対してのアプローチ、技術面だけでなくメンタル面でも、イラストを描く際の考え方から学んでいることが多いように感じます。

 不思議だァ。

 ではでは〜


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