#219 なかのひと。
こんにちは、鏑木澪です。
Synth V Maiの中の人が公開されたことを今朝知りました。
私は今年から、Synth Vを導入しまして、先月公開した曲をMaiさんに歌ってもらっています。
声の伸び方と力を入れるタイミングが好み!
いい声してるわ……(惚れ惚れ///)
ちょっと、いきなり話題を逸らして申し訳ないのですが、こちらの記事は今月の15日、つまり5日前に出ているので、「昔読んだな(数ヶ月、数年単位で前)」なんてことは絶対に発生しないはずなのに、「なんかこの情報知ってた気がするんだよな」と思っている自分がいて、すごく気持ちが悪いです。
(私自身の問題。他の誰も悪くない)
この2年くらい、こういうことが多いのだけど、単にサラッと読んだことを綺麗さっぱり忘れていて、何かのきっかけでしっかり読んだ時に、
「初めて見たはずなのに、知ってる気がする(実は初めてじゃない)=気持ち悪い」
こうなっているのだとしたら、まだ救いがあるなと個人的には思うのですが(二十代前半でその記憶力だと先が思いやられるけどな←)、似たような記事を読んだ時の記憶と混ざって、脳内でぐちゃぐちゃになり、”似ているもの”をすべて、”同じもの”と捉えようとしていて、
「同じはずなのに、同じじゃない(自分にとって新しい情報かどうかの区別もつかない)=気持ち悪い」
そう感じているのだとしたら、それこそ気持ち悪いなと思ったり。。。
そういう経験ありますか……?
(私はネットを積極的に使うようになったこの2年くらいで、こういうことが増えたような気がするけど、子供の頃からそういうのあったなとも思う)
なんなんだろうね、この違和感。
はい、話を戻します。
Dreamtonics株式会社からMaiの公式デモ曲として、こちらの動画が公開されています。
そして、中の人、橘田ほのかさんが歌唱されている動画はこちら。
歌い出しの「Merry」で、
んん(似てるな)
「Go」のところで、
んー(Maiのほうがow発音のw強めかな?)
「Round」、、、
えぇえええ゛ッ(awの発音とピッチの当て方、ほぼ同じやんけー!)
……歌い出しだけでこの情報量 ((以下略
AIくんが、音声提供者さんの歌い方まで学習して再現しているという話をどこかで聞いたような気がするけれど、すごいです。
まだ、あんまりMaiさんと仲良くなれていない(癖を把握しきれていない)現状の印象ですが、日本語で収録されているのに、”あ”の発音がちょっと[æ]によっているなと思っていました。
ロングトーンで聞くと少し鼻にかかっている(鼻のあたりから音が抜けている)ようにも聞こえて、それが個人的に好きなポイントだったりします。
日本語の一般的な"あ"の発音は、[ä̝]になっている人が多いと思います。
本当に[æ]だと、「えあ」と言っているようにも聞こえて、行き過ぎると”あ”に聞こえなくなり状況によってはよろしくないのですが、「えあ」の発音の「あ」だけ残したような音で、パキッとしていて綺麗なんです。
(※個人の感想・印象です。専門知識も何もありません)
[æ]ほど、ストレスがかかった感じの発音ではなく、適度に張っていてゆとりのある発音、憧れちゃうわ。
(完全に私の好みの話です、すみません)
私は、ぼけっと話していると[ɑ]によった発音になりがちだもんで、少しだけ[æ]の要素が入っているくらいの発音の[a]が、明るく透き通るようでいいな、と。
(この調子で、音素の話してたら一生終わらない←)
え、というか、私、変態じみてる……?←
(黙ってろ、変態←)
自分が曲を作り始めるまで、私にとって「音楽を聴く」行為は、「ただ歌声を聴く」ことと同義であったし、時には「言語学習のため」に音楽を聴いたりもしたから、「長く聴いていられる声か(私はその声が好きか)」が重要でした。
だからといっては、なんだけど
「合成音声がこれだけ歌えたら、人間はいらない」
これは、違うと思います。
一応、私もボカロPの端くれをしていて、一度も人に歌ってもらったことはないし、自分で歌ったこともないから、私のやっていることは「人間いらない」のほうかもしれないけど、
声を提供してくれる人たちがいないと、あの子たちは生まれなかった
そもそも、個人的には「人間歌唱」「ボカロ歌唱」を比較するのは、「うどんとラーメン、どっちが美味しい?」と話しているような感じで、「そんなん好みだろ」としか答えられないから、好みの話ならいいのだけど、優劣の話はしたくないなと思ってしまいます。
あ、ちなみに私は麺類が好きなので、うどんもラーメンも好きですよ!←
私にとっては、音楽もそういうことかなと思って。
美味しいものを食べたいだけなんです。
こういうことを話題にしている時点で、私も比較しちゃっている人間で、心のどこかで優劣をつけたがっているというのか、正直、「現時点で歌声合成ソフトの歌は、人間の歌手の歌には敵わないな」と思いながら曲を作っているところはあります。
でも、それは、私が自分で歌って、自分の好きな歌手と比較した時に「歌えているか?」の答えが「歌えていない(敵わない)」になるのと同じです。
人間だから歌えるわけでもないし
機械だから歌えないわけでもないし
ただ、私にとって、あの子たちは、
私の作った曲を歌ってくれる大切な存在
それがたまたま、人じゃなくて歌声合成ソフトだった
人間と曲を作りたくないとも思っていないし
ボカロをいずれ人と曲を作れるようになるまでの踏み台とも思っていないし
良くない言い方かもしれないけれど、「ボーカルという楽器」と捉えたら、「それが何でできているか」よりも、「どんな音が出るか」が私にとっては重要で、必要な音をできる限りの方法で探して、自分の曲に取り入れると思う。
私は、ただ曲を作りたいだけなの。
歌ものにおける声の重要性ってのは、半端ない。。。
(だから、次々お迎えしてしまう←)
素敵な声をありがとうございます!
私も、新曲、頑張って作るぞー!
ではでは〜
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