『斑』 歌ってみました!
こんばんは、翠映です。
歌ってみた12曲目!
傘村トータ様の『斑』を歌わせていただきました。
(なんだか、以前にも使ったような色味になってしまいました笑)
素敵なご本家様はこちら
はっとする、直球な歌詞が印象的です。
初めて聞いた時、「そのまま言っちゃうんだ、それ」と驚きました。
わりと気持ちがしんどい時期だったから、綺麗事はたくさんだよと言いたくなったし、本当にそうだったら世話がないんだよと、汚い感情も湧いてしまいました。
それでも、「誰かに言ってもらいたかった言葉」ではあったから、愚直に表現されていることで、2回、3回と聴くたびに「そうだったらよかったのにな」と……しこたま泣きました、あの晩は。
以前、インタビューで言葉選び(作詞)について傘村さんがこのように回答されているのを目にしました。
それができるのは心の強さだよな、と思います。
はっきりしたわかりやすい言葉は、それ自体に善悪などないのだけど、威力があるから、躊躇してしまって私は使いにくい、できれば使いたくない現状です。
初投稿、どの曲にしようかと直前までかなり悩んでいました。
自分の人生において、初めて歌を録音してオケと混ぜたのが、傘村トータさんの曲でした。(……今回の曲ではないのだけど、)
約3年前のことです。
急に思い立って深夜、当時一人暮らしをしていた部屋で、仕事のMTGを録音するために入れていたアプリを使って、1曲、スマホで録りました。
……無理だ、私は歌える人間じゃない
率直な感想はそれでした。
「思ったより綺麗に録れてる」
「ちゃんとした機材があれば違うのかな」
「練習したらもう少しは上手くなるかも」
「歌えたら楽しいだろうな」
同時に、他にも様々な感情が湧いてきました。
歌ではないものの、自分の声を使うことは以前からしていたし、それこそ仕事のMTGでは、私も発言していたから、直近でも録音された自分の声は聞いていたはずだったのに、
いつの間にこんな声になっちゃったんだろう
すごく嫌な声だ
そう思いました。
声そのものがどうのというより、声に乗っている雰囲気、感情のようなものが、とても醜く感じられて、「ボカロは綺麗でいいな」、と。
恐ろしいのは、自分がそこまで荒んでいることに気がついていなかったことです。
当時学生で、職員と共に学内業務を、実習という体で働いていました。
(んー、ものすごくブラックでした、いろいろあった、よく生き残った。不幸自慢をしたいわけじゃないので、軽い気持ちで読んでください……! 軽い気持ちで書いているかと言われたら、ちょっと違うけど←わかりにくいわ)
寝られないし、ご飯食べられないし、汚らしい話で申し訳ないけれど、血尿はでるし、40度を超える熱でのたうちまわったこともあったし、それでも何食わぬ顔で働いて、私が一生懸命考えて作ったものはいつも知らないうちに他人のものになっていて、誰にも気づかれなくて……毎日しんどかったのに、授業を休んでまで仕事をしていました。
私がやらなきゃいけないって、信じてた。
別に、誰でもよかっただろうにね、相手側からすれば。
この頃に育ててしまった負の感情は、この先、何年、何十年経とうと消える気がしません。そういう意味でも、絶対に私の中にある「以前の声」には戻れないのだろうけれど、ここ数年で変わったところはあるから、また少しずつ自分がいいなと思えるところに近づけていきたいです。
他にはどんな意味があるんだい? ちゅうて。
私は喉の耐久値が低いのー!
昔、痛めちゃったからー!
現在、絶賛、声、カスカス、喉崩壊中です。
(だから言ったのにと思っているリスナーさんいらっしゃるよね。ごめんなさい)
今回アップした音源は、いよいよ声が出なくなる前日に録りました。
「これじゃあ、生きていけなそう」とか言わないでね。笑←
(わりと事実ではある)
ぜひ原曲のIAちゃんの素敵な声で聴いてください。
しっかり休んで、早く治します!
健やかであれ!
それでは、また〜
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