不完全恐怖?
最近の主な症状。
調べてみた限り、不完全恐怖というものだろうけれど、結局まだ病院には行っていないので憶測でしかない。
好きなものに対して症状が出る。
これが辛い。どうでもいいことに対して出るならまだマシなのに。好きなもの、ことに対してばかり出るから、好きなことを純粋に楽しめない。好きなことが苦しみの引き金になるのは本当につらい。
苦しみたくないから、最近は好きなもの、ことから逃げている。なるべく視界に入れないようにしている。
そんな中、最近とあるアニメにハマった。
作品自体、というより、作中に出てくる一人のキャラクターが好きになった。
中性的な美少年、という感じのキャラクターでとてもかっこいい。
最初は普通に見て、楽しんでいた。
あーかっこいいなぁ、素敵だなぁと。
でも。また、案の定、出てしまった。
不完全恐怖。
もう、本当。嫌になるね。
好きだからこそ、私が求める、完璧な理想像であって欲しい。
私の中で、こだわりポイントがあって。
それはキャラクターの顔のパーツの一部分なのだけど、そこが、こうでなければならない!というある強いこだわり・執着がある。
そこをクリアしていなければ、完璧にかっこいい、美しいとは言えない。それがものすごく嫌。
その思いから繰り返される確認作業。
何度も巻き戻して、じぃっと見る。一時停止して、じぃっと見る。画面を縦にしたり横にしたり色んな角度から眺めて確認。
実際、このキャラクターは大方、クリアしているのだ。ほとんどの場面で私のこだわりポイントをクリアしている。かなり美しいキャラクターであると思う。
それを分かっていながら、尚、確認は終わらない。見るたびに、不安になる。
クリアしているように見えただけで、本当はクリアしていないのではないか?とか。
ここはなんか、曖昧な感じがする…嫌だ、とか。
はっきりと、クリアしていると実感できる時は、その美しさに嬉しくなる。
けれども、今度はそのこだわりポイントを見ることに意識を集中させすぎてしまい、結局、普通にアニメとして楽しむことはできない。
もはや、視聴ではなく検品作業のようだ。
そうするともう、この辛く、苦しい検品作業なんかしたくない。→見るのがしんどい。となる。
あぁ、もう、本当嫌。
それなのに、受診して、薬を飲んで、楽になることを心が拒否してしまう。
楽になりたいのに、楽になりたくない。
純粋に楽しみたいのに、こだわりを捨てたくない。
やるせなくて、どうしたらいいのか分からない。
いっそ、何も感じなくなれれば、ラクなのかもしれない。
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