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リアル・ジョージアにて〜街編その2〜
蚤の市にも2つ行った。
一つ目はドライブリッジマーケットで、旧ソ連もの雑貨、レコード、ハンドメイドの民芸品や絵画、陶器など何でもあるのだが街の中心地に近いためかやや値段高め。わたしが行った日は天気が悪く店も少なかった。もう一つは少し離れた地下鉄駅前のサムゴリ・バザール。肉や野菜などの食料品エリアと別に日用品、工具、古着、そしてアンティークの広いエリアがある。結構セレクトされたものもあれば謎のオブジェや限りなくゴミに近いものも混在してて面白い。スーパーの商品でもそうだが、ジョージアは小国で独立後の年数も浅いためかmade in Georgiaの工業製品というのは意外に少ない。古い陶器などもやはりロシア製やチェコ製のものが多かった。
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トビリシでは古本屋も数軒行けた。表通りから奥の中庭のほうに入った目立たない所にあるのが多い気がする。やっぱりロシア語の本やポスターが多い。
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知らない土地の図書館に行くのも好きなので市営図書館に行ってみたがこれはイマイチだった。入るのに市民以外はチケットが要る上にパスポートの写しや電話番号なども必要。入ってもたびたびそれを確認されて完全に不審者扱いだった上に蔵書数少ない。絵本の部屋で、うちにある絵本のジョージア語版を見れたのは楽しかった。
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トビリシはムトゥクヴァリ川を挟んだ渓谷に沿って栄えている。旧市街からロープウェイでナリカラ要塞まで上ると街を一望することができる。さまざまな様式の古い民家や教会に混じって斬新・モダンな建物もある。そんな混ざり具合も居心地の良さにつながっている気がする。
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あと、とにかく至る所にイヌネコがいる。最初は喜んで見つける度に写真撮ってたけど面倒くさくなってしまった・・ほどいる。イヌは狂犬病ワクチン済とかの印だろうか、シュタイフのベアみたいに耳タグをつけてる子もいた。何もない子もいっぱい混在。みんなのびのび。
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ジョージアは国旗の十字架が示すように古くからジョージア正教会がメインの宗教であちこちに様々な様式の教会や修道院がある。大きな教会に入ったらちょうどミサが始まるところだった。高い吹き抜けにこだまする聖歌の歌声はポリフォニー(ジョージアの伝統的多声合唱)っぽくて、さすが、と聴き入った。その後信者さんが並んで順番に聖水とパンを授かっているのを見る。前にどこかで見た時はパンはほんのカケラだったのが、ここのパンは1人1個づつ、手作りっぽくタッパーから出され、結構大きい。しかも月餅っぽい。ちょっとあれ欲しいなあと思ってたら、願いが神に通じたのか列が途絶えたあと観光客らしき人たちももらっているではないか、私もすかさず駆け寄って最後の1つを頂いた。
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こんなふうにトビリシでの日々もあっという間に終わり、気づけばオオサカに居る。郵便局から自分宛に出した絵葉書も2週遅れて無事届いた。
数年前の妄想から始まった旅がこうして実現できたけれど、これもまた妄想の一部だったような気がする。そして今、もう再訪したい自分がいる。
〜読んでくださってありがとうございます。このnoteを通じて少しでもジョージアに興味を持っていただけたら嬉しいです〜