リアル・ジョージアにて〜山編その2〜
翌日のランチではレイラさんにヒンカリ作りのワークショップをしてもらった。ヒンカリは小籠包みたいに中のスープが美味しい水餃子みたいなもの。モンゴルから伝わったという説もある。トビリシの「街ヒンカリ」はハーブやニンニクを使うのに対しシンプルに塩と胡椒で食べるのが「山ヒンカリ」で形もちょっと違う。一日に500個作ることもあるというレイラさんの手からは手品のように超速で綺麗な形の山ヒンカリが出来ていく。茹でたて熱々を手で摘んでハフハフと中のスープに溺れた。
再び村を歩く。昨夜けっこう雨が降ったので木々の緑がいっそう鮮やか。ぬかるみや水たまりを飛び越えての散歩というのも久しぶりのことで楽し。「ガマルジョバ」が口からすらっと出てくるようになった。
後ろ髪引かれまくりつつパンキシを出発、トビリシへ向かう。途中アクメタという小さな街の荒物屋でヒンカリを抜く木型を買う。(私は荒物屋に弱い、どこに行っても絶対入ってしまう。)店主のお婆さんはしっかりしていて麺棒も買えば安くするよと言ったがその手には乗らない私なのだ(笑)
別の店ではハチミツ(自宅養蜂の)とトイレットペーパー6巻セットをラベル買いする。
アクメタのバザールはもうほとんど終わっていたが八百屋でトケマリ(ソースを作る梅みたいな青い実(そのまま齧ってもおいしい)を買って店主親子に写真を撮らせてもらう。
そのあと、クマとオオカミとイヌのシェルター施設にも立ち寄る。催促するクマにトケマリを投げるが、見るからにしぶしぶ食べている。こんなことなら林檎を買っておけばよかった。
犬舎には「ホームレス犬・里親募集中」の札が。ってことは辺りをふらついてるイヌも一応誰かが飼ってる?よくわからないけど、みんなと目が合いみんな連れて帰りたくなった。
夕刻首都トビリシに入る。都会だ。
〜リアル・ジョージアにて〜街編その1に続く〜