ブラシ（ペン）の移行

コミスタのブラシ（ペン）などのツールは、個別にクリスタへサブツールとして持ち込むことができます。
パターンブラシなどは、パターンの先端画像ごとクリスタで読み込めます。

コミスタからツールを書き出す

コミスタ上で書き出したいツールを選択し、「ツールオプション」右上のメニュー内の「ツール設定の書き出し」を実行します。

「ツールセットファイル」は「.tos」という拡張子のファイルになります。

「.tos」ファイルをクリスタで読み込む

「.tos」ファイルは、最初期のクリスタでは読めなかったのですが、現在のバージョンのクリスタはそのまま読み込むことができます。

サブツールを読み込みたい「サブツールパレット」を開いて、パレット左上メニュー内「サブツールの読み込み」を実行します。

コミスタから書き出した「.tos」ファイルを選択して開きます。

クリスタのサブツールとして読み込めば、以降普通に使えます。

直接サブツールパレットにドロップする

エクスプローラーなどから、任意のサブツールパレットに直接「.tos」ファイルをドロップしても読み込むことができます。

設定を変更する

読み込んだサブツールも、選択して「ツールプロパティ」で設定の確認や変更ができます。

「ツールプロパティ」パレットは、右下のスパナアイコンから「サブツール詳細」ウィンドウを開くことができます。サブツール詳細にはたくさんの設定項目があります。
パターンブラシの場合は、「ブラシ先端」の項目で先端形状の確認や変更ができます。

パターンブラシの先端形状

パターンブラシなど、「先端形状」として画像を使用しているブラシの「先端形状」画像は、読み込んだときに自動的に「素材」パレットの「ブラシ」フォルダー内に「画像素材」として読み込まれています。

この画像素材は、「素材」パレットの他のフォルダーに移動させても大丈夫です。
ただし「素材」から削除してしまうと、この画像を使用しているパターンブラシの先端画像はなくなってしまいますので、削除はしないようにご注意ください。

この先端形状の画像は、素材パレットからキャンバスにドロップして「画像素材」として使用することもできます。

移行ツール素材の注意

パターンブラシ以外にも、基本的に描画ツールを書き出した「.tos」ファイルはクリスタのサブツールとして読み込むことができますが、コミスタとクリスタではツールの設定項目などがかなり違うため、「ペン」などを移行させても、コミスタと全く同じ描き味をクリスタで再現するのは難しいです。
移行後「ツールプロパティ」で設定を調整して、好みの使い勝手を見つけてみてください。

パターンブラシも、設定項目がかなり違います。色々試してみてください。

また、コミスタから書き出せる「.tos」ファイルでも、例えば「スピード線化」ツールなどはクリスタでは対応できるツールがないため、読み込むことができません。すべての「.tos」がクリスタで読めるわけではないことはご注意ください。

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