トゥルムからの日帰り旅行 チチェン・イッツァに行くバス、入場方法、おすすめランチまとめ【前田家の世界一周】
メキシコは古代文明の宝庫です。メキシコシティへ行った際にはテオティワカンを訪問しました。トゥルムに滞在している間にも、別の遺跡が近くにあるとのことで、日帰り旅行をしてきました。トゥルムにも実は遺跡があるのですが、今回行ってみたのはチチェン・イッツァと呼ばれるところです。
チチェン・イッツァとは
チチェン・イッツァは、メキシコのユカタン半島南部に位置し、マヤ文明の遺跡として知られています。1988年にUNESCOの世界遺産に登録されました。
文明が存在していた場所なので、遺跡も1つではなく複数あり、見どころたっぷりです。特にピラミッド型のククルカンの神殿、球戯場、セノーテ、天文台が最も知られています。
そういえば、学生時代にマヤ文明について学んだことを思い出しました。その際に、球戯場と行われていたデスゲームに近い球技について学び、衝撃を受けた記憶があります。昔は、生贄になることが名誉だったため、球技に勝ったら生贄になれるという結果。クレイジーすぎるやろ。そんな残酷でもある歴史を目の当たりにすることを、ちょっとワクワク←していました。
トゥルムからチチェン・イッツァまでは約150kmの距離であり、バスで約2時間半ほどかかります。
トゥルムからチチェン・イッツァへの行き方
チチェン・イッツァツアーも多く出ていますが、今回はバスに乗り自力で行くことにしました。
ADOバスがトゥルム→チチェン・イッツァ行きを毎日1本運行しています。2023年11月に行ったときは、以下のスケジュールで運行していました。
・行き:9:37AM発
・帰り:4:00PM発
ちなみにチチェン・イッツァのターミナルは遺跡の駐車場内にあるので、とても便利です。
チケットの購入方法
ターミナルの窓口で買うこともできますが、その場合は事前に現地で購入することをおすすめします。私たちが乗った際は、席がほぼ埋まっていました。当日に買うと、席が売り切れている可能性が高いかもしれません。
売り切れの可能性を加味し、私たちはオンラインで購入しました(ADOのチケット購入サイト)。
ちなみに行きのADOのバスの中では、映画「ピッチ・パーフェクト」がスペイン語で流れていたので、ノイズキャンセリングのイヤホンがないと寝れないところでした。帰りも別の映画が流れていた気がします。静かなバスでも良いんだけどな。
入場について
駐車場に着くと、歩いて1分のところに入場ゲートがあります。チケットの購入窓口も同じ場所にあります。
チチェン・イッツァの入場料は、一言で言うと高いです(雑)。細かく言うと、1人614ペソ=5,300円くらいです。しかも、実はこの入場料は2つの入場料の合計(国と州に支払う)なので、実際に支払いをする際には2つのブースで分けて支払います。めんど!!!
クレカ支払いOKですが、身分証明書の提示を求められました。我ら2人ともパスポートを忘れてきたので一瞬ピンチだったのですが、レシートに直筆の署名をしたら何故か許してもらえました。
この写真のように、QRコードが書かれたチケットが複数渡されます。この先にあるチケットチェックのゲートで、それぞれを渡します。大きなレシートのQRコードは、スキャンされましたが、小さい方のチケットにあるQRコードは使わず、手で半分やぶられただけでした。QRコードの意味とは!
入場時には荷物チェックも行われます。一眼レフカメラを持ってくる場合は追加費用が発生するので、要注意です。
チチェン・イッツァ遺跡の中
遺跡の中に入るとディズニーランドのメインストリートのように売店が並んでいます。というか入り口だけではなく、遺跡内中に売店が並んでいます。もれなく全部のお店から話しかけられるので、最後の方は無視しちゃうくらいです(ごめんなさい)。
チチェン・イッツァ遺跡は、全体で10平方キロメートルくらいの大きさです。1番混んでいたのは、エル・カスティージョ(El Castillo)で、敷地の中のほぼ真ん中にあります。
エル・カスティージョは、ククルカン(別名:ケツァルコアトル)の寺院としても知られていて、太陽暦を象徴する記念碑だそうです。高さは24メートルくらいなので、テオティワカンのピラミッドと比較すると低めです。
記念碑の中で印象的だったのは、ふもとにあるククルカンの頭です。ククルカンとは、風と知恵の神として崇められていたそうです。エル・カスティージョに対する太陽の当たりようでは、ククルカンの頭の後ろに蛇の体が続いているように見えるそうです。マヤ文明、粋な演出しよる。
全体をゆっくりと歩いて回り、2時間くらいかかりました。
チチェン・イッツァは骸骨や蛇をモチーフにした遺跡が多く、戦士を讃える建造物もあったせいか、血の気が多い文明だったように思えました。
そして、私が楽しみにしていた球戯場です。
思ったよりも広くて壁が高い!そしてゴールとなる円形のオブジェクトは、想像よりも小さくてびっくりしました。このフィールドで駆け回って、ボールを蹴り上げるって相当タフなスポーツだった気がします。
ちなみに、遺跡の中に、アイスとチップスレベルのスナックが買える売店が1店舗ある程度です。行った日は曇りで、むしろ肌寒いくらいの天気でしたが、晴れの日だと日陰がないのでバテるかもしれません。そのため、持参で水筒のお水とスナックを持っていくことをおすすめします。
ツアーガイド、いる?
私たちはツアーガイドなしで入場し、見てまわりました。十分楽しかったです。しかし、公式に渡されるパンフレットなどは無く、遺跡の概要が書かれた看板も少ないので、ツアーガイドがあるとより良い経験はできると思います。
仮に当日ツアーをつけたいとなった場合は、入場ゲート付近で多くのガイドさんがお客さんを探しています。その場で誰かを雇うでも遅くはないです。
ランチは是非ここで
チチェン・イッツァ遺跡の入り口にレストラン1軒とカフェ1軒(スタバが飲めるけど、スタバではない)がありますが、やはり高いです。
そのため、遺跡から徒歩10分ほどのところにあるレストランをおすすめします!
場所:La Palapa Restaurante Tinum
ユカタン料理(メキシカン料理)が食べれるレストランで、値段も100ペソ〜150ペソと超お手頃です。
基本的には、ライス、ビーンズと肉系の何かが乗っているプレートです。量も多くてありがたい。
加えて、店員さんが北米イチ丁寧なのでは?と思う接客でした。私たち以外誰もおらず期待はしていなかったのですが、予想を遥かに上回る満足度を得ることができました。
あ、あと美猫がいます。
さいごに
チチェン・イッツァはトゥルムやカンクンに来た際に、ぜひ寄ってほしいと思える遺跡でした。各遺跡が割ときれいに保存されていますし、いくつもの建物を一気に見ることができます。
もし可能であれば、マヤ文明について事前にインプットをした上で行くと、更に楽しめるのではないかと思いました。例えば、天文台は、マヤ人がすでに太陽、月、星などから正確な暦を作っていたことを裏付ける建物だったりします。そんな文明の「凄さ」みたいなものが事前にわかっていると、感動もより大きくなると感じました。
ぜひ、行ってみてください!
\私はこんな人です/