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この旅でワースト3に入る宿と出会い、夫婦の絆を感じる【前田家の世界一周】

中央アジアを後にし、アブダビに来ました。

アブダビの旅行記は、別のnoteにたっぷり書きますが、その前にアブダビ初日にチェックインした宿が、この旅史上ワースト3、いや、もしかすると旅史上最悪の宿だったかもしれない話をしたいと思います。

でも、ただの愚痴noteではなく、そこから私たち夫婦の強固なパートナーシップを感じたこと。また、どうやってその関係まで辿り着いたかを考察します。

読んだ後、他人の愚痴を聞かされて嫌な気持ちになっちゃうnoteではないので、ご安心を!ただ、虫の描写(写真ではない)は出てきます!



史上最悪のAirbnb

深夜1時過ぎ、アブダビの最高に快適な空港を、最高に快適なUberで後にし、最高に広い道をブンブンと走り抜け、市内へ向かっていました。

アブダビ、最高やんけ〜!滞在が楽しみ〜!なんて思いながら、Airbnbにチェックイン。

該当のアパートではないですが、イメージはこんな感じの見た目でした

アパートは、建物内から部屋にで入りする集合住宅になっておりで、至る部屋の前に靴や洗濯物が並んでいました。部屋は建物の4階。エレベーターは無い。

この時点で、あれ、思っていたよりも雑多で、聞いていた話と違うぞ?と思い始めました。

部屋に入りました。

Airbnbのサイトより拝借

想定していた大きさの1/3くらいの部屋でした。おまけに、テーブルとワーキングチェアーがあると思っていたら、引き出せる椅子すが入っている鏡台になっていました。ん?

そして、ベッドの上、床、クローゼットの中。至る所に、ゴマサイズの黒い虫が大量にウゴウゴしています。

南京虫には見えないし、飛びもしないので、なんの悪影響も無い虫だと思いますが、ベッドの上で何匹も見つけた時に背筋に感じたゾクゾクは忘れられません。

キッチンは狭くて古い。ベッドリネンに染み。床と壁に謎の穴がいくつか空いている。あと、窓がない(これは私たちの確認不足)。

謎の穴

狭い、窓がない、そしてワーキングデスクが鏡台に代わっていた、などの設備面の不満は、まだ我慢できます。でも、大量に湧き出てくる虫は、やっぱりどう考えてもいただけない。

ここに、あと1週間滞在するのは、どう考えても無理でした。


強固なパートナーシップと、無言の数十分

この時点で深夜2時を周っています。

虫を退治する薬をそこらじゅうにまきちらし、夫がティッシュで虫を何匹も回収してくれました。でも、虫の数は減りませんでした。見るところ全てにいるんです。鏡台の引き出しの取手にある溝とか。こんなところにいるはずもないのに。

その間、私は別の宿を検索し始めようと心に決め、PCを取り出しWi-Fiに接続。夫とは会話をしていませんでしたが、彼の方でも、虫を取りながらスマホで検索をしていたようです。

無言でセッセとやるべきことをやり、良い宿に目星がついた時点で、夫から『Bookingのお気に入りに宿入れたから見て〜』と一言。

「あ、私も今入れたところ。見ておいて」

そこから夫が虫がそこらじゅうにいる証拠動画と写真を撮り、私がAirbnbのホストへ状況を連絡し、退室したい旨を伝え、泊まっていない日数分の返金について交渉をしました。

幸いなことに、Airbnbのホストは物分かりが良い人で、虫の状況を説明すると驚いてはいましたが、未滞在分は全額返金をしてくれることに。レスも早い人だったので、夜中に決着がついたのも助かりました。

2人が選んだ宿も3件中2件が同じで、入室して20分も経たぬうちに、朝が来たら別の宿に行くことが決定。

夫と2人で長袖・長ズボン・マスクで、ベッドに真っ直ぐ「1」の文字を書くように就寝。深夜3時。

朝10時にはチェックアウトし、新しい宿へ。経験したくないトラブルですが、かなりスムーズに解決ができました。

新しい宿は、前の宿よりも高かったですが、立地、設備がよく
何よりも「清潔」でした。ムシ、イナイ。


この関係性まで辿り着けた理由を考察してみた

史上最悪のAirbnbからの脱出劇で浮かび上がってきたのは、私たち夫婦の「あ・うんの呼吸」の前段階かもしれない、「あ・うんのテレパシー」でした。

この旅を経て、お互いに自分たちの宿の好みを学びました。私は、虫が本当に苦手なので、清潔感がマストです。夫は、間取り(動線、光が入るか)と仕事環境を気にしています。夫が仕事をしながら旅をしていることもあり、宿の環境が快適であることは夫にとっては勿論のこと、それを頼りに旅をしている私にとっても重要でした。

あと、単純に宿が良いと、その国すべての印象が良くなる傾向も分かっていました。

例えばナミビアの宿はめっちゃ良かったです

宿が微妙なだけで、仕事が疎かになったり、旅の質を落としたくない。これは、2人で声に出して言ったことはないですが、今まで何ヶ国も旅をしてきて芽生えた、前田家の旅の主義なのかもしれません。

そして、不満なことがあったら、自分で何とかする!

話し合うまでもなく、お互いが旅に必要としていることを理解し、適切な判断をして、その時にやるべきことを粛々と進められた結果が、20分の間で新しい宿の確保につながりました。


良いこと、悪いこと、嬉しいこと、ムカつくことを2人だけで経験してきた1年半です。2人だけで過ごす時間も長いです。色んな場所で、色んな経験を2人で共有してきたからこそ、スムーズに解決できました。一件落着。


\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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