アリゾナ州で鬼のマツケンサンバ【前田家の世界一周】
ご存知だろうか。Spotifyにある「5%の確率で暴れん坊将軍が乱入してくるマツケンサンバリスト」を。
そう、その日はラスベガスからグランドサークルへ向かっていた
ラスベガスに滞在後、東へ進みネイチャーを感じようと、私たちは車を借りてカリフォルニア州を出ました。ここからグランドサークルへ向かいます。グランドサークルとはネバダ州、ユタ州、アリゾナ州、コロラド州、ニューメキシコ州に存在する、アメリカの国立公園が密集する地帯のことを指します。
初日はラスベガスからアリゾナ州のフラッグスタッフという街に行くため、492km移動します。
キングマンの超アメリカンなダイナー
ラスベガスを出発して最初に休憩を入れたのは、キングマンという街でした。ルート66の街として有名で、そこらじゅうでルート66を推しています。
そんな街の中でも一際目立っていたのは Mr D’z Route 66 Diner です。1950年台のアメリカを意識したポップなカラーとインテリアが激カワです。
とても人気なお店で、お昼頃にはお店の中と外にある席が全部埋まっていました。メニューは、ザ・アメリカンなハンバーガー、フライ、ミルクシェイク、サンドイッチなど。私はハワイアンテリヤキバーガー(パイナップル入り、10.50ドル)を頼みました。お肉が超ボリューミーで最高に美味しかったのですが、一番美味しかったのはピクルスでした。
アメリカのスーパーではピクルスが瓶詰めズラーっと棚に並ぶくらいスナック感覚で食べている印象があります。多分、お漬物と同じですね。そういえば、中学時代の友達のお母さんが漬けてたピクルス、美味しかったなあ。
脱線しましたが、キングスマン、美味し楽しでした。
ヒストリック・ルート66
お腹がいっぱいになった後が、この移動のハイライトです。「ヒストリック・ルート66」を爆走しました。実は次の街であるセリグマンへ向かうにはもっと最適なルートもあったのですが、どうしてもルート66を通りたくて少し遠回りをしたくらいです。
私が見たルート66は、時が止まった場所でした。
ここはハックベリー雑貨店というルート66のお土産物屋さん兼ビジターセンターです。ハックベリーはもともとは鉱山の街で栄えていたそうですが、今はゴーストタウン。お昼に行くと情緒を感じますが、夜来たらホラー映画のロケ地になりそうなマジで何もない場所にありました。
もう使われていないガソリンスタンドやコーラの自販機があったり、昔の時間を思い出す場所でした。どんな人、何人の人がここで休憩してたんだろうな。
あ、もしこのお店に行くことがあれば女性用のトイレにぜひ行ってみてください。なぜかマリリンモンローのマネキンが1人用トイレの奥に立ってます。この気分を誰かに共有したい。結構ホラーだった。
ウィリアムズの渋滞
なんだかんだ3時間ほど運転し、フラッグスタッフまであと1時間ほどかなというところ。はじめて渋滞に巻き込まれました。そこで、助手席にいた夫が例の「5%の確率で暴れん坊将軍が乱入してくるマツケンサンバリスト」を見つけました。
5%、引いてやろうじゃないか。
このマツケンサンバリストには、我々が知っている「マツケンサンバII(ショートバージョン)」および、暴れん坊将軍のテーマの他に「マツケンサンバI」「マツケンサンバII」「マツケンサンバII(English ver)」「マツケンサンバII (READYMADESHOGUN)」「マツケンサンバIII」「マツケンサンバ4〜情熱のサルサ〜」「マツケン・マハラジャ」「マツケンパラパラ〜俺様ゲーム〜」「マツケン・アスレチカ」「マツケン・カレー」「マツケンでGO!」「手をつなごう〜マツケンx仮面ライダーサンバ〜」「マツケンEDM」が計80曲含まれています。書くの疲れた。
今回のルールとして、必ずAサビが終わるまでは聞いた上で次の曲へ移ることにしました。え?何のためのルールって?知りません。
最初はもちろん「マツケンサンバII(ショートバージョン)」が流れました。
私たち、5%という確率を舐めていました。結局フラッグスタッフの宿に到着するまで、暴れん坊将軍が出てこなかったんです。マツケンサンバIIをリピートで20回以上聞くことになってしまったので、今では、夫婦でAサビまで完璧に歌えるようになっています。
ここまで暴れん坊将軍が出てこないと、さすがに聞きたくなってしまうもので、到着する直前に無理やり曲を流しました。ちょっと、涙が出てきました。
https://www.youtube.com/watch?v=XEZZuZsgwVE
将軍様あああああ!!!!!