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異なる宗教の共存を見たネパール・カトマンズ【前田家の世界一周】

ポカラでヒマラヤ山脈を眺めた後(その様子はこちらのnoteで是非!)0、カトマンズに戻りました。滞在先の宿は、ポカラ前に泊まっていた場所と同じです。お気に入りの宿です。

カトマンズでは、色んな寺院を周る1日ツアーに参加し、主要なスポットをぐるりと周りました。



カトマンズツアーの内容

カトマンズツアーで行ったのは、この4カ所。

訪問先リスト
・ダルバール広場(パタン)
・パシュパティナート寺院
・ボダナート
・スワヤンブナート

朝9時頃から夕方5時くらいまでのツアーで、車で移動しては、1〜2時間ほどかけて名所を回るツアーでした。Viator経由で予約したプライベートツアーで、2,400 円ほど。プライベートツアーにしたのは、お値段的に良心的であったことと、プライベートであれば、他の人の時間を気にすることなく、ゆっくりと周れると考えたからです。

訪問先の数でツアーの時間や内容が変わるようで、4カ所と7カ所を巡るツアーがありました。軽く回りたかったので、今回は4か所を選びました。

ツアー会社はオススメできないため、ここでは紹介しませんが、4カ所を回るツアーに参加するのであれば、どのツアー会社でも訪問先は同じなので、4か所ツアーが気になる方の参考になると嬉しいです。


ツアーの1日はこんな感じでした

朝9時頃に、家の近くに乗用車が迎えに来てくれました。パタンの街は細い路地ばかりなので、パタン内の車移動は、歩くよりも時間がかかります。


1.ダルバール広場(パタン)

古代都市パタンの迷路のような路地に囲まれた場所に、ダルバール広場が広がっています。ここには、ネパール特有のネワール建築を象徴する宮殿や中庭、寺院が集まっていました。

ヒランヤ・ヴァルナ・マハヴィハルと呼ばれる、黄金寺院、テラコッタのタイルで作られているマハーブッダ寺院、タレジュ寺院、クリシュナ寺院などをまるっと見て回ることができます。

もはや、どの寺院が何だったか覚えていないくらい、密集していました(雑)。驚きだったのは、観光客でもなさそうな現地の多く方が、生活の一部としてお参りに来られていたことです。

日本って、なんだかんだ年末年始にしかお参りに行かないので、興味深い光景でした。


唯一「覚えている」場所は、パタン博物館です。

ここは、カトマンズ渓谷を支配した中世の王朝である、マッラ王の宮殿でした。ネパールの建築技術や、伝統芸術の素晴らしさを感じることができる場所です。

生贄の池っぽいけど、普通に水を汲む場所とのことでした

ここで良かったのは、古い建物中に入れることです。

下から見上げると宮殿の中は見えないけど、逆からは見えるようになっている壁の仕組みを、中から見ることができました。さすが王族が住んでいた場所です。

網目になっている窓から、カトマンズの街角を見ることができました。
向こうからは見えていない。

細部まで凝った建物の装飾で、見るところたっぷりでした。


2.パシュパティナート寺院

バグマティ川のほとりに佇むパシュパティナート寺院は、ネパールにおけるヒンドゥー教の中心的存在です。

バグマティ川は、実はインドのガンジズ川につながる川。ここもヒンドゥー教徒に繋がりが深い場所で、川沿いでお祈りを捧げる人もいれば、お葬式もここで行われていました。

お葬式の姿は、あまり写真に収めないように努力したのですが、写っていたらごめんなさい。

ヒンドゥー教のお葬式も火葬でした。川沿いで火葬が行われていて、その姿を身内の方が囲みながらお見送りをされていました。

私は、日本のお葬式がとても苦手です。得意な人はいないだろうけど。火葬が行われる際のスイッチ・オンな感じが、いつも胃が口から出てきそうな気分になってしいまいます。

川沿いで行われているお葬式を見て、同じ火葬でも、これだけゆっくりとお見送りをすることができたら、心落ち着いていられるかもしれない。後々、大変なのかもしれないけど。

生死の境目が、より隣り合わせにある感覚があった場所でした。実は、ここが1番印象に残っている場所です。

パシュパティナート寺院はシヴァ神に捧げられている

橋を渡ると、パシュパティナート寺院のエリアに入ります。一応、ここに入るためには入場料を支払うのですが、実際の寺院に入れるのはヒンドゥー教徒のみ。

シヴァ神のシンボル
この門の奥に寺院がありました

パシュパティナート寺院のエリア内は割と混んでいて、鳩がたくさんいたなー、くらいしか思えなかったのが正直なところです。

ただ、寺院の手前にある川沿いは、足を運ぶと何か感じるものがあると思います。


3.ボダナート

お次は、ボダナートです。世界最大級の仏塔として知られるボダナートは、街の中にどーん!と建てられています。

その周りには、観光客向けのレストランやお土産物屋さんと、普通の建物っぽいお寺も並んでいました。

時計回りにぐるぐる回す

宇宙を象徴する純白のドームのてっぺんには、ブッダの目が描かれた金色の塔が輝いており、街とその人々を見守る役割を持ちます。

カラフルなお花のお供え

ブッダの目はちょっとアニメチックで、宗教の建物なのに、なぜか親しみやすい雰囲気がありました。

ボダナートの塀の中には入ることができます。1周ぐる〜っと歩くことができて、近くで写真も撮れるし、ドームを近くで見ることができたのは楽しかったです。


4.スワヤンブナート

最後は、スワヤンブナートです。お寺エリアに辿り着くまでには、長い階段を登っていきます。結構疲れます。

ここは、別名「猿の里」と呼んでも良いんじゃないかと思うほど、お猿だらけです。しかも、ただの猿ではなく、賢いタイプがたくさんいます。ペットボトルの蓋とか開けていました。食べ物を持っていたら、確実に盗られるらしいです。

みんな休憩しながら登っていました

丘の上からはカトマンズの街を見下ろすことができます。お寺を見るだけではなく、景色も楽しめました。都会、じゃないんだなぁ。

真ん中には、先ほどよりも小ぶりですが、それでも大きなストゥーパが建てられていました。

そして、その周りには仏教とヒンドゥー教が一緒に使っているお寺もありました。

ネパールでは、仏教とヒンドゥー教のお寺があちこちに点在していました。宗教同士の争いを感じることはなく、お互いに共存しあっていました。私の勝手なイメージで、宗教はとにかく相反する部分があり、争いの種になりがちだと思っています。実際、それで争う国も後を断ちません。

しかし、ここでは、同じ国、いや、同じ敷地内にある同じお寺さえも共に使う。平和です。

右手前が、宗教が共存しながら使っている水子寺だそうです
お猿

カトマンズの特徴的な部分をざざっと見て回れた1日でした。良い国だな〜。


ネパールまとめ

カトマンズでは、昔からの文化を今でも感じることができました。ポカラでは、大自然を感じました。純粋というか、昔ながらというか、変わらない姿を大事にしている国で、素敵な場所でした。

なんか、良かったなあ。

Airbnbのイケメンホスト(中も外も)

次は、待望の「ベトナム」です!



\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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