仕事をせずに、旅をする選択肢【前田家の世界一周】
「ノマドにはならないんですか？」
フルタイムの仕事を辞めて、無職で世界一周をはじめると決めてから、この質問をよく聞かれるようになりました。
普通、仕事を辞めて世界一周をします！と言ったら「自分を探す旅に出るのね」と仕事をどうするか云々は聞かれないと思います。ルイス前田のパートナーであると、旅中も仕事をする前提なのかと驚きつつ、まぁ当然かと直ぐに納得しました。
ちなみに、冒頭の質問に対する答えは、「なりません」
自分の性格とノマド
私はくそ真面目で不器用です。多分、父の血をがっつり継いでいます。1つのことにコミットをしたら、9割頭にあるのはコミットしたことで、他のことを心の底から楽しめなくなります。
前職は、人事および採用の仕事をしていました。この仕事は本当に好きで、天職です。特に、中途採用に関わることが多かったので、自分と同い年あるいは年上の方の人生、キャリアに関わる重要な決断をお手伝いすることに意義を強く感じていました。60歳の方の転職に関わった際は、その方の最後のキャリアを決めたのかと思い、なんだかジーンと来たのを覚えています。それくらい気持ちを捧げてしまいがちです。
そうなると、時間も心も仕事に捧げてしまうことが目に見えます。せっかくの貴重な世界一周の経験を楽しめなくなるのでは。ストレスとプレッシャーがある旅は、やりたくないと思いました。
また、ノマドの中には自分でサービスを作って、人の決めた期限に囚われずに仕事をすることもできます（例：夫）。ゼロイチの仕事は、私は向いていません。なぜなら、私はめちゃめちゃ機能する傭兵だからです。
決められたゴールに対し、ありとあらゆる手を使い達成することは得意ですが、新しいことを思いつき、進めることは好きではありません。隣でゼロイチをやっている人を見ているからこそ、私には合わないなと感じています。そして、合わないことは、やらない。
こんなこと言うと、私、老いたなって思うけど本音だから仕方ないですわ。
仕事をせずに、旅をする委員会
仕事をしながら旅をするライフスタイルはカッコいいと思うし、持続性があるのが魅力的だと思います。ずーっと、好きなところに好きなだけいれるって幸せだと思います。
でも、無理をして仕事をしなくても、できるだけ長く旅をするライフスタイルもある。持続しないかもしれないけど、なるべく長くいれるように頑張って貯金をして、節約して旅をする。自分の特性を知り、できる範囲の旅をするだけで十分なのでは？と思うのです。（その代わり多分帰国したらめっちゃ仕事します）
ただ、お金はあるに越したことはない。旅をしている中でお金を得ることができたら、生活の延長線上でノマドになれるかもしれない。明日はどうなっているか分かりませんが、今はこのマインドで旅をしています。
