見出し画像

世界一周・ハネムーン1年記念のQ&A【前田家の世界一周】

2023年8月1日から世界一周、ハネムーンを始め、1年が経ちました。

1年間を通して、北米、中米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカを渡り歩き、38カ国訪問してきました。

1. アメリカ
2. カナダ
3. メキシコ
4. コスタリカ
5. パナマ
6. コロンビア
7. エクアドル
8. ブラジル
9. アルゼンチン
10. パラグアイ
11. ウルグアイ
12. ボリビア
13. スペイン
14. アンドラ
15. フランス
16. モナコ
17. イタリア
18. サンマリノ
19. スロベニア
20. クロアチア
21. ボスニア
22. セルビア
23. コソボ
24. 北マケドニア
25. ギリシャ
26. キプロス
27. ヨルダン
28. ルクセンブルク ※ルイスのみ
29. スイス
30. リヒテンシュタイン
31. ポーランド
32. モロッコ
33. エジプト
34. ケニア
35. ルワンダ
36. タンザニア
37. ザンビア
38. ボツワナ
39. ジンバブエ

日本にいた頃、特に20代の時は、普段の生活に気がとられすぎていて、3年に1回、1カ国に訪れるスピード感で海外旅行をしていました。それを考えると、1年で38カ国は明らかにクレイジーですし、同じ人間がやることとも思えませんが、事実です。

正気の沙汰ではない旅のスタイルをしているわけですが、1年も経つと、これが普通になってきました。数日おきに変わる家、トイレットペーパーを水に流せたり、流せなかったりする環境、スーパーに豚肉が売っていたり、売っていなかったりする食材事情。安定とは反対にある生活をしていますが、楽しくやっております。

メキシコのグアダラハラにて

そんな世界一周、ハネムーンを1年続けてきて、最近よく聞かれる質問に対する答えをまとめてみました。


今後、同じように、カップルで長期の旅行をしようとしている方の参考になれば嬉しいです。


旅行の前準備について

荷物ってどれくらいですか?

RIMOWAスーツケース(10泊用)に、Northfaceのバックパック(PCが入るタイプ)で旅をしています。比較的に治安が良い場所への移動をする際には、Uniqloのショルダーを下げています。

こんな感じです

大体の飛行機で預け入れができる荷物の重量は23㌔。国内線やLCCだと20㌔のところもあるので、「越えるな20㌔」をスローガンに、モノを買ったり、捨てたりしています。ちなみに、バックパックにもパンパンに荷物を詰めています。

「バックパッカースタイルじゃないんですね」とよく言われます。スーツケースの方が物がたくさん入るし、激しい陸路移動をしない前提で旅をしているため、今回の旅においてはスーツケースがベストでした!


服はどんなものを持ってきていますか?

色々と試行錯誤した上で辿り着いた、ベスト・オブ・服はこちらです。

・ウルトラライトダウン
・サマーコート
・ウィンドブレーカー
・トレーナーx2
・長袖シャツx2
・ヒートテック(長袖)x2 ※内1着は極寒
・Tシャツ(半袖)x4
・パジャマ用シャツ(半袖)x2
・サラファインx5
・黒のノースリーブワンピース
・赤のワンピース
・ちょっとドレッシーなワンピース
・白いカットソー
・ジーンズ
・黒スキニー
・スポーツ系のショートパンツx2
・スポーツ系のロングパンツx2
・靴下x6
・下着類x6
・野球帽
・つば長めのハット
・黒スニーカー
・マウンテンシューズ
・ビーサン
・室内履き

日本から持ってきた服で捨てたものは少ないですが、長袖シャツやトレーナーは途中で買い足しています。

スペイン・バルセロナのユニクロで服を補給しました

どの国であろうと、季節は夏を目指して旅のルートを組んでいますが、そんなにうまくいかないことも多く、標高が高い地域もあったりして、想像以上に寒い!なんてことも割とありました。

下着やTシャツなど着用回数が多いものは、途中で服を買い替えたりもしています。


日本の家ってどうしていますか?

日本で借りていた家は解約してきています。1年以上、日本を離れることはわかっていたため、住民票も抜いて来ました。

世界一周が終われば、日本に帰り、居住する予定です。改めて家を探すところから始めます。

夫は、日本でも海外でも働けるので、私の仕事がどうなるかによって、どこに住むのかが変わってきます。都内に住むのは乗り気じゃないので、別の涼しい場所に住みたいなと思っていますが、どうなることやら(白目)。


世界一周旅行について

どれくらいの期間、世界一周に行っているんですか?

2023年8月1日から世界一周を始めたので、1年経ちました。気持ち的には、3年くらい経っています。


日本にいつ帰りますか?

未定ですが、今のスケジュールだと年内になりそうです。

2023年末はブラジル・サンパウロにいました

できれば2025年初旬に帰りたいので、行く予定のなかった国へ行くか、どこかでぼーーっとしているかもしれません(ベトナム希望)。


1番よかった国はどこですか?

観光地としては「スイス」が飛び抜けていました。さすが物価が高いだけあり、水も景色も交通も全てが素晴らしかったです。

他にも、パナマ、アルゼンチン、クロアチアあたりも、文化だったり雰囲気だったりで「良かったな」と思いました!


1番感動した場所は?

前にインスタグラムで同じ質問に回答をした時は、スイスのマッターホルンと答えましたが、改めて考えてみて、クロアチアのプリトヴィッツェ湖国立公園に答えを変えたいと思います。

とにかく美しい景色が続いている公園ですが、そこまで観光客に溢れすぎていないのがポイントでした。

ただ、他にも感動した景色はたくさんあって、プリトヴィッツェと肩を並べるくらい素敵でした。

グランドキャニオン(アメリカ)、バンフ(カナダ)、南極大陸、ティエラデルフエゴ国立公園(アルゼンチン)、シャパーダ・ジアマンチーナ(ブラジル)、ザキントス島(ギリシャ)、ペトラ遺跡(ヨルダン)、サハラ砂漠(モロッコ) など

改めて考えると、非常に貴重な経験をしているなあ。幸せだなあと思います。


逆にあまり良くなかった国は?

国というか都市ですが、パリとカイロで現地の人とやり取りをした際に、嫌だなと思うことが多かったです。

何かしら不便さを感じがちだったのは、ブラジル、パラグアイ、コソボ、北マケドニアです。インフラが弱めな国だったのと、私がその土地の言語が話せなかったため、不便さを感じてしまいました。


危険な目に遭ったことはありますか?

モロッコで、カサブランカからフェズへ電車で移動した時に、夫の財布がすられそうになりました。

狭い廊下の中で、夫の体に被さるように大きな荷物を動かそうとしているオジがいました。オジが通りすがった瞬間に夫が「財布がない!」と言ったので、咄嗟に私がおじの腕を強めに掴んで「Did you take the wallet?(財布とったやんな?)」って大きい声で言うと、何食わぬ顔で私を見つめてきて、おじの足元に落ちている夫の財布を指差しました。夫はオジの反対側に立っていたので、そんな場所に財布が落ちるわけありません。

絶対取ってたやんけぇええええええ!!!クソオジ!!!
でも、幸いなことに現金もキャッシュも取られずに済みました。

その後も、激混みで無秩序な電車にデカいスーツケース2個を持って乗っていたので、夫は3時間ほど立ちながら、ノーエアコン、人口密度200%の通路で、財布と荷物を守りぬくという苦行を行ってくれました。


1番大変だったエピソードは?

ペトラ遺跡のAd Deir(1番裏の方にある遺跡)へ行って帰るのに、1日で合計20キロ近く歩いた日です。

辛すぎて、途中で普通に歩くのを止めて、道の真ん中で立ち尽くしました。

詳しくはこちらのnoteに書いています。


お金・仕事に関すること

いくらくらいかかりましたか?

1人あたり、3桁万円の真ん中から後ろに近いという感じです。着地もそんな感じになりそうです。

途中まで家計簿を細かくつけていましたが、数ヶ月前に辞めてしまいました。なぜなら、使う金額が多すぎて、旅を楽しめなくなっていたからです。

ベガスにも行ったな〜カジノは負けたけど

行きたいところに行く。見たいものは見る。適度に「楽(ラク)」はお金で買う。食べたいものを食べる。これらのモットーは変えずに、これからも旅を続ける予定です。


仕事はどうされたんですか?

辞めました!前職が完全リモートNGでした。仮にリモートができていたとしても、フルタイムの仕事をしながら旅を楽しむライフスタイルが想像できないので、辞めていたと思います。

送別会にて

仕事は好きだったので残念でしたが、後悔はありません。

この決断については、こちらのnoteで詳しくお話ししているので、もしよろしければご覧ください。


お金ってどうしているんですか?

貯金から世界一周用に費用を充てています。足りなくなってきた分は、夫に頑張ってもらっています。

旅に出る前にちょうどコロナがあったので、元々予定していた目標額を超えた貯金をすることができました。


日々の生活に関すること

移動はバスがメインですか?

移動は飛行機が多いです!

陸続きで、治安も安定しているヨーロッパではバス移動も頻繁にしていましたが、時間もかかるし、体力も削られるので、楽な空路を利用することが多いです。

確認していないけど、マイルも結構溜まった気がする。


食事はどうしていますか?

3日以上同じ場所に滞在する場合は、必ずキッチン付きの宿に宿泊し、自炊するようにしています。

1週間滞在していたら、2回くらいランチやディナーで外食をしますが、それ以外は朝、昼、晩ご飯は家です。大したものは作れないけど、自炊力は上がったと思います。

キッチン設備があまり良くないところもあるので、まな板と、ざるを持ち歩くようになりました…


ルイスとのこと

ずっと一緒にいるんですか?

9.5割の時間、一緒にいます!

1人行動は、安全に全く懸念を感じずにいれて、かつ、元気がある時にしか行っていません。

同じ場所にいて疲れない?って自分でも思いますが、意外と疲れません。夫は仕事に集中していますし、私は自分のことをやっていて、ずっと会話をしているわけでもないので、平気です。


ルイスが仕事をしている時は何をしているんですか?

noteをせっせと書くか、ルイスの雑務を手伝ったり、旅行の宿を調べたりしています。気が向いたら英語教えたり。これが、5割程度です。

4割は、NetflixやDisney+を見ています。最近は、Big Bang TheoryとYoung Sheldonを交互に見ながら、Criminal Mindsの最新エピソードがアップされるのを待っています。

残りの1割は、気が向いた時に1人で外出しています。パラグアイ、スペイン、フランス、ギリシャで1人行動していました。


喧嘩はしますか?仲直りする方法は?

します!大体、どちらかが疲れている、暑い、お腹が空いた、眠い時に言い合いになります。

この時も直前までめっちゃ喧嘩していた

喧嘩が始まった直後は、なるべく物理的に距離を置いて、1時間くらい話しません。仲が悪いこと自体が嫌なので、どちらかが(大体、夫が)近寄って、先に謝ります。最終的には、お互いに謝って終わることが多いです。

不必要に言い合いをしないこと。お互いに仲良くやっていきたい気持ちを忘れないこと。必ずお互いが納得する妥協点を見つけること。を考えながら、仲直りしています。


世界一周を通して、仲は深まりましたか?

深まりました!
一生分の思い出を、世界各地で作ることができているので、おじいちゃん、おばあちゃんになっても味がする思い出話ができています。

どちらかの体調が悪くなった時や、トラブっている時は、お互いしか頼れる人はいないので、仲が深まっているなと感じます。というか、深まらざるを得ないです。


旅に関してルイスと合うところ、合わないところってありますか?

疲れるタイミング、お腹が空くタイミング、人にむかつくタイミングが似ていえるので、超合わん!ってことはないです。

ただ〜!(1人賛否)

夫は、なんでも考えて、調べて、準備してから行動するタイプです。私は、とりあえず行動してから、考えるタイプ。

細かい例で言うと、空港のラウンジの場所が分からなかったら、夫はまずスマホで調べます。私は、歩いて探します。

この性格の違いで、何回か街中で喧嘩したこともあります。お互いのやり方にメリット・デメリットがあるので、どちらかが悪いとかがないから、厄介です。

あまりにも言い合いになるので、お互いの考え方を学んで、歩み寄るようになりました。私は、ちょっと調べてみるようになったし、夫はとりあえず歩いて、周りの人に聞くようになったり。

でも、これくらいです。あとは、うまいことやってます!



1年間も旅行を続けていると、珍しがられますし、羨ましいとも言っていただけます。確かに、こんなに長い旅をしている人、そんなにいないですよね。この期間で、素晴らしい国をたくさん訪問できました。

1人だったら、ここまで色んなところに行っていないでしょうし、こんなに長く旅もしていないと思います。旅をリードしてくれている夫があってこその経験ができています。塁くん、改めて、ありがとう。

こんなイレギュラーな旅は、しなくても良いと思います。やったら、多分、夫婦間で一生話題は尽きなくなると思います。でも、確実に喧嘩は多くなるので、仲良くなれるかはわかりません。

世界一周・ハネムーンに出てみて思うのは、これは夫婦間の関係のため、ではなく、自分のためにやってみたほうが良い、ということです。

価値観が180度変わった!なんて大袈裟な出来事は無いけど、世界から見る日本のこととか、家族のこととか、豊かさとか、人に優しくあること、とか、インフラのこととか、普通に会社員をしていたら考えないことを、考えたりします。

日本の若者は「仕事のやりがい」に悩みを持つけど、ルワンダの若者は「仕事がない」ことに悩みを持っているとか。英語が第二言語の国にいる人の多くが英語を流暢に話せるけど、日本では少ないこととか。日本はご飯が安くて美味しいけど、海外だと外食自体がラグジュアリーなこととか。

考える以外にも、単純にめちゃめちゃ感動する景色、野生の動物、初めてのラクダ乗りとか、エンタメ的に楽しいこともたくさん経験できました。

この期間で感じたこと、考えたことが、何かに繋がるかもしれない。ワクワクします。

年齢に関わらず、少し無理してできるなら、世界一周(あるいは長期の海外旅行)にトライしてみてください。楽しいですよ!



\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

もしよろしければ、こちらもフォローをお願いします!
X 👉  https://twitter.com/kaychan_i
TikTok👉 https://www.tiktok.com/@ruiandkay




いいなと思ったら応援しよう!