
ザンビアからボツワナのチョベ国立公園へ日帰り旅行【前田家の世界一周】
憔悴しきった心をザンビアで癒しています。

少し元気になってきたので、ボツワナの隣にあるボツワナにも行ってみようということで、日帰りツアーで、チョベ国立公園にも行ってみることにしました。
ボツワナのチョベ国立公園へ
チョベ国立公園とは
チョベ国立公園は、ボツワナの北部、カサネという町の近くに位置する公園で、「象の楽園」として知られています。約12万頭のアフリカゾウが生息しているとされているほか、ライオン、ヒョウ、バッファロー、キリン、シマウマ、カバなども見ることができます。

公園内にチョベ川が流れていることもあり、ボートに乗って動物を観察することができる「ボートサファリ」があることも特徴のひとつです。
ツアーの内容
日帰りツアーは、ザンビアのリビングストンから出発するものを選びました。滞在先の宿からピックアップされ、ザンビア・ボツワナのイミグレを通り、ボツワナのチョベ国立公園へ入るツアーです。
HSM Adventures and Tours 経由で予約をしました。
Tripadvisorのページはこちら↓

ツアー会社の代表の方の奥さまが日本人だそうで、ツアーピックアップの案内から、終わった後のフォローまで、丁寧に対応していただきました。ただ実際にツアーを行っているのは、おそらく他の会社なので、ツアー自体の質はHSMの会社に依存していないと思います。
このような日帰りツアーは、他にも何社か提供しているので、微妙に違う金額を比較しながら決めることをおすすめします。
どのツアーに参加するにせよ、便利になってくるのが、KAZA ビザ です。
KAZAビザは、観光客がジンバブエとザンビアの2つの国を簡単に訪れることができるようにするために発行されている共同観光ビザです。Kazungula国境からであれば、日帰り旅行を目的とし、ボツワナも出入国ができます。
2024年9月時点で、有効期間は30日間で、ビザの費用は50USドルです。
ザンビア出発のチョベ国立公園ツアーは、大体Kazungulaの国境を通るはずなので、KAZA Visaが適用されます。
ツアーの1日
朝7時に宿からピックアップされ、ザンビア・ボツワナの国境、Kazungulaへ向かいます。
イミグレエリアへ入る前に、車から降りて、靴の底を消毒液が浸かった雑巾?みたいなところに押しつけて殺菌させられました。消毒液の色がまっ茶色で、どれだけ殺菌できているのだろう、と疑問に思いました。殺菌後は、車に乗り込みヘルスチェック窓口へ。
ヘルスチェックでは、一応、体温計の前に立たされて体温チェック。でも体温を確認するスタッフさんは特にいません。手の消毒液も置いてあり「消毒してください」と書いてあったので消毒をしましたが、それを確認する人もいませんでした。建物内の窓口で、ヘルスチェックを完了した印の紙をもらいました。この紙をチェックする人も、特にいませんでした。この工程、何?また車に乗り込み、次にやっとイミグレです。

Kazungulaのイミグレは、同じ建物内の左右に両国の窓口が並んでいました。建物に右でザンビア出国、左でボツワナ入国、みたいな。
ザンビア側は、細かく質問をして来ますが(出国する時も、何をしに行くのか、とか)、フレンドリー。ボツワナは何も聞いてこないけど、声は小さくて、笑顔なし。対照的で興味深かったです。
ボツワナへ入国し、さらに15分ほど車を走らせると、サファリのボートツアーの開始地点に到着しました。とあるリゾートの裏にあるボートマリーナから乗り込みます。なお、このリゾート、とても素敵でした。
ボートツアーといっても、こんなボートではありません。

イカダの上にステージのような床と屋根があり、その上にプラスチックの椅子を数個並べてある不思議な仕様のボートでした。部屋の椅子に座っていたら、いつの間にか川に来ました!みたいな感じ。
チョベ川に到着したのは10時頃。気温はまだ肌寒く、長袖が必要でした。


チョベ川の上にあるシドゥドゥ島(Sidudu)と呼ばれる小さな島の上に、多くのウォーターバッファローが住んでいました。
川を挟んだ先には、ナミビアも見えます。



少し離れた場所にクロコダイルも。色んなところに潜んでいるので、突然見つけると結構怖かったです。







ボートサファリは2時間ほど。船長さんが、動物の説明をしながら川を回ってくれました。ところどころ止まり、たっぷり撮影をする時間もありました。
ちょうどお昼頃に、ボートに乗ったリゾートまで戻り、そこのレストランでビュッフェスタイルのランチを食べました。他のツアーグループも全員同じ場所で食べるので、とても賑わっています。


料理はお肉、野菜、洋食、アフリカの食事などバラエティに富んだメニューから選ぶことができました。全部、美味しかったです。

食事の後は、車に乗ったサファリへ出かけました。チョベで乗る車は、オープンスタイルでした。


チョベでは、キリンとゾウを近距離で見れたのが収穫でした。ゾウの家族が赤ちゃんゾウを連れながら、のそのそと車の前を横切ったことも。赤ちゃんゾウを守るように歩く、大人ゾウが愛おしかった。






ツアーの車が通って良い道が定められているので、基本的にはそこを通るのですが、途中で「特別なものを見せてあげる」と、道を外れ、とある地点へ車を爆走させてくれました。
物陰には、メスのライオンと子どもライオンのグループが。



正規の道から外れた場所にいるのをパークレンジャーに見つかると、ツアー会社側に罰金が課せられるらしいです。そりゃそうだろ!行かないほうが良いって!と思いつつ、貴重なライオンを見せてくれたのは嬉しかったです。(マサイマラでも見たけども!)
チョベのツアーは座っているとはいえ、ずっと外。午後になるにつれて、熱中症気味になってきて、疲れました。

16時頃にツアーを終了し、またボツワナ・ザンビアの国境へ。朝と同じ流れをもう一度行い、ザンビアのリビングストンへ帰りました。
マサイマラ?チョベ?どっち?
アフリカ大陸を旅する人であれば、どこかの国でサファリツアーに参加すると思います。でも、サファリツアーは安くありません。全部のサファリへ行くとなると、金銭的に覚悟が必要です。
仮に、ケニアのマサイマラとボツワナのチョベ、いずれかを選ぶとしたら、どちらを選ぶか。私なりの見解をお話ししたいと思います。
どっちか行くなら、まずは「マサイマラ」へ
映画「ライオン・キング」を思い浮かべながら、サファリツアーに来る人は私だけではないはずです。

そもそも、プライド・ランドはマサイマラをモデルにしていると言われていますし、プライド・ロックもケニアにある別の国立保護区にある地形をベースとしているようです。
そんなこともあり、ライオン・キングっぽい、草原の緑、空の青が広がる大地で動物が走る姿を見れるのは、マサイマラです。日本にあるサファリツアーでは絶対に見ることのない景色で、動物を見ることができます。
ビッグ5と呼ばれる動物たち(ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファロー)が全て生息していると言われているのも、マサイマラです。

チョベは、マサイマラほどの広大さは無いものの、動物たちを近距離で見ることができました。特にキリンとゾウは、数メートル範囲で観察できました。マサイマラだと、キリンとゾウは、双眼鏡を使う距離で観察することのほうが多かったです。
チョベは、チョベ川が公園内にあるため、クロコダイルも近くで大量に観察できるのもポイントです。マサイマラでも見ることができますが、数は少なかったです。

とりあえず、サファリに行ってみたい!自然を感じて、動物も見たい!という場合は、一旦、マサイマラに行ってください。
キリンとゾウが大好きだ!動物を近くで見たい!という方は、チョベだと実現しやすいです!
\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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