ザンビアからボツワナのチョベ国立公園へ日帰り旅行【前田家の世界一周】
憔悴しきった心をザンビアで癒しています。
少し元気になってきたので、ボツワナの隣にあるボツワナにも行ってみようということで、日帰りツアーで、チョベ国立公園にも行ってみることにしました。
ボツワナのチョベ国立公園へ
チョベ国立公園とは
チョベ国立公園は、ボツワナの北部、カサネという町の近くに位置する公園で、「象の楽園」として知られています。約12万頭のアフリカゾウが生息しているとされているほか、ライオン、ヒョウ、バッファロー、キリン、シマウマ、カバなども見ることができます。
公園内にチョベ川が流れていることもあり、ボートに乗って動物を観察することができる「ボートサファリ」があることも特徴のひとつです。
ツアーの内容
日帰りツアーは、ザンビアのリビングストンから出発するものを選びました。滞在先の宿からピックアップされ、ザンビア・ボツワナのイミグレを通り、ボツワナのチョベ国立公園へ入るツアーです。
HSM Adventures and Tours 経由で予約をしました。
Tripadvisorのページはこちら↓
ツアー会社の代表の方の奥さまが日本人だそうで、ツアーピックアップの案内から、終わった後のフォローまで、丁寧に対応していただきました。ただ実際にツアーを行っているのは、おそらく他の会社なので、ツアー自体の質はHSMの会社に依存していないと思います。
このような日帰りツアーは、他にも何社か提供しているので、微妙に違う金額を比較しながら決めることをおすすめします。
どのツアーに参加するにせよ、便利になってくるのが、KAZA ビザ です。
ザンビア出発のチョベ国立公園ツアーは、大体Kazungulaの国境を通るはずなので、KAZA Visaが適用されます。
ツアーの1日
朝7時に宿からピックアップされ、ザンビア・ボツワナの国境、Kazungulaへ向かいます。
イミグレエリアへ入る前に、車から降りて、靴の底を消毒液が浸かった雑巾?みたいなところに押しつけて殺菌させられました。消毒液の色がまっ茶色で、どれだけ殺菌できているのだろう、と疑問に思いました。殺菌後は、車に乗り込みヘルスチェック窓口へ。
ヘルスチェックでは、一応、体温計の前に立たされて体温チェック。でも体温を確認するスタッフさんは特にいません。手の消毒液も置いてあり「消毒してください」と書いてあったので消毒をしましたが、それを確認する人もいませんでした。建物内の窓口で、ヘルスチェックを完了した印の紙をもらいました。この紙をチェックする人も、特にいませんでした。この工程、何?また車に乗り込み、次にやっとイミグレです。
Kazungulaのイミグレは、同じ建物内の左右に両国の窓口が並んでいました。建物に右でザンビア出国、左でボツワナ入国、みたいな。
ザンビア側は、細かく質問をして来ますが(出国する時も、何をしに行くのか、とか)、フレンドリー。ボツワナは何も聞いてこないけど、声は小さくて、笑顔なし。対象的で興味深かったです。
ボツワナへ入国し、さらに15分ほど車を走らせると、サファリのボートツアーの開始地点に到着しました。とあるリゾートの裏にあるボートマリーナから乗り込みます。なお、このリゾート、とても素敵でした。
ボートツアーといっても、こんなボートではありません。
イカダの上にステージのような床と屋根があり、その上にプラスチックの椅子を数個並べてある不思議な仕様のボートでした。部屋の椅子に座っていたら、いつの間にか川に来ました!みたいな感じ。
チョベ川に到着したのは10時頃。気温はまだ肌寒く、長袖が必要でした。
チョベ川の上にあるシドゥドゥ島(Sidudu)と呼ばれる小さな島の上に、多くのウォーターバッファローが住んでいました。
川を挟んだ先には、ナミビアも見えます。
少し離れた場所にクロコダイルも。色んなところに潜んでいるので、突然見つけると結構怖かったです。
ボートサファリは2時間ほど。船長さんが、動物の説明をしながら川を回ってくれました。ところどころ止まり、たっぷり撮影をする時間もありました。
ちょうどお昼頃に、ボートに乗ったリゾートまで戻り、そこのレストランでビュッフェスタイルのランチを食べました。他のツアーグループも全員同じ場所で食べるので、とても賑わっています。
料理はお肉、野菜、洋食、アフリカの食事などバラエティに富んだメニューから選ぶことができました。全部、美味しかったです。
食事の後は、車に乗ったサファリへ出かけました。チョベで乗る車は、オープンスタイルでした。
チョベでは、キリンとゾウを近距離で見れたのが収穫でした。ゾウの家族が赤ちゃんゾウを連れながら、のそのそと車の前を横切ったことも。赤ちゃんゾウを守るように歩く、大人ゾウが愛おしかった。
ツアーの車が通って良い道が定められているので、基本的にはそこを通るのですが、途中で「特別なものを見せてあげる」と、道を外れ、とある地点へ車を爆走させてくれました。
物陰には、メスのライオンと子どもライオンのグループが。
正規の道から外れた場所にいるのをパークレンジャーに見つかると、ツアー会社側に罰金が課せられるらしいです。そりゃそうだろ!行かないほうが良いって!と思いつつ、貴重なライオンを見せてくれたのは嬉しかったです。(マサイマラでも見たけども!)
チョベのツアーは座っているとはいえ、ずっと外。午後になるにつれて、熱中症気味になってきて、疲れました。
16時頃にツアーを終了し、またボツワナ・ザンビアの国境へ。朝と同じ流れをもう一度行い、ザンビアのリビングストンへ帰りました。
マサイマラ?チョベ?どっち?
アフリカ大陸を旅する人であれば、どこかの国でサファリツアーに参加すると思います。でも、サファリツアーは安くありません。全部のサファリへ行くとなると、金銭的に覚悟が必要です。
仮に、ケニアのマサイマラとボツワナのチョベ、いずれかを選ぶとしたら、どちらを選ぶか。私なりの見解をお話ししたいと思います。
どっちか行くなら、まずは「マサイマラ」へ
映画「ライオン・キング」を思い浮かべながら、サファリツアーに来る人は私だけではないはずです。
そもそも、プライド・ランドはマサイマラをモデルにしていると言われていますし、プライド・ロックもケニアにある別の国立保護区にある地形をベースとしているようです。
そんなこともあり、ライオン・キングっぽい、草原の緑、空の青が広がる大地で動物が走る姿を見れるのは、マサイマラです。日本にあるサファリツアーでは絶対に見ることのない景色で、動物を見ることができます。
ビッグ5と呼ばれる動物たち(ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファロー)が全て生息していると言われているのも、マサイマラです。
チョベは、マサイマラほどの広大さは無いものの、動物たちを近距離で見ることができました。特にキリンとゾウは、数メートル範囲で観察できました。マサイマラだと、キリンとゾウは、双眼鏡を使う距離で観察することのほうが多かったです。
チョベは、チョベ川が公園内にあるため、クロコダイルも近くで大量に観察できるのもポイントです。マサイマラでも見ることができますが、数は少なかったです。
とりあえず、サファリに行ってみたい!自然を感じて、動物も見たい!という場合は、一旦、マサイマラに行ってください。
キリンとゾウが大好きだ!動物を近くで見たい!という方は、チョベだと実現しやすいです!
\私はこんな人です/