
シギリヤロック日帰りツアーで、ココドコな場所で激うまスリランカ料理を食べた日【前田家の世界一周】
スリランカ滞在中のメインイベントであった、アーユルベーダリトリートを終え、半分リラックス、半分憔悴した状態で、夫が滞在していたネゴンボへ移動しました。
スリランカのネゴンボ
ネゴンボとは、スリランカの最大都市であるコロンボから約37km北に位置しており、コロンボの国際空港から最も近い街。空港からのアクセスは抜群です。
しかし、今回の滞在ではコロンボには行きませんでした。そのため、経験を通した比較はできないのですが、写真で見る高層ビルもあったりするコロンボの街並みと比べると、ネゴンボはだいぶ落ち着いています。


高い建物はなく、舗装されていない道もちらほら。車やバイクの通りが激し目のところもありますが、人がごった返している雰囲気はありません。
ネゴンボは、リゾートタウンとしても知られているため、アーユルベーダリトリートの施設付近(町よりもさらに北)へ向かうと、より一層、素朴感がある場所でした。
そんなネゴンボに滞在しつつ、アーユルベーダを終えた次の日に、スリランカのもう一つの目的地である「シギリヤロック」へ行ってみました。
日帰りツアーでシギリヤロックへ
先にネタバレすると、これを見に行ってきました。

シギリヤロックに辿り着くまでもユニークな体験だったので、ここでスクロールをやめず、最後まで読んでください。
シギリヤロックは、スリランカの首都コロンボから約180kmの距離にあります。スリランカのおヘソあたりの位置です。

コロンボから出発した場合は、大きめの道路(A1 --> A6)がシギリヤまでまっすぐ続いているため、楽に移動ができます。ネゴンボから出発すると、途中で舗装された道が途絶える箇所があり、若干大変でした。
車で片道3時間ほどの道のりです。
Viator経由で予約したプライベートの1日ツアーに参加し、シギリヤロックへ向かうことにしました。
ツアーの内容
ツアー会社自体は非常に微妙だったので、今回は紹介しませんが、多くの日帰りツアーの内容はこのようになっています。
・ハーブ園
・ビレッジツアー
・ランチ
・シギリヤロック
・ダンブッラ石窟寺院
※私たちが行った順番ですが、その時によって変わると思います
それぞれの入場料は、各訪問先で別途支払う形式にしていたため、ツアーというか、「送迎」といった感じでした。たまーに、ガイドさんがザックリとした案内をしてくれるくらい。
ツアーで行く先は、見ていただいて分かる通り、モリモリです。
ランチは、本来であればレストランに行くことになっていました。しかし、ツアーの行き先であったビレッジツアーに含まれていた、ローカルな料理のテイスティングでお腹いっぱいになったため、ランチはスキップすることに。
また、シギリヤロックの後、超絶疲れたので、ダンブッラ石窟寺院には行かないことにしました。
ランチとダンブッラ石窟寺院に行かなかったのにも関わらず、帰宅時間は夜9時。渋滞に巻き込まれたのも要因ですが、仮にランチと寺院に行っていたら、何時に帰ってきていたのだろう。
良いツアー会社だったら、時間のマネジメントは上手かったのかもしれないですし、そもそも、シギリヤロック以外の訪問先を含まないツアー(あるいは自力で行く)もあると思います。
仮に同じようなツアーに参加する場合は、ガイドさんにあらかじめ「ここは絶対に行きたい!」「シギリヤロックに最初に行ってほしい!」みたいにはっきり伝えて、行きたい場所に必ず行けるように、自ら率先して調整した方が良いかもしれません。
実際のツアー内容
こうやって書くと、楽しくなかったように聞こえるかもしれませんが、そんなことはないです!ちゃんと、いつも通り、楽しかったです!
1ヶ所目:ハーブ園
シギリヤロックの近くの街にある、ハーブ園に行きました。その名の通りですが、ここでは多くのハーブを栽培していて、それらを使ったナチュラル系のスキンケア製品などの販売を行っています。

45分ほどかけて、庭に咲いているハーブの説明、どのような効果があるのかなど教えていただきました。ハーブ園のガイドさんの声のボリュームが、話すごとに大きくなっていくのが面白かったです。最後の方、シャウトしていた。
なんのハーブか忘れましたが、除毛剤だそうで、肌につけて10分ほど放置した後、ティッシュとかで拭くと

クリームをつけた箇所から、毛がなくなっていました。すごくない!?
お坊さんなどが髪の毛を除毛する時にも使うそうです。お兄さんも髭を整える時に使っているといっていましたが、割と剛毛だったので真意はわかりません。

丁寧に説明をしてくれたので、何か買って帰ろうと思いましたが、小さな容器に入ったクリームで5,000円くらいしたので、やめました。
2ヶ所目: ビレッジツアー
ビレッジツアーってなんぞや。って感じですが、このエリアの至るところで開催されていました。どこも内容はほぼ同じで、
・水牛が引く車に乗って移動
・湖みたいなところでボートに乗る
・ローカル料理のテイスティング
・トゥクトゥクで戻る
こんな感じです。1時間〜2時間くらいかかります。

最初にツアー会社に連れて行かれたビレッジツアーでは、クレカが使えず現金のみ。田舎に行く時は現金を準備していきますが、ツアーガイドからは、現金はいらないと言われていたため準備をしておらず、クレカを受け付けてくれるツアーの場所へ移動することにしました。
結果、ここは受付の人が良い方だったり、内容も良かったので、おすすめです。
ツアー会社の前に、水牛がひく車が準備され、これに乗り込みます。


スリランカの気温は暑く、ちょっとじめっとしていました。森林に入ると一気に気温が下がり、涼しくなりました。
色んなところで止まり、写真を撮りながら進みます。観光客の気持ちをわかってくれていて、ありがたい限りだ。


Egoda Wewaと呼ばれる湖に到着し、ボートに乗りました。水牛を引いてくれていたおじさんが、今度はボートを漕いでくれます。忙しい。
湖には私たち以外誰もいませんでした。道路からも離れていて、車の音も聞こえません。パドルが水を切る音と、私たちだけの空間でした。



おじさんはボートを漕ぎながら、蓮の葉を使って、帽子を作ってくれました。器用だな〜!トムソーヤかピーターパンか、森の妖精にでもなった気分です。


もちろん、写真映えもさせてくれるので、ボートを漕いでみたりもしました。私は、写真だけ撮って、おじさんと交代しました。


30分ほど湖でゆっくりした後は、湖の反対側まで行き、その先にあるお家へ。ココ何処。

ツアーの内容をあまり確認せず、言われるがままに来たので、ここはどこで、今から何が起こるのかあまりわかっていませんでした。
ボートのおじさんとお別れし、今度はおばさまへバトンタッチです。
おばさまは半屋外のキッチンで、何か料理を作っていました。料理を作りながら、色んな食材や作り方を見せてくれます。英語は話せないので、雰囲気とジェスチャーとノリでコミュニケーションを取りました。
以前、アーユルベーダで見た料理のデモンストレーションでもお馴染みの、ココナッツがここでも出てきました。
キッチンの奥にあるエリアで、ココナッツ専用の割り機?みたいなものを使いながら、固いココナッツの実を割っていきます。


ココナッツを割った後は、また専用の削り機?で中の実をこそいでいきます。これも、少し油断すると手を切ります。というか、切りました。
こそぐ以外にも、白い身の部分を切って食べさせてくれました。ちゃんと、私が知っているココナッツの濃い味がするし、美味しい。スナックに毎日食べたくなります。あまりにも美味しくて、パクパク食べた結果、お母さんが「そんなに好きなのかい(ちょっと引いてる)」と言いながら、追加で切り実をくれました。

こそいだ実は、ライム、塩、唐辛子、紫玉ねぎと混ぜてサルサにしていました。下の写真の、左から2番目の料理です。これが、すんごく美味しかった。ココナッツ好きすぎる。

テイスティングと聞いていたので、サンプル程度をちょろっとくれるかと思いきや、ほぼビュッフェ形式のガッツリランチでした。川魚の丸揚げ以外はベジ料理。
スリランカのスパイスとココナッツの使い方は、惚れ惚れします。全部、美味しかったです。特に、瓜系の野菜を煮込んだサムシングはおかわりしてしまいました。

2人では食べきれない量を作ってくれていたので、タッパーに入れて持って帰りたいくらいでした。こんなに美味しい料理が食べれるとは思わなかった。
後から調べてみたら、Google Mapに登録されている料理アクティビティの場所でした。ビレッジツアーに参加したら、自動的に含まれている内容ですが、想像していた以上に良かったので、おすすめです!
3ヶ所目: シギリヤロック
本日のメインイベント、シギリヤロックです。シギリヤロックは、大きな岩山で、かつては古代都市でした。
5世紀にカッサパ1世王によって築かれた要塞都市で、王はこの岩山の上に宮殿を建設し、周囲には庭園や防御施設を設けました。カッサパ1世の死後は仏教僧侶の修行場として利用され、その後放棄されています。

岩山の頂上までは約1,200段の階段を登っていきます。
1,200段って言われても想像がつかないですよね。私が途中でこうなるくらいきつい段数だと思ってください。

シギリヤロックの入園料は、外国人であればUS$35です。クレカも使えます。
入園したあと、まっすぐ伸びる道の先に、圧倒的な存在感で聳え立つ岩がシギリヤロックです。思わず、声が出ました。

午後に登りましたが、それでもまだ暑い。岩の前も階段や坂があったりと、平らな道ではありません。体力が消耗されていきました。
登るの、やめようかな。と思いながら、頑張って進みます。ちなみに、明確に3回、やめようと思いました。
岩山を登る途中に、大きな休憩エリアのような場所があり、ベンチと、給水所が準備されています。ここは、ライオンの門と呼ばれている場所でもあります。

かつては、岩山の入り口に巨大なライオンの彫刻があったそうですが、今では、足部分だけが残っています。


中腹から最後の一息。岩肌に立て付けられている階段を登っていきます。高所恐怖症の方は、多分、ちびります。


登るのにかかった時間は、1時間くらい。もっとかな。普通の人の1.5倍はかかったと思います。暑くて、辛くて、なんでこんなことしているんだろうって思いましたが、その先に見えた景色は、まー。すごかったです。



王様は、こんな場所から、自分の国を眺めていたのか。さぞかし満足だっただろうな。




大変な思いをした先には、必ず絶景がある。これは、この旅を通して学んだことですが、シギリヤロックも例外ではありませんでした。
頂上まで登った後は、少し下へくだり、有名な壁画がある場所へ。

岩山の途中にある洞窟には、「シギリヤ・レディ」と呼ばれる壁画があります。王の宮廷に仕える女性や女神が描かれているとされており、絵の多くは復元されていました。撮影禁止なので、目に焼き付けるしかありません。



壁画の後は、まっすぐ下へ。

王がその表面に映る自分の姿を楽しんだと伝えられています。
シギリヤロックでは、合計で2時間半くらい滞在していたでしょうか。とにかく登るのが大変だったので、想定以上に時間を要した滞在でした。
広い土地に突然生えているような一枚岩。不思議な存在でした。周りに遮るものは何もないので、頂上から見える景色は、絶景です。
スリランカに行ったら、マストで行って欲しい場所でした。

この後、本来であれば、ダンブッラ石窟寺院へ行くはずでしたが、私のHPとMPが2しかなかったので、まっすぐ帰りました。
帰るのは、5時間くらいかかりました。渋滞ひどすぎ!
この日はとてもよく寝れた、とさ!
\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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