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世界一美しい星空は、ナミビアにありました【前田家の世界一周】
新婚旅行、世界一周。アフリカ大陸に入り約1ヶ月が経とうとしています。8月2日に、ザンビアのリビングストンから、ナミビアのウィントフックヘ。
ナミビアは、今回訪れたアフリカ大陸の国の中で、ずば抜けて印象が薄く、特に楽しみにしていることが無かった国でした。
行った後、その思いは180度変わり、今では「ぜひ行ってほしい国」です。
ナミビア・ウィントフックへ
ナミビアはアフリカ南西部に位置する国で、首都ウィントフック。かつてドイツの植民地であった国でしたが、第一次世界大戦後は、南アフリカの管理下に置かれ、1990年に独立しています。
ナミビアの人口は約250万人で、アフリカ大陸で42番目に多い国です。アフリカには54か国あるため、ナミビアは人口が比較的少なく、アフリカで2番目に人口密度が低い国でもあります。
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公用語は、なんと英語。ただ、ドイツの影響や、元々いた民族が使う言葉もあるので、基本みなさんバイリンガル以上でした。
私たちが向かったのは、首都のウィントフック(Windhoek)。ナミビアの中央部に位置し、標高約1,650メートルの高原にあります。気候も涼しく、私たちが訪れた月は、夜には長袖が必要になるくらいでした。
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ビクトリアフォールズからDiscover Airlinesに乗り、ウィントフックへ向かいました。またまた初のエアラインです。ドイツのルフトハンザ・グループのレジャー向け航空会社で、この便も、ビクトリアフォールズ→ウィントフック経由の、ミュンヘン行きでした。お客さんも、白人系のドイツ人の方ばかり。
ウィントフックで降りた人も多くいて、その白人率に驚きました。調べてみると、ナミビアの人口における白人の割合は約6%とのこと。これは、率が1番高い南アフリカの8%に次ぐ数字だそうです。
ドイツの植民地であったことを思い出させたフライトでした。
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ナミビアを観光目的で入国する場合、日本人はビザが不要です。久々にビザがいらない国に来て新鮮。
ウィントフックへ到着し空港を出ると、アルファベットで記載された道路標識と、整備された道路。そして、緑は多くないですが広大な土地が広がっていました。人の数は多くない。ぱっと見、アメリカのアリゾナ州かな?と思うような場所でした。
ナミビアドルと南アフリカランドの関係性
ナミビアの空港にあったATMで現金を下ろしてから、Airbnbへ向かいました。機械から出てきた紙幣を見てみると「南アフリカ・ランド」。はて。違う通貨を選択してしまった?
よくよく調べてみると、ナミビアでは、ナミビア・ドルと南アフリカ・ランドは等価で交換可能であり、両方の通貨が使用できるそうです。交換のレートも1:1。
ナミビア・ドルは1993年に導入されましたが、それ以前は南アフリカ・ランド (ZAR) が使用されていたことにより、今も使用できるとのこと。実際に使ってみても、特に何も言われることなく使えましたが、お釣りは必ずナミビア・ドルで帰ってきました。
ただし、南アフリカでは、ナミビア・ドルは使えません。本当かはわからないですが、両替所で買取を断られるとナミビアの方はおっしゃられていました。真実は確かめていませんが、ナミビア・ドルはナミビアで使い切った方が良さそうです。
良宿!ベスト・犬・オブ・ザ・ワールド
私たちが滞在していたのは、ウィントフックの中で「お金持ちエリア」とされているEROSです。巨大な家が並び、アメリカ大使館も近くにありました。とても閑静な住宅街で、外歩きしている人とすれ違う時に挨拶を交わすくらい、治安的には安心な場所でした。
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そんなエリアにあった豪邸の離れに滞在しました。Airbnbに掲載されている写真よりも、実物の方が良かった場所です。
Airbnbのリスティングページはこちら↓
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メインの家の裏にあるテラス・プールも使い放題で、何度か裏庭に来てゆっくりしていました。
唯一の難点は、離れが異様に寒かったことです。ウィントフック自体が涼しい気候なので致し方ないかもしれませんし、夏真っ只中であれば、ありがたいくらいかもしれません。私たちが行った時は、気温が20度台行ってるかな?くらいだったので寒かったです。
そして、この宿を語る上で外せないのは、ホストさんの愛犬「ラックスくん」です。人懐っこいけど、無闇に乗っかかってきたり、吠えたりしない、賢いゴールデンちゃんと出会いました。かわいすぎて、夫と私のスマホにはラックスくんの写真が大量にあります。
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離れの前に、毎朝遊びに来てくれました。ドアを少しだけ開けていると、鼻の先で扉をツン!と押して、「来たよ〜!」と合図をしてくれました。愛らしすぎる。
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部屋の前で遊んだり、裏庭へ探検しに行ったり、おもちゃで遊んだりと、ラックスのおかげで楽しい毎日を過ごせました。
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ラックスに会いたいなあ。犬好きには堪らん物件なので、動物に飢えている方はここ一択です。
ゲームミートを食べよう
Airbnbから歩いて15分くらいの場所にある「Joe's Beerhouse」に行ってきました。ホストさんにもオススメされたレストランです。
Joe's Beerhouseは1991年にオープンし、ウィントフックを代表するレストランとして愛されてきました。
オススメしてくれたAirbnbのオーナーさんが、「デコレーションが面白いから、とりあえず歩きまわって見ておいで!」って言ってたので、その通りにしてみたら、想像以上に楽しかったです。
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ディズニーランドのアドベンチャーランドに来たような気分になりました。
Joe'sは過去に店舗の場所を移転しているようで、その度にすべての装飾品を移動させているそうです。細かいものもたくさんあったので、引っ越し屋さん大変だっただろうな。
Joe's Beerhouseで食べれるのは、基本「肉」。特に、ゲームミートと呼ばれる牛・豚以外の野生動物のお肉をいただくことができます。ビールの種類も豊富で、ナミビアの地ビール「ウィントフック・ビール」やその他のクラフトビールもありました。
少し前からノンアルビールにハマっているので、ウィントフック・ビールのノンアル版を飲みました。キンキンのジョッキに注いで飲んで、くぅ〜〜!!ってしちゃって、ビール飲める人ってこんなに人生楽しいんだって知りました。
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お肉は、ゲームミート5種盛りを頼みました。左から、シマウマ、クドゥー、オリックス、スプリングボック、キリンのお肉です。
元々のセットではキリンのお肉ではなくてクロコダイルでしたが、この日はクロコダイルが無かったようです。クロコダイルは、昔にオーストラリアで食べたことがあったのでラッキーでした。
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ケニアのサファリで全部の動物を見ていたので、どの名前が、どんな動物なのかが分かる状態でした。だからこそ「ありがとう」と思いながら、すべて美味しくいただきました。
夫も私も、1番好みだったのは、シマウマでした。スプリングブックは若干、羊のお肉に近いくさみがありましたが、美味しいが勝つ程度。その他も食べやすかったですが、シマウマが1番柔らかく、クセがなかったです。
地元民が愛するベーカリー
ここもAirbnbのホストさんからオススメされた、EROSにあるベーカリーです。ドイツ系の街なので、パンには期待ができます。
このベーカリー、なんとPUMAと呼ばれるガソスタに併設されているコンビニの中にあります。こんなところに!?と思いますが、Google Mapの星の数は4.6だし、平日の午前中に行った時も激混みでした。
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甘いパンから、おかずパンまで幅広くありました。パンのお値段は安いわけではないですが(日本のパン屋さんくらい)、買う価値はあります。パンの名前はすべてドイツ語で、何のパンを買っているかわかりませんでしたが、とりあえず全部すごく美味しかったです(雑)。
ナミブ砂漠へ
ウィントフックからナミブ砂漠へ2泊3日の旅に行ってきました。
数人でレンタカーやキャンプ用具を借りて向かうことが多いようですが、私たちは自分たちの運転スキルに自信がなかったことと、2人だけの旅行だったので、ツアー会社経由で行くことにしました。
参加したツアーについて
日本人にも人気のホステル「Chameleon Backpackers」の姉妹会社、Chameleon Safarisと呼ばれるツアー会社の、Budget Campingに参加しました。ウィントフックで発着し、宿泊はガチテントです。少しワイルドに思えますが、かなり心地良い旅でした。
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ツアーの詳細が記載されている公式サイトへのリンク↓
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含まれているもの
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・ウィントフック発着の移動(上記写真のようなバン、AC付き)
・英語話者のガイド
・キャンプ用品(テント、マットレス)※1
・2泊分のキャンプ施設利用料
・2泊3日分の食事(朝食2回、ランチ2回、軽食1回、ディナー2回)※2
・飲料水(水道水をボトルに溜めたもの)※3
・国立公園ならびにすべての施設の入場料
・Dune45のサンライズ、デッドフレイ、ソーサスフレイを巡るツアー
・ソーサスフレイの移動
・ウィントフック市内からツアー出発地点のChameleon Backpackersへの移動と帰宅
・空港から滞在先の送迎 ※4
※1 寝袋は含まれていませんが、追加レンタル可能です。私たちが行った7月の夜は1桁代まで冷え込んだので、レンタルしておいて良かったです。
※2 3日目は、お昼すぎにウィントフックに帰るスケジュール感でした。ランチは含まれていませんが、途中に立ち寄るアップルパイ屋さんでパイを買ってくれるので、車内で軽食として食べれます。
※3 飲料水は準備してくれていますが、自分のミネラルウォーターを買うことをおすすめします。ソーサスフレイへ向かう途中の街でスーパーに寄ってくれるので、そこで購入可能です。
※4 公式サイトには記載がありませんが、予約した後に送付される案内には空港からの送迎が含まれていると書かれており、利用しました。ツアー当日に到着・出発しなくても、使えます。謎サービス。
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含まれていなかったものは、寝袋、お菓子類、お酒類、チップ代くらいでした。夏に行けば、外で寝れるくらいらしいので、寝袋も必要ないかもしれません。そのため、必要なものは基本的にツアー代金に含まれています。
ツアーの流れ
1日目:移動日、ウィントフックからソーサスフレイへ
朝7:30頃、宿からピックアップされ、Chameleon Safarisのオフィスへ向かいました。、他のツアー客(2名)と落ち合い、軽いツアーのオリエンを受けました。出してくれた温かいコーヒーを飲みながら、まったり。
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ウィントフックからソーサスフレイまで、320キロの移動が始まります。4〜5時間の移動です。
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ガイドさんは、ランチとディナー用の食材を買っていました
何もない荒野をひたすら走りました。途中からの道は未舗装。石の道なので、バンがずっと縦に小刻みに揺れながら2時間ほど進みます。すれ違う車はほぼ無いけど、出会うと砂埃が宙に舞うので、前が一瞬見えなくなる時も。怖。
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ソーサスフレイのキャンプ場に到着する少し手前で、ソリテアと呼ばれる地区?街?に立ち寄りました。ここが、キャンプ場最寄りのガソリンスタンド兼、ベーカリーです。このエリアとベーカリーが、とても謎い存在でした。
荒野に突如として現れる、やたらデコレーションが凝った場所。
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ガソリンスタンド、お土産物屋さんと、McGregor's Bakeryと呼ばれるベーカリーがあります。有名なのは、アップルパイ(という名のアップルクランブル)です。
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出来たてを買えたらラッキー!で、ホクホクのアップルパイを食べれます。上の部分はクッキーのようにサクサクで、下にあるシロップ漬けのリンゴはシナモンが効いていて秋の味です。私はアップルパイに目がないので、行きと帰りで2回食べました。
そもそも、なぜ、ナミビアの砂漠近くの場所に、突然、アップルパイが美味しいベーカリーがあるんだろう。デコレーションはやたらアメリカンだし。ウィントフックのJoe's Beerhouseといい、なんだか謎が深まる国です。
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午後が明けてすぐくらいに、キャンプサイトに到着しました。バー、小さなショップがあるメインの建物でガイドさんがチェックインを済ませます。
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キャンプする場所をアサインされると、その場所へ向かい、まずはテントを建てました。
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テントの組み立ては、ガイドさんがメインで手を動かしてくれるので、私は棒を支えるくらいしかしていませんが、とても簡単に出来上がりました(ったように見えました)。
中は2人が余裕で寝れる大きさで、持ってきてくれているマットレスの上に寝袋を敷いて寝ます。テントの横は開けられるようになっているので、昼間の暑い時間帯は横全開にしていました。
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ナミビア全体でこの3点・三角形の形状です
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テントが出来上がったら、遅めのランチタイムです。サンドイッチを準備してくれました。やたらとソースのバラエティが豊富。
久々に外で食べる食事はなんだか美味しくて、ただのハムサンドイッチだけど、ご馳走に感じました。りんごも水々しくておいしかった。
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ランチの後は、サンセットの時間まで休憩です。夫は仕事をしていました。ちなみに、共有エリアにいくと無料Wi-Fiへ繋ぐこともできます。
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砂丘に登る
夕方になると、また車を走らせ、キャンプの近くにある「エリム砂丘」から夕日を見に行きました。
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傾斜がきつい砂丘を登るのは初めてでした。keenの登山靴を履いていましたが、前に足を出すたびに足の半分が埋まり、お尻からくるぶしまで全体を使いながら足を前に押し出して登ります。
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砂丘の周りも当然、砂。砂丘を遮るものは特にありません。風が吹けば顔に砂が当たり、口の中にも入ってきました。砂漠に来たなあという感じ。
砂丘の途中から見える景色も最高でした。
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砂丘の頂上まで登ることは体力的にも、高さ的にもできず(高所恐怖症)、真ん中で日が落ちるのを見て、下へ降りることにしました。
外の気温も下がってきて、10℃台くらいです。
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夕日を見た後はキャンプへ戻り、19時くらいから夕食。この日は、羊肉と野菜の煮込みとライスでした。キャンプで作ったとは思えないレベルで、お肉が柔らかく、味付けもスパイスを使ってありしっかり目。さては、このガイドさん、料理上手だな。
食後のコーヒーを飲み、シャワーを浴びて(太陽光発電で、夜に浴びたので水はちょっと冷たかった)、早めに就寝しました。
寝つきは良かったですが、耳栓をして寝ていたのにも関わらず、深夜にテントの外で「ざっ、ざっ」と、人ではない何かが通る音がした時はドキドキしました。
2日目: 朝日を見て、デッドフレイを見る
起床5時半。日が登る前に支度を済ませ、朝6時に開園する国立公園へ車で向かいます。開園前には既に数々のツアーバンが列を作っていました。みんな行く、日の出。
最初の目的地は「デューン45」。映画のタイトルっぽいですが、名前の由来は、この砂丘がセスリムから45 kmの地点にあるから、だそうです。約85メートルの高さがあるらしく、頂上まで登れば、ビル25階相当です。
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2度目の砂丘クライミング。眠いし、寒いし(気温10℃ない)、やっぱり大変だし、風が吹けば顔に砂が当たるし。朝の砂丘なので、前の人の足跡がある所、ない所もあって、どこを歩けば良いのか分からず、怖い。
私はやっぱり頂上まで登れず、1/3くらいの地点でギブしてしまいました。私のようにギブする勢も少なくはなく、砂丘の途中で腰をかけて朝日を見ました。
ちなみに、砂丘は先にも続くので、頂上行ったらはい終了!というわけでもなく、砂丘の先に朝日が出てくるわけでもありません。朝日の前に他の砂丘があるわけでもなく、開けているので、どの高さから見ても正直同じだと思います。
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30分ほど待機し、日の出を待ちました。
太陽が出てくると、先ほど茶色に見えていた砂が、どんどんオレンジに近くなって行きました。モロッコで見たサハラ砂漠とは、また違う雰囲気です。
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ある程度、太陽が登ってきたら個々に下へ降りて行きます。砂丘って、登るのも大変だけど、降るのは大変というか、横へ転げ落ちそうで怖かったです。
なんとか下まで降りて、ガイドさんがバンの横で準備してくれていた朝食を食べました。冷えた身体で飲むホットココア、美味しかったなあ。
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しばらく休憩し、8時頃からソーサスフレイへ向かいます。
ソーサスフレイへ向かう途中に、昔、川があった地点を通りました。砂丘が形成されるにつれて、風で運ばれる砂が川床に入り込み、川の流れを塞ぐようになりました。最終的には、水の流れが砂の障壁を突破することができなくなり、ソーサスフレイで水の流れが止まるようになったそうです。
今でも10年に1度ほど洪水になることがあるそうで、湖のようになることもあるそうですが、それが川となって大西洋に到達することはありません。前回、雨が降ったのは2021年だと仰られていました。
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ソーサスフレイに到着すると、車を4x4の砂漠仕様車へ乗り換えて、デッドフレイへ向かいます。日本人にとっては、デッドフレイがナミビアで1番有名な観光スポットなのではないでしょうか。
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デッドフレイ(Dead Vlei)は、乾燥した塩湖盆地で、直訳すると「死の湿地」。かつては、先述した「ツァウチャブ川(Tsauchab River)」によって形成された湿地でしたが、時代とともに完全に乾燥した場所です。
デッドフレイでは、白い塩湖の表面とそれを囲む赤い砂丘、枯れ果てたキャメルソーンの木々(約1000年以上前に枯れたと言われています)を見ることができます。特に枯れた木は、太陽のあたり具合によっては真っ黒になるので、オレンジ色の砂丘とのコントラストで、よりミステリアスに見えます。
木は枯れていますが、実際のところは、まだ生きている木だそうで、地中に長く伸びる木の根っこが、しぶとく水を吸っているそうです。
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デッドフレイのエリアに着くと、まずは砂漠を10分ほど歩きます。多少のアップダウンはありますが、体力がない私でも耐えられる程度です。午前中に行ったので、まだ太陽の照りつけはきつすぎませんでしたが、歩くにつれて汗が出てきました。
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しばらく歩くと、目の前にドーンと広場が出てきます。デッドフレイです。
急に砂漠エリアが終わり、砂がない真っ白な土地が現れます。そこに、ちょこちょこ生えている木。これが、かの有名なデッドフレイか!よく見る写真だと、木がポツンと生えているように見えたので、広い土地に何本も生えているとは思いませんでした。
ここで40分ほど自由時間。
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いろんな形をした木があるので、1番惹かれる木を見つけるのが楽しかったです。意外と広いので、手前から奥まで歩くのにも時間がかかりました。
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たっぷりと写真を撮ったつもりでしたが、もっと長居したかったくらい。40分では足りませんでした。ツアーで行ったので仕方がありませんでしたが、納得する写真を撮りたい人は、個人で向かう方が良いかもしれません。
この後、キャンプへ戻り、昼食。また休憩を挟み、夕方からセスリム峡谷へ。休憩多めのツアーです(これだけなら、もう少しデッドフレイにいても良かったのでは)。
セスリム峡谷は、キャンプサイトから4kmの場所にあります。もともと、ツァウチャブ川があったところです。峡谷の下が歩けるようになっているので、しばらくお散歩タイム。日陰なので涼しく歩けました。
場所によっては、今にも頭上の岩肌が落ちてきそうな箇所も。谷の形は今でも少しずつ変わっているんだろうな。
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1時間ほどして、またキャンプに戻り夕食を食べ、食後のコーヒーを飲みながら、ガイドさんからナミビアの話を聞いていました。
ウィントフックはきれいな街だけど、一般市民と上級市民では住む場所が違っていて、いわゆる市内に住むことは難しいこと。まだ、差別や原住民にフェアではない法律もあること。若者の雇用率が低いこと。ただ、新しい国として頑張っていこう!という前向きな思いを持っていることなど。
ガイドさんが、これらの話をしてくれたときに、一般市民のことをWe(私たち)という言葉を使って表現していました。おそらく、人種的に「ブラック」な国民のことを指していたのだと思います。そして、上級市民はThey(彼ら)と表現していました。人種的には、ドイツ系や南アフリカ時代からいた「ホワイト」なグループのことでしょう。
そのような事実は、あるであろうと思っていました。驚きではありませんでしたが、実際に住んでいる人から聞くと、まだまだ根深く、国として取り組まなければいけない問題なのだろうと感じました。
ナミビア、本当に良い国だと思ったので、もっともっと素敵な場所になってほしいな。
そして、世界で1番美しい夜景
夜、歯を磨いて、テントに戻っている時です。サンダルで砂の道を歩いていたので、ずっと下を見ながら歩いていました。たまたま、すれ違った夫が一言、「けいちゃん、空、見てごらん」
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言葉を失うレベルの、美しい星空でした。
びっくりしてしまい、涙が出てきました。
天の川。流れ星。数え切れないほどの星でした。ずーっと空をぼーっと眺めていると、ガイドさんが寄ってきて、色んな星座を指を刺して教えてくれました。夏は、車の屋根の上で寝ることもあるそうですが、その時に見える星空は、もっときれいだと言っていました。
世界一美しい星空は、ナミビアのナミブ砂漠にありました。
(写真は、iPhoneでは到底取れず、夫の一眼レフで撮影してもらいました)
ナミビアの感想
アフリカ大陸に来たら、絶対に行ってほしい国、No.1がナミビアです。
国の雰囲気もとても良かったし、ナミブ砂漠がとても気に入りました。サハラ砂漠は、荒々しさと、果てしなさを感じたのに対し、ナミブ砂漠は、縦の大きさと、オレンジの色味からなるエモさがありました。
そして、なんといっても星空です。普段、夜景も星もそんなに見ないのに、心を奪われました。もう一度来ることがあるかは分かりませんが、これを見るためだけに、来ても良いかもと思うくらいです。
アフリカ大陸に来ることがあれば、ナミビアはマストです。絶対です。
\私はこんな人です/
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プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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