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不動産DX祭りに参加してみて
11月26日(木)開催「不動産DX祭り」に登壇させていただきまして、
武蔵コーポレーション様のお話を興味深くお聞かせいただきました。
録画のアーカイブがあるようですので、見逃した方はぜひご覧ください。
さて、今日は、参加してみての感想を徒然なるままに書き留めたいと思います。
専任のシステム担当を立てるのは、なかなか難しい
RPAによるDX推進を進めるにあたって、専任の担当をアサインすることが重要ですが、なかなか難しいのではないかと思いました。RPAの操作をマスターするには、そこまで技術的なハードルが高くないにしても、スモールスタートでRPAで実績を作っていくのにシステム担当がいると心強いかと思います。その意味で、日本財託管理サービス様と武蔵コーポレーション様が本イベントに登壇されているのは納得であり、業界をテックでリードしている点を改めてリスペクトしました。弊社としても、技術で支援ができるよう一つ一つ事例を業界に発信していくという点で、イベントへの登壇の意義を感じることができました。
不動産会社様が、不動産テックを活用するにあたって、社内に1人でも技術に明るい人がいると変わってくるのだろうと思います。
RPAの活用は、ルーチンで威力を発揮する
業務のなかで、ルーチンな作業は確かに多くあります。しかしながら、いざ、自動化する業務について考えてみると、なかなか難しいものです。ここでは、まずスモールスタートによって、RPAと慣れ親しむことが大事なのだと思います。ちょっとしたパソコンの操作を自動化できる。小さな成功体験が現場のルーチン作業の開放につながっていくという意味で、まずは、RPAで遊んでみることがはじめの一歩にいいかもしれません。とはいっても、そもそもツール活用のイメージがわかないということであれば、いえらぶのらくらくロボシリーズのように、サービスとしてのロボを導入するのが手っ取り早いかと思います。無料で試してみて良さを実感することが不動産業界の今に必要なスパイスかもしれません。
いえらぶのRPAサービスは、国内初の試みから半年を経た。
登壇してふと気づいたのが、いえらぶのRPAのサービスがリリースしてから半年経ったこと。当時、まだ不動産業界でRPAというのは認知がそれほどなく、大きなチャレンジでした。一方で、コロナ禍でDX推進やリモートワークなどの話題のなかで、働き方改革のなかにRPAが活用されていくのは自然な流れだったと思います。いくつかのプレイヤーも出てきて、業界としても徐々に盛り上がってきた半年間だったと思います。実際にサービスとして提供してのノウハウは不動産業界ではトップクラスという自負があるほどのPDCAを回してきました。RPAの保守運用ひとつとっても、社内で専属のチームと安定した稼働の監視体制とアップデート対応とスピーディーに構築することができ、サービスの恩恵を受けて、便利になったというユーザーの声を聞くと本当にうれしく思います。
複雑なシステム群をどう活用できるか。
RPAを活用するにあたって、複数のソフトやクラウドサービスとの連携も視野に入れないといけないと思います。武蔵コーポレーション様は、システムとシステムと自動化しつないで構想をお持ちで、益々、今後のIT活用に注目の的になりそうです。RPAを内製化する流れは依然としてあると思いますが、すべてをRPAで対応するのではなく、システムをうまくつなぎ合わせながら対応していく方針が必要になってきます。いえらぶCLOUDはそういった意味では、オールインワンパッケージに強みを持ち、他社サービスとのAPI連携実績も増えてきたという実感があります。システムをどう活用するかというテーマにおいては、全体設計が肝となってきますので、開発力(エンジニアの数やチーム体制や企業体力)と実績(コンサルノウハウとプロジェクト実績)が判断基準となりえるのではないでしょうか。
最後に、不動産テックは2021年に大きな変化が訪れることになります。
そのきっかけとなるのは、大きく2つ。
一つは、国(法律や政府の方針)の変化。もう一つは、ユーザー(消費者)の変化と確信しております。
この続きはまたどこかの機会でお話しできればと思います。不動産テックはまだまだこれから加速していくでしょうし、それによって、不動産業界にイノベーションを起こし、ユーザーの安心した住まい選びが実現できるよう精進してまいりたい所存です。
イベントご視聴頂いた方は、改めてありがとうございました。
Facebookグループでまた、お会いしましょう。