成城学園前グルメ【成城きた山 本店】世田谷区 日本料理
今週は大切なイベント日(偉大な嫁様との結婚記念日)だったこともあり、久々の成城きた山へランチに。
いつぶりだろうか。
前回からかなり年月経っているとは思うが、最後の記憶から、何も間違いのない素晴らしい品々だった綺麗な思い出で終わっている。
味を確かめに行く意味も込めて、開店と同時に向かった。
成城きた山 本店
東京都世田谷区成城6丁目16−14 アイシスプラザ成城
11時30分開店。
ランチはたぶん予約なしでも大丈夫だったはずと思い、安全策で開店同時を目指した。
既にのれんは出ていて、扉を開けると店内既にほぼ満席!!!
予約がほとんど!!!
早速の混みっぷりに若干不安はよぎったが、運良くカウンター2席のみ空いていた!
ランチメニュー。
¥2,530 旬の和御膳はお造り、天ぷら、炊いたん、茶碗蒸し、さらにデザートも付いている。
そしてご飯、お味噌汁もおかわりし放題。
とんでもない値段設定である。
ちなみに、周囲の成城マダム&グランパは酒オーダー無しでご飯・お味噌汁をバシバシおかわりしていた。
それでも¥2,530なのである。
飲み物メニュー。
日本酒1合¥660!!
しかも、ビッタリなみなみ入れてもらえる。
高知県の船中八策、超辛口。
食前酒となればビリッと力強い飲み口なのだが、これが料理と合わさるとサッと引き立て役に回る。
旬の和御膳 ¥2,530【★★★★★】←あと星一つつけても良い
久々の和御膳、超感動!!!!!
あれもこれも、全部盛り。
こんなにも素晴らしかったか!?
文句の付けようがない、圧倒的五つ星。
しまあじ、まぐろ、ひらめの刺身が2切れずつ。
ベストコンディション!!
鮮度抜群、とろける良質な脂。
炊き立てご飯にぴったり、日本酒が溶ける…。
銀鱈の西京焼き、きんぴらも安心の味。
薄すぎず、しっかりだしが染みている。
この価格でなぜ、ハモの天ぷらが出せる!?
どこまでもありがたみがこみあげる…。
茶碗蒸しも完全に手作り。
カニ、ホタテがゴロッと入る…。
余計な味のしないつぼ漬け、浅漬け。
純粋なぬかは感じなかったので、ライトに漬けたものだろう。
これらもご飯が進むこと進むこと…。
炊いたん。
冬瓜、南瓜はほっくり。
ごぼうの土臭さが力強く、ダイナミックなカットで満足感たっぷり。
つくねも丁寧な仕込み、味付けでホロホロ。
そして、名物のちりめん梅のふりかけ。
ご飯2杯分ほどは入っている。
これが恐ろしいことに、ご飯も酒もどんどん溶ける魔法のアテなのだ。
ちりめんとカリカリ梅の刻みが相性抜群!!!
味良し、食感良しの傑作。
※土産品としても別オーダーで持ち帰ることが出来る。
追加で日本酒を2合頼み、大切に大切にいただいた。
あっという間に3合が溶け…。
ラストはデザート付き。
このタイミングでメニューに気になる品を発見。
飲むみりんと、シェリーの至宝ペドロヒメネス。
2種30mlずつのオーダーも可能とのことなので、飲み比べをしてみた。
万齢 のみりんこ 30ml【★★★☆☆】
エル・カンダド・ペドロヒメネス 30ml【★★★☆☆】
全くキャラの違う食後酒!!!
みりんは養命酒のような飲み口。
ペドロヒメネスに比べると若干力負けするかな、という具合。
単体で飲む分には面白いが、あまったるい和菓子には役不足か…。
しかし、立派なリキュールになってるのが面白い!
ペドロヒメネス。
今この場で開栓されたこともあり、バキバキの解放したて、メイク落ちしないギャル感。
もうちょっと複雑な過去を持つ女性のほうが私は好きかも。
餡蜜は甘さ控えめの金柑?や抹茶わらびもち、みつ豆、クリーム、あんこなど盛りだくさん。
これらのしっかり甘味にはペドロヒメネスくらいのガッツが必要だった。
とはいえ、ソムリエにしっかりと話を聞いた上で、日本酒も食後酒も選べたことはなかなか楽しかった。
(そう!きた山には専属のソムリエがいるのだ!!!)
ワインリストも見たけど、そうね、ソムリエならばそう選ぶよね…。
という食事代よりもかなり高くなるリスト。
これはあくまでも持論だけれど、和に合わせるワインは絶対に王道から外した方が良いと思っている。
第三世界やマイナー品種の品揃えに傾けた方が、この和食のクオリティをより引き立てると考える。
チリのヴィオニエとか絶対合いそうなんだけど。
その代わりと言ってはなんだが、ランチの定番日本酒のチョイスは本当に素晴らしかった。
あっという間のひととき。
大変満足に過ごせた、素晴らしい1日でした。
自宅近くでこんなにも仕事の良い店があるなんて、本当に幸せ。
母親も負担なく連れて来られる。
あちらこちら食べ比べて、改めて丁寧さ、真面目さに浸ることが出来た。
ただただ嬉しい。
きっとまたすぐに来ると思う。
心の底から、ごちそうさまでした。