Long Termism〜長期志向ならアトツギに任せろ〜
2024/11/27
とある会社のアトツギが、インプットをアウトプットに変えていくnoteです。
先日の学び
11/23に大阪で開催されたアトツギの祭典、AVS。
「Long Termism」=長期志向をテーマに、COTENの深井さんをはじめ、様々な経営者の方々が登壇し、講演を行なっていただいた。
今回学んだことを以下に示す
①バイアスを外すことができた
会の全体を通して、新たな考え方に触れたことで、自分の思考を見直すことができた。
・企業価値とは利益であり、企業は収益を上げ続けなければいけない
・経営者は組織のトップに立つリーダーでなければいけない
・事業や施策は効果が可視化でき、定量的でなければいけない
そういった、自分のなかにはびこっていた「なければいけない」を客観視し、本当にそうなのか?と考えるきっかけを与えてくれた。
このきっかけは、1人でオフィスにこもって思考している時間ではなかなか辿り着けないものであり、改めて他の経営者の話を聞くことの重要性を痛感した。
②悩みながら進む勇気をもらった
COTEN深井さんのお話の中で、「アトツギは矛盾を内包するエリートである」という言葉があった。
これは私含め、常に矛盾を抱える葛藤に苦しんでいたアトツギには、とても意義のある言葉だったんじゃないかと感じる。
以下、深井さんのお話の一部を簡単に記す。
これまでの時代は、「稼げたら偉い!」「社会貢献なんて二の次」といった感じで、稼ぐのが上手な会社やビジネスパーソンが力を持ってきた。
ただ、力を持ったものは必ず滅びていくことを、歴史が証明している。
これからの時代は、「稼ぐのも社会貢献もどっちもやる!」といった一見矛盾したことにコミットすることが必要な時代が訪れる。
そのため、矛盾や違和感を抱えながらも、それでも少しでも良き方に歩みを進めることが、重要になってくる。
そこで、矛盾を内包しながら前に進むことを、生まれながらにして続けてきたアトツギが次代のキーパーソンになる。という内容である。
このお話のおかげで「この抱えている悩みって、これからの時代には強みになるんだ」と思うことができた。
自分が次代のキーパーソンであると自覚し、歩みを進めていきたい。
③もっと地方の価値を知らなければいけない
会の最後を締めくくる、レオス・キャピタルワークスの藤野さんと、大原芸術財団の大原さんによるトークセッション。
テーマは、『過去と未来をつなぐ地域の魅力とは?』であった。
大原さんのお話の中で「土地には魂が宿っている。土地にいいこと、地域にいいことをやっていれば、間違いない」という言葉があった。
素晴らしい発想だなと感じた。
中小企業において、社会貢献とは地方貢献である。
この話を聞いて、自分の会社はどのように地方に貢献するかorしているかという視点で分析してみようと思った。
ただ、そこで気づいたのだ。
自分は、自分の属する地方の魅力を全く知らない。
18歳で地元を出て、1年前に戻ってきた自分には、地方の魅力や知見が何も備わっていないと言う事実に気づいてしまった。
なので、まずは地域の魅力やトピックをインプットする習慣を身につけようと思い、親が取っていた地方新聞を読ませてもらうことにした。
小さな1歩かもしれないが、自社の魅力に気づくためにとても重要なプロセスである。
勉強会なども企画していきたい。
まとめ
総じていい会であった。
オンラインで切磋琢磨していた方とも対面で挨拶できたり、なにより同じ境遇ながらもしっかり歩みを進め、一定の効果を出している先輩アトツギ達を見て、自分も頑張らねばと思うことができた。
家業の現実の中で、情熱の炎を燃やし続けることは、簡単ではない。
たまにこのような場で燃料補給し、またエンジンをかけると言う時間も大切であると感じた。
以上