鏡石町田んぼアート2021
午後になり、昨日が火曜日だということに気付いたワタシ。フリーの活動をしているため、うっかりすると曜日感覚が薄れるんです^^;
かねてよりTwitterでフォローしていただいているメロンパン兄貴の出店場所が急遽市街地に変更!
というTwitterのお知らせに気づき、慌てて自転車を走らせてきました。
そして、無事メロンパンをGET!!
で、帰宅後にふと天気予報を眺めると、しばらく雨模様だというではありませんか。
相変わらず残暑が抜けないものの、うっかりすると稲刈りも始まってしまいそう!
……ということで、田んぼが丸裸になってしまう前に(苦笑)、再びペダルを漕ぎ出したのでした。
とりとめがなくて、すみません😅
ワタシが何か行動を起こすときって、結構こんな取りとめもない連想から行動することが多いのです。
田んぼアートとは?
そもそも、アイキャッチの「田んぼアート」という言葉が聞き慣れない人もいらっしゃるかもしれませんね。
これは、「田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を絵の具代わりに巨大な絵を表現」したものです。
1993(平成5)年に、青森県田舎館村で「稲作体験ツアー」の一環として、古代米など3種類の稲を利用して津軽地方のシンボル「岩木山」を描くことから始まったそうです。
当時は「田んぼアート」ではなく「稲文字」と呼ばれていたとのこと。
ただ、昨今のコロナウイルス感染拡大の懸念から令和2年度は全面中止、今年度も原則中止だそうです。第2田んぼアートのみ、作付けをしていますが展望所は閉鎖しているため、全貌を直接見ることは叶いません。HPやSNSなどで稲の成長が確認できるので、そちらから楽しみましょう。
鏡石の田んぼアート
上記の田舎館村の田んぼアートを皮切りに、全国のあちこちで田んぼアートが地元の方々の目を楽しませてくれていますね。
私の地元では、特に鏡石町の田んぼアートが有名です。
鏡石の田んぼアートの特徴は、ほぼ毎年「童話・童謡」などがテーマになっていること。
そのため、結構年配の方にも人気があるようで、親しみやすさを感じるようなデザインが中心です。
なお、過去の分の写真は全て鏡石町の公式HPからの引用です。
2012年
テーマ:牧場の風景
2013年
テーマ:桃太郎
2014年
テーマ:金太郎
2015年
テーマ:浦島太郎
2016年
テーマ:かぐや姫
2017年
テーマ:一寸法師
尚、この年から湖川友謙氏が鏡石町の田んぼアートのデザインを手掛けています。
2018年
テーマ:うさぎとかめ
2019年
テーマ:眠れる森の美女
2020年:この年は、新型コロナウイルスの影響を受けて中止に。
2021年:おむすびころりん
ここまで、画像が大量に続いてすみません^^;
ただ、それぞれの画像から鏡石町のHPにジャンプできるようにしてあるので、ご興味のある方は年ごとの四季の移ろいを追ってみるのも楽しいかも?
さて、ここからは本年度のテーマです。
会場となっているのは鏡石図書館側の田んぼ。下記の地図でも分かるように、JR鏡石駅のすぐ裏手ですので、アクセスは非常に良好です。
で、これを上からではなく地上から見たらどうなるか?
ご想像できるでしょうが、イマイチ何が何だか分かりません😅
古代米など色のついた稲は「ん?稲の病気なの?」と勘違いしそうになるほど。(←無知丸出し^^;)
夕方の図書館閉館間際に足を運んだせいでもありますが、何が何だか分かりませんよね。
後から照らし合わせると、手前部分は、恐らくおにぎりの一部だと思いますが🍙
これが、4階の展望室から見下ろすと、アイキャッチの写真になるのです。
ちょっと撮影時間の関係で色の鮮やかさが出ていませんね😅
ところで、年を追うごとに、絵柄が少しずつカラフルになっているのがおわかりでしょうか?
これは、使用する稲の品種を増やしているからなのです。
また、ついでに観覧者数も概ね少しずつ伸びていますね。2017年がピークだったようですが、観光地からも離れている(以前に紹介した岩瀬牧場からは結構遠いです)点を考慮すれば、上々かもしれません。
ワタシの写真では少し色味が分かりにくいので再度HPより拝借。
使用しているお米は、次の通りだそうです。
謎のキーワード:「牧場のあーさー」と「隠れデザイン」
ところで、「牧場のあーさー」という謎のキーワードが気になる人もいらっしゃるでしょうか?
「牧場のあーさー♪」は、鏡石町を代表するゆるキャラです。ラインスタンプや各種ノベルティグッズも販売していますが、着ぐるみを目の当たりにすると、複雑な思いに駆られます😅
牛のおっぱい丸出しは、各種規制に引っかからないんでしょうか(笑)。
一応これでも町公認のキャラクターで、10月に開催される「オランダ祭り」にも登場しているのを見たことがあります。
また、「隠れデザイン」についてですが。
稲の品種が違うと成長スピードにも差が出てくるようで、性質の違いを利用して、時間差で新しいデザインが浮かび上がってくる仕掛けです。
今年のデザインの場合、奥の方にいる黒ネズミと向かい合っている白ネズミが、隠れデザインだったようです。
上記の写真は7/12時点のものですが、ネズミは1匹しか見当たりませんものね。
田んぼのアートの担い手~岩瀬農業高校
ところで、この鏡石町の田んぼのアートの担い手についてです。
これは鏡石町にある高校、「岩瀬農業高校」の生徒たちが授業の一環として、現地の測量・苗の育成・管理に携わっています。
もう少し具体的に述べると、
育成→生物生産科/作物生産専攻班
測量→環境工学科/測量専攻班
というように、2つの学科の生徒が関わっています。
(それぞれの学科の中で、さらに専攻班があります)
岩瀬農業高校は歴史が古く、あの古関裕而の盟友、伊藤久男氏の母校でもあります。
多分、伊藤氏の頃はまだ学校が須賀川にあった頃でしょうけれどね😊
(※1975年に、須賀川より鏡石町に移転)
町一丸となって取り組んでいる田んぼアート
そんなわけで。
鏡石町の駅の裏手でお手軽に観覧できる「田んぼアート」は、最初は震災からの復興事業の一環として始まったのかもしれません。
ですが、今ではすっかり街の風物詩に。
四季の移ろいに合わせて表情を変えていくのも田んぼアートの楽しみですから、刈り取り前に、また訪れてみたいと思います😊
田んぼアートの閲覧期間・時間
6月、9月、10月:午前9時00分から午後5時30分まで
7月、8月:午前9時00分から午後6時30分まで
※7月、8月の休館日(毎週月曜日(祝日の場合は次の日))は、田んぼアートのみ開館いたします。
※新型コロナウイルス感染症の影響により閲覧時間を変更しておりますので、ご理解願います。