これからが見頃?岩瀬牧場~ふくしま花だよりⅤ
本日午後、思い立って再度岩瀬牧場に足を運んできました。
須賀川牡丹園や大桑原つつじ園が「シャクヤクが見頃」というニュースが流れていたので、さすがに岩瀬牧場も咲いているだろうと見込んでのことです。
と、その前に。
本日は先週とルートを変えて、鏡石駅の方から回り、途中鳥見山公園に立ち寄りました。
鳥見山公園は、これからの時期あやめ類が咲き乱れるはずなのですが、本日はまだ少々早め。
通常の「あやめ」と「花菖蒲」だけが咲いていました。
手前にある色が薄めの花が、花菖蒲だそうです。
ちなみに、鏡石の街の花は「あやめ」だそうで、現在、あちこちであやめが咲いているのを見かけます。かつては「全国あやめサミット」が開かれたこともあるそう。
さて、肝心の岩瀬牧場。
現在は牛の飼育を見かける機会はほとんどなくなってしまいましたが(私が幼稚園の頃は見学した覚えがあります)、近くにはこの辺りには珍しい酪農農場があります。
余談ですが、3.11のときに期間限定でこの農場から生乳(成分の均一化をしていない状態)の牛乳をもらったことがあり、本当に美味しかった!
※多分、一般消費者向けの販売はしていないと思います。
バラ
先週の日曜日(16日)と異なり、平日の今日はさすがに人影がまばらでした😅
でも、おかげで庭園もゆっくり見れるというものです。
牧場内のフラワーパークは、時期をずらしながら?各種の花々が楽しめるように設計されているようです。
このモッコウバラは既に見頃を終えていましたが(これは16日撮影分)、バラはこれから見頃を迎えるものと思われます。
ここのバラ園のすぐ側には、「トラクター展示場」なるものもあります。
明治後期の岩瀬農場開拓には、きっと大いに活躍したのでしょう。
また、「こども牧場」の面々に比べると存在感がイマイチ薄いのですが(苦笑)、孔雀や(なぜか)フラミンゴが飼育されています。
シャクヤク
さて、ここのフラワーパークの目玉は(一応)シャクヤクらしいです。
先週訪れた際にはほとんど蕾だけだったのですが、本日は半分ほどまで花が咲いていました。
ちなみに、「座れば芍薬、立てば牡丹」という美人を表す表現がありますが、ざっくりと分類すると
芍薬→草の仲間
牡丹→木の仲間
だそうです。あと、芍薬は牡丹の接ぎ木として利用されたりすることもあるらしく(多分、牡丹栽培はこの方法が現在はメイン)、非常に深い関係にあるそう。
これくらい咲き誇っていると、さすがに見応えがありますね。
※ちなみにやたら葉っぱが散っているのは、丁度草刈りをしていたからです😅
これは何の植物かわからないけれど(多分ユリの仲間のような気がしますが)、インパクトがあったので思わずパチリ。
睡蓮
丁度あちこちで「モネ」が話題になっていたので、再び睡蓮に注目です。
今日は温室には足を向けなかったけれど、庭園の睡蓮は、先週よりも心持ち花が増えた気がします。
エンジェルの存在は、ちょっと目を瞑ってください(苦笑)。
私も個人的にはツッコミどころ満載ですが……。
あと、本日はこのイトトンボをやたら見かけました。
何だか、水辺の光景によく似合います。
あと、こちらの池ではメダカが放たれています。
よく学校で飼育されている「ヒメダカ」ではなく、野生種のメダカですね。
(フリー画像より)
先日訪れたときは、池の外からメダカ探しに夢中になっている人もいました。
ポプラ並木
さて、「花」ではありませんが。
個人的には「牧場の朝」に登場する「ポプラ並木」も結構好きです。
開拓当時の面影は薄いかもしれませんが、まだ牧場の敷地の一部には、あちこちにポプラが残されています。
ただ一面に立ちこめた
牧場の朝の霧の海
ポプラ並木のうっすりと
黒い底から 勇ましく
鐘が鳴る鳴る かんかんと
(引用元:牧場の朝/杉村楚人冠 作詞)
こちらは牧場の外から、アングルを変えて。
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観光牧場としてのピークは過ぎてしまったかもしれませんが、また新しい他価値での牧場存続を目指している岩瀬牧場。
これからも、明治期から続く日本初の西洋式牧場モデルとして、歴史をつないでいってほしいと思います。