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訂正しました

いつもは、さらっと黙って訂正することも多いのですが……。

本日公開の「鬼と天狗」の「野総騒乱(3)」の一部を、訂正しました。

 ――食後、鳴海は会津●●上布の着流しの上に絽の夏羽織を羽織り、玄関先でりんの支度を待った。外出するからなのかりんは軽く化粧を整えて、鳴海の三尺ほど後ろに立った。りんの装いは縹色はなだいろの縞模様をした会津木綿の着物で、その上から女人用の夏羽織を纏っている。

この「会津上布」ですが、てっきり伝統工芸だと思い込んでいたんです。昭和村の「からむし織り」のサイトには、それっぽい事が書いてありましたし(^_^;)

ですが、どうも「からむし織り」が会津で行われるようになったのは、ここ3~40年ほどのことで、会津産のからむしの生産が、伝統産業だった……ということのようです。
では、奥会津産の苧はどこへ流れていたのか?

それは、越後の「小千谷おぢや」でした。
まあ、会津から近いですしね(´・ω・`)
そんなわけで、「会津上布」→「越後上布」に変えてあります。
ですができれば「会津上布」にしたかったなあ……。この二人の着物については、「地元要素も入れたい」ということで、わざわざ会津名産を選んでみたのです。

ちなみに、鳴海の奥さんの「りん」の着物のイメージは、こちら。会津木綿は昨日ふらっと遊びに行ったカフェでも話題に出ましたが、「家老クラスの奥方でも、質素倹約がモットーの二本松藩ではこれくらいが相応しいだろう」というのと、家事をするに当たって、実用的な要素を加えてみました。
お手頃かつ丈夫で、普段使いの着物に向いているとのこと。

https://kokindo.stores.jp/items/625517e7719e8e039cd82bb6

一方、何気に「見栄っ張り」のなるみんに着せるとしたら、こんな感じの夏羽織。
ちなみにワタクシ、和装姿の男性に弱いです(笑)。

https://otokokimonokato.com/c/gr246/gr260

また、「絽」の着物は夏の透け感のある着物です。セミの羽のようですが、さらっとこんなのを着こなしていたら、おしゃれだなあ……と思ふ。

https://tokusenkimono.com/items/1705/

余談ですが、なるみんの着物は「大身」にふさわしく、かなりの高級品です(^_^;)
「贅沢は敵!」的な和左衛門に見つかったら、めっちゃ説教を喰らいそう💦

私自身はあまり和装は詳しくないのですが、それでも余分なツッコミは受けたくないですしね。
ともあれ、今日は「恋人の日」らしいです。たまたま別の場所のフォロワー様の投稿で知ったのですが、そんな日にふさわしく、割と甘めのエピソードが3回程続く予定です(笑)。

どうせ、この先まだまだ「胃の痛い」展開が続くのですから、たまにはこんな場面もいいでしょう。


#鬼と天狗
#エッセイ
#日記

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k_maru027
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