駐妻の本帰国後 -本帰国直後-
日本に帰って最初の1ヶ月半はあっという間に過ぎた
今回はコロナの影響で自主隔離があったため、
初めの2週間はのんびりと過ごし
隔離が明けたら即
家探し!
家具家電探し!
引越し!
中国からの荷物届く!というように
バタバタした
本帰国から2ヶ月ほど
引越しが終わると新天地での生活をどう豊かに過ごすか考えることになる
夫は久しぶりの日本での仕事に励んでいた
私はこどもの新しい習い事や近所の散策に意欲的になっていた
この分担がいけなかった
夫は元の会社での生活を取り戻しながら
「家を買う」ことに目を向け始めた
私は中国と日本のギャップに悩むようになった
そのひとつは他人との関わりがゼロになったこと
今回、初めて住む土地(実家からは近いが車移動の距離)で、コロナ禍の影響もあり旧友と会ったり新しい人と関わることをできるだけ避けていた
中国ではコロナが治まり国内なら自由に行き来ができたが、日本は第4波だったか..ともかく感染者が多いのにも関わらず「もう我慢できない」と出かける人が増えている時期だった
感染者が多いのに出かけている人を見かけると腹が立ったし、だからいつまで経っても収まらないんだよ!自分は出かけない!人に会わない!と頑なになっていたようにも思う
もうひとつはタイムスケジュールがうまくいかなくなったこと
帰国して夫の労働時間は顕著に増えた
駐在中は夕飯までに戻り、私が食事の準備中はこどもと遊んでくれていた
家族で夕食を食べ、こどもとのお風呂は夫の担当、寝かしつけは私
土日祝日は休みだった
夫が出かける日や出張の日は適当なごはんでこどもと過ごし、こどもが寝たら気楽にひとりで過ごす時間があった
また、夫にこどもを預けて私が友人と食事に出かけることもできた
一方日本では、夕食はおろかお風呂、寝かしつけまでワンオペ育児になることが当たり前になった
寝かしつけを始めた頃に夫が帰宅してきてこどもの目が冴えてしまうこともしばしばあった(ある)
休みも不定期になり、出張はない
今まで通りのタイムスケジュールで進まず、
こどもの生活リズムが崩れた
そのままズレ込み、私のひとりになる時間が取れないまま1日が終わることが多くなった
こどもの成長のために睡眠はきちんと取らせたかったし、こちらが家事をしている間にかまってかまってと泣かれるのは辛かった
お願いだから早く寝てよ..とイライラしたり
今まではかまってあげられたのだから罪悪感があった
私の時間、私の時間、と自己中心的に感じる人もいるかもしれないが、
毎日赤ちゃんとの会話(ほぼ独り言)だけ、スーパーと公園と家の行き来だけで過ごし、
久しぶりの日本で私はうまく日本人をやれているだろうか(これまた詳しく書きたい)と考えながら生活することは、とても大きなストレスになっていった
こどもとも夫とも離れたい、
自分の趣味に没頭する時間が取れれば
少しはスッキリするかもしれないのに、
と思うようになった
夫に「どうにかして」と言って調整できるものでもないので言わなかった
でも帰宅してゆっくりひとりでごはんを食べてスマホを見て家探しをしている夫に八つ当たりせずにはいられなくなっていった