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幸せなはずなのに…

どうにかこうにか
ベビたん1号と2号をつなげるという
目的を達成した私

1号も喜んでるんだからイェイ!
やったぜ〜!!とばかりに
幸せ全開でいいはずなのに

未知の異国生活で
どこかくすぶるモヤモヤ感… 
大きな変化による
カルチャーショックもあったし
夫のいない寂しさもあったけど
夫へのモヤモヤも募っていた

日本にいる時は
自国にいないから…と
何かと理由をつけていたから
自国のことならまかせとけ〜と
色々とやってくれるはず

しかし出産前から
暗雲が立ち込め始めてた

発展途上国である
その国特有の事情もあったけれど
電柱を自分達で引くハメになったり
上水道がまだ引かれていなくて
タンクに水を購入したり
とにかく予想外にお金がかかる

ガソリン価格の上昇にともなう
物価上昇のスピードなど
文化的なことと金銭的なことが絡み合い
日本にいる夫は金銭的なことも
だんだん滞り始め
私に支援を求めてきたことが
モヤモヤの大きな原因のひとつ

あぁ…私のセーフティネットになるのが
夫くんではなかったのか…
なぜ彼の国である異国にいる私が
彼のセーフティネットにならねばいけないのだろう
しかも2号の出産前後という
一番不安になりやすい時に…

彼がいない心細さや寂しさも
この不安を増長してるんだろうと
無理やり納得してみたりしたけれど

あまりにも日本と違いの大きな生活は
私の身も心も削っていった

息子達は愛しいし
そばにいられることは嬉しい

けれど…
誰も知り合いのいない国で
まわりに家族と呼べる人はいても
知り合ったばかり…

物理的にまわりに人がいても
私の状況が理解できる
心を打ち明けられる人がいないのは
心理的には孤独ということなんだと
その時初めて気がついた

この孤独はやっかいだった…
話し相手になりそうな義母には
逆に心配かけてしまいそうで
言えない…

言ったところで
これまでの生活習慣や文化など
バックグラウンドが違いすぎて
伝わりにくい…
そんなモヤモヤもあった

自分が生まれ育った場所から離れて
国も越えて
1人嫁ぐということは
こんなにも不安で孤独を感じやすいのだと
しみじみと身に沁みた

私は2人の子どもの母になったというのに
まだ精神的に
大人になりきれていなかったのか…
そんな風に自虐的になったりもした

乳飲み子を抱えてパソコンを開く余裕はなく
メモ帳に日記を走り書いて
なんとか気持ちを吐き出して
整理しようとしたり…

振り返ってみると
様々なカルチャーショックに加えて
栄養面でも産後うつになる要素など
てんこ盛りだったけれど

その時は産後うつなんて言葉も
状態も知らず

母乳オンリーの次男の
ミルク製造工場であること
それが精一杯だった


夫から電話で母の体調が優れないと聞いたのは
次男が生まれて
半年ほど経った頃だっただろうか…

そこから
さらなる不可解な状況につながるとは
その時は
知る由もなかった

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