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ほぼ新卒で入った会社を辞めることにしました

はじめに

約7年勤めた会社を辞めることにしました。そのきっかけや理由、今後について考えていることを綴っていきたいと思います。今、仕事を辞めたいと思っている方や漠然と転職しようかなと思っている方の参考になれば幸いです。

まず、私はある中小企業で働いています。そこは、斜陽産業に区分されるような業種であり、繁閑の差が大きくあります。そのため、長期的な視野で考えると給料はもちろん、キャリアアップも見込めません。なんとなく、いつかは去ると気付いてはいたのですが、思うことがあり、このタイミングでの決断に至りました。

きっかけ・理由

仕事できない上司に嫌気がさした

入社して4年目に上司が代わりました。訳あって、カムバックしてきた方で過去の資料を見る感じそこそこ仕事できる人だと思っていました。しかし、現実は違いました。会社の政変によって戻って来られただけの無能上司でした。その当時、辞めざるを得なかった元上司が言ったことのほうが正しかったと気付かされました。メールの誤字・脱字はひどいし、とにかく国語力がない。そのうえ、数字にも疎い。上司を通さず、その上の上司(他部門の関係者)や先方とやり取りしたほうが仕事が進むし、気が楽。それだけならまだしも、企業として致命傷とも思える問題を内包していることが、ここ1~2年の間に表層へと浮上することとなったのです。

コロコロ変わる経営陣・動けない管理職・やる気のない同僚

入社してから4回ほど経営陣が代わりました。その度、「数年経てばまともな会社になるはずだからもう少し踏ん張ろう」と同僚に言われ続けます。しかし、何年経っても良い方向に変わる傾向は見られません。むしろ、悪化の一途を辿っていると感じました。それは、経営陣が現場を見ておらず、決断するのが遅いというのが原因の一つにあります。それゆえ、管理職も舵をどう切るのが良いか図りかねる場面が日に日に増えてきたのです。管理職自身、プレイングマネージャー(Playing manager)が多く現場作業も多数抱えている状況なので、こなさなければならないタスクが山積みとなっています。それなのに、部下に仕事を振れない。振っても指示を守らないで、好きなことしかしない部下が多い。部下がフォローしようとすると頑なに固持し、仕事を渡さない上司もいる。とにかく、会社として業務が回っていない状況に陥っていきます。もちろん、それに付随して社内のコミュニケーションも徐々に減っていき、逆に陰口は増える一方にあります。コミュニケーションの場を増やすという名目で開いた会議もただ時間を浪費するだけのものでした。そんな状態のため、モチベーションは削がれていき、やる気のない同僚が増え続ける状態となっていきます。

どこか他人事な人々

仕事をやる上で、コミュニケーションや決断が大切なことであると多くの方が理解していると思います。辞める理由として、この部分が大きく欠落している今の会社では成長できないと感じたのが大きな理由です。

一つの案件を進めるために前述の無能上司に相談すると、その上の上司(経営陣)に相談すると回答があり、1ヶ月以上音沙汰なしというのが当たり前です。しかも、その案件は事務処理的に済ませば数日で完結するようなものです。この部分において、上司もその上の上司も信用できなくなり、苛立ちが大きくなりました。

また、部門の中で無能上司が責任を持って決めなければならないことも回り巡って、私のところへ仕事とともに責任まで押しつけられることが多々あり、私が作った案を管理職会議(実際は管理職による中身の無い会議という噂)で決定事項にすることが多くありました。さらに、その先の進め方については、当の本人は無関心の有り様。もう、唖然としました。

同僚に対しても不満が大きくあります。自分の持ち場以外のことはほぼ全てに関心がない。会社を良くするという気持ちはなく、ただ生活できるだけの給料を稼げれば良いという考え方を持っている人が多数います。そもそも仕事を取るなんて考えは微塵もなく、常に受け身姿勢なことです。そこを改善させるにも癖が強すぎる人間が多く集まっているため、一筋縄ではいかないことや会社として教育するにも能力・体力ともにないことを悟ってしまったというのも理由の一つです。

いい加減疲れた

ここまで、読んでいただいた皆様には察しがつくかと思いますが、本当にろくでもない会社だなと感じます。「もう、疲れた。逃げたい」勤続年数が増えるたび、気持ちが大きくなっているのを自覚しました。それでも、ここまでダラダラと我慢しながら続けられたのは、やることさえやっておけばそれなりのお給料が貰えており、仕事サボっていても怒られずに済む環境だからという2点が大きいです。ただ、このまま歳を重ねていくことによる将来への不安と人間関係が元のストレスに耐えきれなくなっていることによる体の不調が出たため、辞めることを決断しました。そこには、30歳を過ぎてこれからどういう人生を歩んでいきたいかということや家族との関係、20代半ば頃手帳に書いた「30歳までに転職する!」という一文も関係しています。どんなに尽くそうが放っとこうが何も変わらない職場環境から一歩出て、今までと違う環境に身を置き、一人の人間として成長していきたいと考えています。

今後について考えていること

リフレッシュ

退職すると言っても、まだ、有給休暇で一月半強の時間があります。保険証が使える間に放っていた歯のメンテナンスだったり、気になるところを診ていただいたりしながら、心身ともにゆっくりと休みたいと思います。それと並行して、これからの生活をどうするのか考えていきたいと思います。

転職活動

正直、自分の性格や行動適性、今までの職務経験からまともに働いて行くのは気が引けると感じています。なので、焦らず、自分にあった会社を転職エージェント等利用しながら見つけていくなり、フリーランスでの働き方を模索したいと考えています。








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