のびのびと、あたたかいイベントに。
5月2日に谷地頭町で「本だなづくりイベント」を開催し、無事に終了しました。
イベントってとにかく大変で、充実度が高くて、なんか達成感がありますよね。もちろん、このイベントも大変な部分はあり、とっても楽しく、おわったー!という気持ち、生まれましたよ。
でも、大変や疲れより、「あたたかく、のびのびと」そんな言葉の方が似合うような1日でした。
どんなイベント?
タイトルの通り、本棚を作るイベントです。作る本棚は3つ、リトルフリーライブラリーと呼ばれる活動がいいなあ~と思ったのがきっかけで、作ったものは小さな巣箱型です。これから実際に外に置き、本の貸し出しも行います。
イベントの対象は小学生、当日使うものは道南杉。開催場所はわらじ荘でもきらく荘でもなく谷地頭町会館。
概要はざっとこんな感じです。
こんなイベントになりました
参加してくれたのは、近くの小学校に通う1年生、谷地頭に住むこども、荘のイベントにたくさん来てくれる家族、最近仲良くなった小学生、町会の方々、大学生・高校生のスタッフの皆さんです。色んな人がいても、ナチュラルな多世代交流になっていて、違和感を感じないイベントでした。
まず、来たのは町会の方々。イベント開始3時間前、続々と差し入れを持って様子を見に来ました。イベント中も何度も様子を見に来ては、本当に終わるのか、本棚は出来上がるのか、心配そうに見守ってくれました。応援と心配が行ったり来たりしていて、愛をひしひしと感じました。あたたかいです。
こちらは、お昼ご飯として頂いた差し入れで、イベント前にみんなで食べました。始まる前から、まるで打ち上げのような盛り上がりでした。笑
本棚作り開始と思いきや・・・
イベントはこんな感じ。本棚はかけらも映ってませんが・・・イベント中の様子はほぼこんな感じでした。
今回は未就学児~低学年の参加者が半分でした。参加者の年齢縛りは設けなかったものの、小学校中学年~をメインに作ったイベントでした。もうこれは、のんびり、のびのび、楽しくやるしかない。始まって15分、本棚作りにだんだん飽きてきた小学生を見て強く感じました。笑
そして、スケジュールやチーム分けにはこだわらず、のびのびイベントを楽しんでもらいました。小路を使って追いかけっこをしたり、自由なお菓子タイムをとったり、本棚作り2割・その他8割といった感じだったと思います。1回木を切ったら、30分追いかけっこしてました。最終的には大学生たちでなんとか形にしましたとさ。
共催は谷地頭町会
開催場所は谷地頭町会館でした。これは、なかなか面白かったです。まず、谷地頭では、電停を降りてすぐに表参道という商店街が並ぶ通りに入ります。町会館はその表参道にあり、買い物に行く人、散歩している人、温泉に行く人、電停に向かいう人、様々な人が行き交います。イベント中も地域の人がちらちら気にしながら通り過ぎていきました。
もしも、きらく荘で開催していたら、趣味のDIY程度に見られたでしょう。町会でやるものだから、多くの人に不思議がられながら見てもらいました。声かけてくれたり、本を持ってきてくれる人もいました。こうやって写真を見返すと非日常すぎるのに、なぜか馴染んでいる感じもあって面白いです。新しい物や人を寛容に受け入れる谷地頭を改めて感じますね。
今後の展開
これからは、実際に設置して、貸し出しの準備を少しずつ進めていきます。(町会にはすでに設置しています!見てみてくださいね~~)
さて、私たちは、たくさんの想いを今回のイベントや一連の企画に込めました。少しだけ紹介すると以下のようなもの。
本を媒介として、新しいコミュニケーションが生まれたらいいな。自分が作った本棚が町に置かれることで、こどもにとって、地元を身近に感じる理由になったらいいな。図書館のない西部地区で本に触れあう機会が増えたらいいな。地域の人と関わるイベントになったらいいな。創る楽しさを感じてもらえればいいな。などなど。まだまだあります。
どれが達成できて、どれが達成できなかったのか、今はまだはっきりとは分かりません。でも、まだまだ始まったばかりで、これから仕組みや、ソフト面を作り、愛情込めて育てていきたいと思います。
そして、いつか、誇れるような日々・活動にしていきたいと思います。
こちらは、完成した本棚のひとつ。町会にあります。残りの2つは来た時のお楽しみです。