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読みたくて、食べたくて #004 「買い物はその日ごとに」

料理が得意な友人が、暇になると近所のスーパーを散歩する話をよく聞かせてくれた。お金がなくても、買えなくても、食材を眺めて料理を想像するだけで、楽しいそうだ。

そういえば私も目的なく近所のスーパーを散歩することがある。欲しいものがなんだかわからないまま、ふらふらしてると、食べたかったものに出会えることがる。

その時はタコスセットを買って帰たかな。それをきっかけにタコスを作るのにハマったこともある。食べたい、と食べれるが近いと良いことが起きるみたいだ。

逆に、買った時と食べる時がずれる体験もある。生協のような宅配システムだと注文したものが二週間後に我が家に届く頃には、なんでこれ買ったんだっけ?て思うことがある。食べたい、と食べれる、に時間差があるとこういうことが起きる。それぐらい「これ食べたい!」って気持ちは流動的なのかな。

そういえば買い物について、料理家の渡辺有子さんはこんな話をしていた。

その日に、その時に、食べたいと思ったものを食べる、その日に目で見て、新鮮でおいしそうなものを使いたいと思っています。

渡辺有子|すっきり、ていねいに暮らすこと|P99|PHP研究所

買い物はその日ごとに。つい買い溜めしてしまいがちだが、改めてこの感覚大切にしたいなと思ったよ。

「すっきり、ていねいに暮らすこと」は、ライフスタイルの参考に10年近く前に買った本。ずっと本棚にあって、時々出してはパラパラ眺める、心地が良い本。レシピも少し載ってて、トマト卵炒め (P102)も、よく作ったなー。暮らしのお手本に、よかったらどうぞ。

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