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ドラッカーのマネジメントを読もう【書籍紹介】
プロジェクトマネジメント、チームマネジメントをする立場になった方や、これからなる方に向けておすすめの書籍をひとつ紹介します。
「マネジメント」エッセンシャル版 ピーター・F・ドラッカー著
もしドラの原作となった一冊で、経営やリーダー業をされてない一般の方も多く手にとったのではないでしょうか。
マネジメントとはどうあるべきかと言う根本的な内容を深く追求した一冊です。
私は教科書的に使っています。
マネジメントは大変複雑で、実践難易度が高い技術です。抽象的な軸がないと意思決定がぶれてしまいます。いわゆる「管理」と言う直訳一言で単純に表せるものではありません。
プロジェクトマネジメントは、広範囲の技術的内容を理解してとりまとめながら、次々に発生する突発的な出来事に臨機応変に対応せねばなりません。
さらにはメンバーの指導や教育、上位組織や別チームへのアプローチも戦略と戦術を持って臨む必要があります。
プロジェクトとは名がつかない活動も、リーダー的立場を求められるなら同じことが言えます。
もしドラの野球部マネージャーもですし、身近な例では、家庭の中のお父さんやお母さん、学校や塾の先生、コンビニの店長などもマネジメントに接する機会が数多くあります。
自分の中にマネジメントとは何かという深い理解がなければ、感情に振り回されて思うように立ち回る事が出来ません。
私もマネジメント初級者として、時折振り返るときにこの一冊をめくります。自宅のすぐ手に取れるところに置き、自分の中の迷いを払拭するために教科書的に関連箇所を一節だけ読むことが多いです。
実践的なテクニックと言うよりも、「仕事」というものの根本的な考え方が説明されています。もちろん、書いてある内容が全てが、いかなる場合でも正しいとは限りません。
しかし、「マネジメントの父」と呼ばれたドラッカーの言葉には、経営と組織の真理を深く探究し続けた魂が込められています。
お父さんもお母さんも、バイトリーダーも起業家も、一度これらの言葉に触れて見ることをお勧めします。マネジメントは技術です。感情だけでこなせるほど、甘くはありません。
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