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「多動力」堀江貴文

ホリエモンの本は、大変読みやすく、通勤1往復ぐらいでサクッと読み終えた。

YouTubeでもよく自分の思想について話している動画を見ていたので、内容もスッと入ってきたと言う事もあるかもしれない。

何より勇気を貰えるのが本書のいいところ。

馬鹿みたいに他人が敷いた会社組織に従って働く日本人がまだまだ多い中で、自由に生きる本質的な思想をダイレクトな言葉で伝えてくれる。

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4344428609/ref=cm_sw_r_cp_api_i_zPW5Db1Q1YA3A

猿のようにハマり、鳩のように飽きよ

気に入ったフレーズのひとつが、サルのようにハマり、鳩のように飽きよ

多動力とは、同時に複数の事にこなす能力。まずは興味がそれらに向かなくては始まらない。ひとつに興味を持ち続ける事はいい事だが、ある程度覚えてしまったら、きっぱり飽きてその次の興味のひく事象に早々に移行するべきだと言う発想である。

そして、どれくらいのものに飽きてきたのか振り返ったとき、慣れて飽きたものたちは自分を成長させてくれた事に気づく。

これには非常に共感。どんなことでも1か月だ。個人的な経験では、ハマってある程度覚えて使えるようになるまで、長くても1か月だと思う。学生時代にflashムービーが流行って、自分でもAdobeの高いソフトウェアと本を買って作ったが、知識ゼロベースで初めて1か月で作品は出来ていた。

まずはハマる。そして飽きて次の興味の対象へ移りゆく。

よく、何が好きかわからない、興味はあるけど向いてるかわからないと言ってなにも始めない人が見受けられるが、経験したことのないものを好きになる事はないし、やった事ないものに向いている向いていないなんて判断つけようがない。

まずはやる、行動する。結果は後から付いてくる。

カルピスで言う「原液」を作れ

もう一つ良かったフレーズを紹介する。

「原液」を作れば、寝ている間も分身が勝手に働いてくれる

ここではカルピスに例えて「原液」と言う分かりやすい言葉で解説されている。自分の原液を作って、自分の原液薄めて拡散するように仕事をしろと言う理論だ。

つまり、自分自身が身を賭して働くのではなく、何かしらの「資本」を作って、その資本によって複利的に利を得られる、その原液を作る行動こそ最も時間を投資するべきではないかと言う話である。

一日は24時間以上に増えないし、自分もひとりしかいないのだが、「原液」となりうる資本を生み出す事で、原液が薄まり拡散していく。

ホリエモンは、1回の炎上がテレビで何度も取り上げられると、「よく最近テレビ出てますね」と言われるらしい。実際にはテレビに出演していないのに、メディアが「原液」を薄めて使うので、多大な広告効果と変わり働いてくれるのだ。

資本を作るための行動は、インプットよりもアウトプットの比重を上げねばならない。積極的に行動し、多動力をものにする。あらゆる情報が飽和した、今の時代に合った自己啓発の本流になると考えている。

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Kanazawa Kimihiko
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