愛と悲しみのうどん女王 呪文
かつて、うどんの国、コシ王国に、愛と悲しみのうどん王女、ナルコシがいました。 (^_^)/
「ハイモチヨー！」ナルコシはいつも明るく、元気な顔をしていました。彼女の頬は彼女が笑うと、まるで麺が湯に入った後のようにほわっと温かくなりました。うどんっぽさが人々を魅了し、王国中が彼女に夢中でした。✨
しかし、愛するナルコシ王女は、ずっとひとつの悲しみを胸に秘めていました。それは、彼女の初恋の相手、タネツネ、がいつまで経っても彼女を
「ツユダク」
と言ってくれないことでした。彼はただ彼女を「カタモチ」と呼び、これ以上の関係に進むことを拒んでいました。😢
一日、ナルコシがうどんの畑で働いていると、突如として空から巨大な天ぷらエビが降ってきました。バサッと地面に着地すると、エビは奇妙な声で話し始めました。「私は宇宙から来たエビンポス、ナルコシ王女、あなたの悲しみを解消するために来ました。」(°▽°)
驚いたナルコシは、タネツネと自分の間にある問題をエビンポスに打ち明けました。「えー！タネツネ君、ナルコシちゃんをツユダクって言わないなんて、カラカラね！」エビンポスはクシャミのような声で笑いました。
するとエビンポスは、突然宇宙から持ってきた巨大な出汁ポットを出しました。「これがあれば、タネツネ君もあなたをツユダクと呼ぶでしょう。ただし、これを使うと、あなたは一時的に、もっとも美味しいうどんになってしまいます。あなたはそれでもいいのですか？」(・o・)
ナルコシは少し迷いましたが、タネツネの愛を勝ち取るために、このリスクを受け入れることを決めました。「私はタネツネが私をツユダクと呼ぶためなら、何でもするわ。」と、彼女は決意の顔をして、エビンポスの提案を受け入れました。
だが次の瞬間、奇跡の出汁ポットから湯気が噴き出し、ナルコシの周囲を包み込みました。すると驚いたことに、ナルコシの体は本当にうどんに変わり、ゆらゆらと風に揺れながら、長い麺の姿へと変身してしまったのです！
「ウワァー！これは予想外だニャリ！(ﾟДﾟ;）」エビンポスもショックで目を丸くして叫びました。 しかしナルコシうどんはどこか満足そうで、「ほんとうに私、美味しそうね…」と小さな声でつぶやいていました。
その様子を遠くから見ていたタネツネは驚きのあまり、カチンと顔が硬くなってしまいました。しかし、彼の目はすっかりナルコシうどんに釘付けで、むせび泣きながら彼女に近づきました。「ナルコシ、お前が…こんなに美味しそうなうどんになるなんて思わなかったよ…」と、ついに彼は涙ながらにナルコシを
「ツユダク」
と呼びました。 （T_T）
しかし、その瞬間、大きな風が吹き、ナルコシうどんは風に乗って空高く舞い上がってしまいました。「ナルコシー！ 」タネツネは彼女を追いかけ、泣き叫びましたが、ナルコシうどんはどんどん遠ざかってしまいました。
その後、エビンポスは出汁ポットを片付け、「これが最後の愛の悲劇だニャリ。うぅ、私はもっと幸せな展開を予想していたニャリ...」と悔しそうにつぶやきました。
そして、彼は宇宙へ帰っていきました。それ以来、タネツネは毎日空を見上げ、彼の愛したナルコシうどんを思い出しています。
しかし、この物語の終わりはここではないかもしれません。なぜなら、コシ王国の伝説には、うどんの形をした恋人がいつの日か再び地上に降りてくると言われているからです。それが真実かどうかは誰にもわかりませんが、タネツネはそれを信じて、毎日空を見上げていました。
ある日、夜空に巨大な流れ星が現れました。それは見るからに特別な流れ星で、その光はタネツネの心に何かを告げているようでした。彼は思わず、空に向かって手を伸ばしました。
すると突然、流れ星は一瞬で消え、その場所にはナルコシうどんが降りてきました。タネツネは驚きのあまり、しばらく彼女を見つめることしかできませんでした。
しかし、彼女はとても優しく微笑み、タネツネに言いました。「タネツネ、あなたが私を美味しく食べてくれるなら、それが私の望みよ。」彼女の目は愛に満ちていました。
タネツネは涙を流しながら、彼女を大切に食べ始めました。「ナルコシ、お前は…本当に美味しい…。ありがとう…。」と言いながら、彼はナルコシうどんをツユダクと一緒に丁寧に食べました。
彼女は微笑みながら消えていきましたが、彼女の存在はタネツネの心にずっと残りました。彼はこれ以上の愛を感じたことがありませんでした。その日以来、タネツネはナルコシの思い出を胸に、毎日うどんを作り、コシ王国の人々に愛と悲しみの物語を語り続けました。🍜✨
そして、これが「愛と悲しみのうどん王女物語」の終わりであり、新たな始まりでもありました。
「ツユダクとカタモチの間で」🎵
(タネツネ)
うどんの田畑を行き交う影
ツユダクと呼ぶその声が欲しい
君は照りつける太陽のよう
僕の心をゆであげていくよ
(ナルコシ)
あなたとなら、うどん色の世界
カタモチでも、私は輝ける
あなたのため、ツユダクになるの
永遠の愛、空高く舞うわ
(合唱)
ああ、愛と悲しみのうどん
時を超えて、味わい深く
ツユダクとカタモチの間で
この想いは、風に乗って
(タネツネ)
美味しく食べる、それが愛の証
君は僕の中で、永遠に生き続ける
星空の下、君を思い出し
毎日、心に君を味わう
(合唱)
ああ、愛と悲しみのうどん
温かさは、心を溶かす
ツユダクとカタモチの間で
この想いは、風に乗って
(終わり)
飛んでいけ、愛のうどん
君の名前、僕は忘れない
ツユダクとカタモチの間で
永遠に、君を愛してる