地域クラブができる『選手の可能性の広げ形』とは?【Weekly Column】
サッカーを通して社会を見越す
地域クラブの役割は、子どもと社会をつなぐことです。
・居場所をつくる
・仲間をつくる
・体をつくる
・心をつくる…etc
視点を変えたら、さまざまな項目が挙げられるでしょう。当然、スポーツをテーマとするジュニアクラブなので、心身を育むことは欠かせません。ここが地域のスポーツクラブの核です。
しかし、この一点では足りません。
なぜならクラブに属する意味を提示できていないからです。クラブに属する意味は、年齢や性別の異なる人々と時間を共有することです。しかも「大好きなサッカー」を一緒にプレーします。
好きを共有し、時間を共にすごす。
ここに地域クラブを価値があります。サッカークラブだから、勝利を目標にする地域クラブが多いのはいうまでもありません。プロサッカー選手を目指す子を集めている地域クラブは、勝つための技術、チームを機能させるための戦術を指導を行っています。
ただし、勝利・強さに集中しすぎてしまうと、子どもがやっているサッカー活動は受験勉強となり、地域クラブが予備校と化してしまいます。
もちろんプロ一点に絞り、サッカー活動をすることもすばらしいことです。
しかし、プロになれる確率が低い現実を、コーチは選手に伝える義務があるし、お母さんお父さんは念頭に置いて応援する必要があります。
プレーという見える部分だけに焦点を当てると、サッカーという専門競技においての実力競争になります。子どもにとって、未来の可能性はプロサッカー選手だけではありません。ほかにも選択肢は多くあります。
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