選手の限られた時間を効率よく使う【Column04】
入団後、クラブに発生する責任
選手が入団すると、ジュニアサッカークラブは何に対して責任が生じるのでしょうか。
それは、子どもが成長する時間を使うことへの責任です。お母さんお父さんは、子どもの成長に対して投資をしています。顧客としては、その対価として年会費や月謝を支払っています。
つまり、クラブ経営とは「子どもの成長に見合ったサービスを提供すること」が求められます。
この根源を、クラブとスタッフが理解しているかどうかは重要です。代表は、子どもの成長に対して何をするかをスタッフとともに考え、可視化・共有しながらトライ&エラーを繰り返すことが問われます。
それがクラブの風土を形成します。
数年前、ゲームモデルが流行りました。ゲームモデルがあれば、クラブがすべてより良い方向に進むと言われていました。もちろん試合での戦い方についてはより良い方向に進むことは間違いありません。
ただし、すべてではありません。
ゲームモデルはあくまでクラブ経営において重要な施策の1つにすぎません。それ以外にもクラブ経営に必要不可欠な施策はあります。今回は、テーマから外れるため、別の機会に書き記します。
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