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ジュニアサッカークラブ 経営のアウトライン【上梓用アウトプット01】

提供すべき価値

ジュニアサッカークラブにとって、幸せとは何か。

クラブ経営を語る前に、これを提示しておきたい。理由は、読み手との間にこの本質的な共通認識が持てなければ、本書(まとめる書籍)を読み進めても納得感を積み上げられないからだ。

【ジュニアサッカークラブの定義】
1.選手=クラブを通して幸せを感じる場所
2.保護者=選手を通して幸せを感じる場所
3.1と2を通してクラブが幸せを感じる場所

これら3つの関係が成り立つ、コミュニティの醸成がジュニアサッカークラブの存在意義だと考えている。

クラブは3つの関係が成り立つコミュニティ

クラブ経営者は、この実現に向けて「自らができることを実践し、スタッフと調和しながらクラブが経済的にも回る仕組みをつくること」が仕事となる。

選手にとって、サッカーは人生を豊かにする手段だ。

ジュニアサッカークラブの本分は「選手がスポーツを通して喜怒哀楽を感じ、6年間生きる実感が抱く」ためにサポートし続けることである。

結果として、サッカーが人生の一部になる可能性を持つ。ジュニアはサッカー人生の一部でしかない。その先にはジュニアユース、ユース、大学や社会人リーグへと続く。

しかし、選手の人生においてサッカーがすべてではない。

ジュニアユースは小学校卒業後の選択肢の1つである。たとえ選手がサッカーを続けなかったとしても、次の目標を見つけ、一歩を踏み出したのなら、クラブ指導は成功だといえる。なぜなら、ジュニアユースに進んだことと同じように大きな価値があるからだ。

選手が自分で道を選び、前に進む。

すべてのクラブが、日頃からピッチ外で起こることも自らで対処できるように指導しているはずだ。クラブに通い、プレーする本質は「できないことを、できるようになるために試行錯誤することであり、挑戦と課題解決の連続を繰り返し、成長すること」である。

その過程の中に、人が生きるために必要な感情と実感が詰まっている。

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