地域に選んでもらうにはクラブの立ち位置を決める【Weekly Column】
●地域にビジョンを示す
これから地域のスポーツクラブは選ばれるための深掘りが求められます。
それは運動部活動の地域スポーツクラブへの移行が進み、新規クラブの増加が予想されるからです。
スポーツクラブは誰のため、何のために存在するのでしょうか。
クラブが存続するためには、「誰のため」「何のため」は重要です。活動拠点に暮らす地域の人たちが所属するため、クラブの哲学、考えに共感しなければ、接点を持つことは叶いません。
現代の情報化社会において、多くの人はスマートフォンを通して、クラブをリサーチをします。そのとき、ホームページをチェックするのが一般的です。
たとえば、次の内容が書かれていた場合、あなたはどちらをスルーし、どちらに興味を抱きますか?
パターン01
▼クラブが目指すこと
=強くなる
▼人材の基準
=うまい選手
▼チームの目標
=勝つこと
パターン02
▼クラブが目指すこと
=サッカーを通してあそぶこと
▼人材の基準
=真剣に熱中できること
▼チームの目標
=感情をわかち合えること
第一印象として、おそらく「パターン02」がまず選択肢に残るのではないでしょうか。その理由は、クラブの目指す方向性が理解できるからです。
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「僕の仮説を公開します」は2020年1月より有料になります。もし有益だと感じていただけたらサポートいただけますと幸いです。取材活動費をはじめ、企画実施費など大切に使わせていただきます。本当にありがとうございます。