組織の鍵は『ビジョン』。採用や教育では変えられない壁【Weekly Column】
●組織が変えられないもの
ビジネスでも、スポーツでも、新しい人材を獲する場合、何を重視するかが課題になります。
・企業における新しい人材の獲得
・チームにおける新しい人材の獲得
・地域クラブにおける指導者の獲得…etc
一般的には『採用』と呼びます。
少子高齢化が進む日本では、大きな課題の一つです。新社会人の数が減り続けるなか、即戦力として中途採用も増えており、人材の流動性が高まっている傾向にあります。
どちらにもメリットデメリットがありますが、採用直後からすぐに活躍できる人材は多くありません。なぜなら企業やチーム、地域クラブの哲学や方針、ルールを把握する時間が必要だからです。
・会社に慣れる
・業務に慣れる
・ルールに慣れる…etc
組織内での適応をサポートするオンボーディングには、一定の時間を要します。そのため、採用に力を入れる企業や組織がある一方で、「教育」を重視する企業もあります。
どんなにキャリアを積んだ人材でも、得手不得手があります。また、新社会人はマナーや基本スキルを身につける必要があります。
組織やチームで物事を進める場合、メンバーの共通スキルを整えつつ、専門スキルを高めながら目標に向かってコミュニケーションを行うことが求められます。
その過程では、組織やチーム全体、そして個々が「自ら課題を見つけ、それを分析し、どのように解決したらいいかを考えて行動を起こす」ことにより目標に近づきます。
目的は成果を上げることです。
そのために、それぞれが生産性を求められます。しかし多くの場合、実務の段階でしかそれを確かめることはできません。面談や面接の段階で「成果や生産性をあげる」人材を見極めることは難しいのが現実です。
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