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QC検定2級 体験記(ぱちこはこうして合格した)
先日、QC検定2級(38回)に無事に合格しました。
申し込む前や勉強前に、他の方の体験記を参考にしたので、自分も、将来の誰かのためになるかもしれない……と考えて、何の参考にもならない体験記をかいておこうと思います。
と、思ってからはや、数ヶ月が過ぎました。
途中まで書いて放ってあったのですが、そろそろ、春の回が開催される頃じゃないかと気がついて、出そうと思います!
(何を書いてたのか忘れたけど)
書いた人のスペック
まず、どんな人が受けたかによって、全然違うと思うので、フジ笑八コさんのスペックをまとめておきます。
あ、この人なら、自分に近いな、と思ったら読んで下さい。(きっと、全然参考にならねえ、って人が大半だと思いますが……)
受けたとき:40歳
3級は未受験
学歴
工業高校建築科卒
工業大学建築学科中退(2年)
確率統計の授業は受けた
数学は大好きだけど確率統計は大嫌い
職歴
湯灌士:2年
木造建築構造CAD:6年
ここで品質管理にちょろっと触れた
QAエンジニア:現職(10ヶ月目のとき)
どんな勉強をしたの?
ここが一番肝心のところかと思います。
勉強期間がめちゃ短いので、時間がないよ!って方は参考になるかもしれないですね!
勉強期間
8月5日(月)〜31日(土) の4週間
仕事は土日休み、12日〜16日はお盆休み、30日は台風のため自重して有休
平日は1〜2時間程度
休日は2〜4時間程度
大体60〜70時間程度
そもそも、なんで1ヶ月切ってから始めてん?って話ですけども、だって、買ったテキストに、3週間か4週間でできるみたいに書いてあったんですもん。
で、やり始めてみて、できるか馬鹿たれ!って思いました。
勉強内容
最初の1週間は、テキストを読んで、なんとなく大事そうに思えるところにマーカーを引きました。毎日、2章ずつ進めました。
めちゃくちゃ眠かったのを覚えています。ちょうど、仕事がそんなに忙しくなかったので、仕事中にやってました。
マーカーを引いたことに意味はあったのか?
後半の品質管理の知識や考え方の部分は、意味がありました。
これは、わたしが前職、プレカット工場で品質管理について上司から延々指導されたことと、どう考えても、商いの基本として、当たり前やんけ、という内容が多かったことがあります。
商売人魂がない、とか、品質管理のことはよくわからない、という方は、真剣に読んだ方がよいかもしれないですね。
次の1週間は、テキストの内容をルーズリーフにまとめていきました。
分散の概念が納得できず……(理解はできるが許せなかった)お盆の間中、闘っていた記憶があります。
計算問題部分は、大元の式を理解して、問題に合わせて変化させていく、っていうのが分かれば、ええんや、と思ったので、全部を表にしておきました。
こんなん、覚えれるわけないやん、もう、体感やで。(注:ぱちこは元々、数式を覚えません)
当初、このまとめは、二週間かけ、残りの一週間で問題を解こうと思っていました。
実際にまとめてみると、この計算部分、理解できているのか怪しすぎます。
その上、後半の考え方やら知識やらは、まとめるのに大量の文字を書かねばなりません。数式と計算は大好きですが、記憶系が大嫌いなぱちこは、ここで、方針を転換することにしました。
というわけで、残り10日にして、過去問題集を購入しました。結論から言うと高いけど価値はあった、とお伝えしておきます。
後は、この過去問題集を解いて→答え合わせ→間違ったところまとめを行いました。確か、6回分あった気がするので、ちょうど一週間くらいで進めた気がします。
元々、テキストの内容をまとめてあったので、間違ったところは、それにも書き込んでいきました。
この時点で、案の定、うろ覚えの部分があったのですが、実際に問題を解いてみることで、どの式を使えばいいのか体感で覚えられたのがよかったです。
過去問は、時間を測りながらやるのがベストなのですが、平日にまとまった時間が取れなかったので、細切れにやって、足し合わせていました。
足し合わせると、大体75分くらいで、正答率は70%くらい……。不安でしかないですね。(試験は90分で70点がおおよその合格基準とされている)
やっていくうちに、絶対に全問正解できる分野と、壊滅的に間違っている分野が出てきたので、4回目くらいをやったあたりで、おさらいを挟みました。
試験当日
試験時間が足りない問題
QC検定2級は、計算問題も含めて、100問前後あります。すべて、選択形式とはいえ、まず、この時点で「え?」と思った方も多いはず。ぱちこさんも思いましたとも。
なぜって、試験時間は90分だからです。
乱暴に言って、1問1分以下で答えないといけない寸法です。
計算問題が苦手な方は、後まわしにするようですね。
後半は文章の穴埋めなので、そっちの方が楽に思えるのでしょう。ですが、この文章量が無駄に半端ない。めっちゃ長いんですよね。
活字が好きで読み慣れているわたしですが、書いてあることがまるで楽しくないので、全然読めません。文章を読むとき、ブロックで飛ばしながら読むのですが、それでも全く頭に入ってきません。
しかも、こんなことを言ってはなんですが、文章が下手で、呼応が変。国語が得意だと、反対にイライラします。間違いなく。
選択肢があるので、内容がざっくりしか分からなくても、答えられはするのですが、呼応が変なので、適当な言葉がない!こんな答えになるわけあるか!(日本語的に)ということが結構ありました……(過去問)
もう一つ、この穴埋めで何度もつまづいたのが、途中から選択肢が変わること。
同じブロックの文章の中で、89〜93まではこの選択肢で、94〜95はこっちの選択肢、みたいな分かれ方をしているのですが、そこをよく読まずに、この選択肢の中からなんか選べねえ!ってパニックになったこともありました。
ぱちこのように、そそっかしい方は、気をつけましょうね!
分からないところは飛ばす!
とにかく、落ち着いて文章を読みたかったので、わたしは問題の順に進めました。
そして、少しでも分からないところは、考えるのをやめて、捨てていきました。
最後まで解き終わって、それから、分からなかったところを悩んだほうが、効率がいいと思ったからです。なぜなら、100点満点が求められているわけはないから。
ちなみに、ぱちこは、一瞬で答えが分からない問題は、考えても分からない、と思っています。だってそれは、頭に答えがないんだもの。
知らないものを考えたところで、正解できるわけないじゃないですか。
そんな、正解率がハナから低い1問を頑張るより、他の問題を確実に解いておいた方が、合格できるはずです。
まあ、そういうわけなので、最後まで行って戻ってきても答えはわかりません。
わからないので、最終的に勘で選びました。
大事なのは、空欄で出すのは絶対にダメってことです。とりあえず何か選んでおけば、正解するかもしれませんからね!(実際に正解してました)
答えを選ぶ「コツ」がある?
計算問題の答えが選択式である、ということは、数学のテストより難易度がぐっと下がります。
とくに確率統計では、範囲を答える問題も多いため、上限か下限のどちらかさえ分かれば、最後まで計算しなくてもすむものもあります。
また、これは文章問題でも言えるのですが、別の問題に使った答えは、消去することができます。
ということは、別の問題に使ったのと似た答えのものは、排除することができるわけです。
そのことから、真面目に計算しなくても答えられる方法を教えてくださっているサイトもあるようですね。
ただこれも、問題と選択肢の傾向を身につけることが大事なので、過去問をやっておくのは重要だと思います。
ちなみに……ぱちこも、そこは加味して臨んだのですが……計算が好きなので、結局は全部自分で解きました。
ただ、この選択式の落とし穴にハマりました。
それは、計算した答えに近い選択肢がないこと!
間違ってても近かったらいいかなー、と思っていても、根本的に違っていると、選択肢にすら載っていない可能性がありますからね、これも、パニックになる要因です……そして押し寄せる時間がない圧力!
おわりに
次回のQC検定(第39回)は、3月16日なんですってね!
ぱちこのむりくりスケジュールを考えると、もう時間がないぜ!って焦ってきた方も、安心(?)して臨めるのではないかと思います(無責任)!
これから、試験を受けるみなさん、頑張ってください!
ちなみに、こんな時短学習だったので、ぱちこのテキストはぴかぴかしたままでした。会場に行ったら、みなさん、ぼろぼろのテキストをお持ちで、めちゃんこ気後れした思い出があります……。
そんなでも、数学は得意なので、計算問題で泣きそうな方には、コメント等いただければ、アドバイスできることがあるかもしれません(にっこり)!
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