とら さくら の 年 <2025年の占い>
まとめると
何が起きる?
今は平穏に見える火山です。
これから起こることに、備えなければなりません。それが何かはわかりませんが、油断しないこと、しっかりと先を見ることが求められているようです。
どうしたらいい?
とらは、力、パワーの象徴です。また、怒りなどの強い感情をあらわすものでもあります。
そのことから、抑圧された状況から抜け出す、打破することも意味します。どこにも逃れられなくなった、最後の手段ともいえます。
課題である「火山:予兆」の不穏な静けさとは対極にありますが、何かを案じるよりも、進むべきだということかもしれません。
一方で、それを阻むのが、この「へび」です。
「とら」のパワーが陽なら、「へび」には陰の印象を受けるのではないでしょうか。へびは、冷静にそして執拗に獲物を追い詰めることをあらわします。
いっときの感情や、そこから発露する力では、どうしても打ち崩せない相手や状況があるようです。さらにフラストレーションがたまるものですが、さらに感情に任せてしまっては、相手の思うつぼ。
反対に、自分の心のままに突き進んで壁にぶつかるなら、冷静さを持つことも重要だということです。
全体を取り巻く状況として、海の月が出ています。
海の月は、繰り返すこと、同じことを重ねていくことを意味しています。
穏やかにいつも通りのことを続ける重要性が示されています。それとともに、大きな変化や目新しいものを望めないこともあらわします。
課題から考えれば、未来への不安を抱えつつも、実際になんらかのことが起こるわけではないのかもしれません。
そんなとき、助けになるのが「風:梢を吹き抜ける風、浄化」です。
木々の梢を揺らす、爽やかな風で、あたりを清め、悪いものをふるい落とす役割を持っています。
ここまでの流れでは、停滞することに不満が高まり、どうもあちこちで争うことが起きるように思えます。一縷の望みはこの風、心が清らかに癒される瞬間が訪れるのを待つことのようです。
そしてどうなる?
空へ向かってどこまでも伸びていく森です。
命の力を象徴するものです。
不安なことや、不満はあるけれども、ここに根を張って、大きく育っていくことになるようです。
また、生きていくということ、命があることの不思議や感動を身を持って感じることがあるかもしれません。デジタル化が進み、人との関わりですら電気信号に置き換えられてしまう現代ですが、だからこそ、命の熱さと触れることが大事なのでしょう。
お守り
黄色の音は、騒がしさや耳障りな音を示します。
転じて、多くの情報があることを意味するものです。
迷ったときは、できるだけさまざまな声や意見を聞くこと。手にする情報が多ければ多いほど、よいようです。
その中から何を選べばいいのかわからないときも、そのまま受け入れておきましょう。ただ知っておくことに価値がある場合が多いからです。
全体の流れ
昨年にあった大きな変化「死と再生」の動きの余波が残ります。場合によっては、まだ全てが片付かず、失うことと新たな始まりを繰り返すかもしれません。それは、徐々に落ち着いていくようです。
今年に最も気をつけたいのは7月ころ。
どう感じるかは人によりますが、昨年に起きたことに近い変化が起こる場合があります。特に、事前に心構えをしていないと、大きな打撃を受けることになるようです。
ここまでに積み重ねてきたことや、気持ちを整えてきたことがあれば、そちらに集中すること。周りの喧騒に引っ張られないでいることも、重要になってきます。
また、せっかく始めた新しいことが、うまく続かないこともあるようです。同じことを続けていくか、また別の何かを始めるかは、あなた次第ですが、諦めないこと、再び継続していくことが大事です。
「まとめると」にも出ている「海の月」の力を受けて、同じリズムで進めることです。
もう一つ、これは目に見える変化ではないかもしれませんが、社会や経済のあり方が少しずつ変わっていきます。もう、気がついている方もいるかもしれません。
何かの革命が起こるほど、顕著にはあらわれないかもしれませんが、時代の潮目はすでに変わりました。他者の言葉に惑わされず、自分自身がどうあるべきか、考えていくことも重要になっています。
特に、これまでの組織にあるような肩書きではなく、あなたがどんな人間か、何ができるのかが求められていきます。豊かさとは何か、が、ここしばらく問われていましたが、お金や物を多く持っていることではなく、あなたの中に何があるのかが、問われる時代が来たのです。
これは、いつのどんな時代でもそうですが、知識を求め、賢くあることです。そして自分だけの世界を自分の中に築くこと。自分らしさを磨いていくこと。そうすれば、何が待ち受けていても、大抵のことは乗り切れるものです。
影響するもの
ここでは、「まとめると」には登場しなかったものについて、お話しします。
闇の星
最も多く出るのは「闇の星」です。
闇といえば、暗いもの、どこかマイナスのイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、「闇の星」のもつ闇は、暖かくほのかに光る闇です。
周りを優しく包み、守る力を持っています。
これは、新たなつながりが求められていることもあらわしています。誰かの庇護下に入ることというよりは、それぞれ誰もが、誰かを守る力を持つことのようです。
昨年のことになりますが、一年を通しての占いで、自分ができることは誰かにはできないこと、自分ができないことは誰かができること、それぞれが支え合っていくことが大事、といったことを書いています。
そのことがここから重要視されていくんだなあ、と思ってください。
それは、一つの集団で収束する話ではありません。自分が与えた誰かが何かを返してくれる、というものでもありません。あなたは、誰かを守り、また他の誰かにあなたも守られる。ときに、目には見えず、知ることもない繋がりの先の誰かに助けられる、そんな年になるようです。
火山(溶岩流)
ひと月ごとの占いを書いていく中で、この「火山:溶岩流」がよく出てきました。
「まとめると」で取り上げたのは「予兆」ですが、火山が持つ三つ目のカード「溶岩流」も同じように今年に影響を与えます。
これは、昨年から続く再生の動きで、古いものを焼き払い、新しい命を芽生えさせるものです。風の「浄化」にも触れましたが、火が行う「浄化」がこの溶岩流の示すものともいえます。
新しいものが全てよいものとも限りません。古いものを大切にすることだけが全てでもありません。
火が全てを焼き払っても、そこから芽生えるのは過去に撒かれた種だということを忘れてはなりません。
魂の星
魂の星には、ざっくりいうと「自ら」という意味があります。これも、月ごとの流れを見ていく中でよく出た星です。
本当の自分を解き放ち、あるべき場所へ戻すという役割を持ちます。
新たなつながりや集まりが形成されようとしている今、人々の意識や考えは大きな流れに集約されるようになりました。
個々人の「一人で静かに思考する時間」は極端に少なくなり、意識しなければ得られないものになってしまっています。
人間は群れで暮らす生き物です。人は必ず誰かに生かされている、という話ではありません。単純に、猿の仲間の多くが群れで暮らしてきた、というお話しです。
群れが小さい場合、群れの意識は個人の意識と同等になります。そのことに疑問を持たない個体も多いものです。それは、外敵や災害から身を守るときには非常に有効なもの。大勢で一つの力の流れを作ることは、意味があるからです。
一方で、群れが大きくなり過ぎた場合、群れの意識は分裂を始めます。反発する分子が多くなり、新たな群れとして分離していく場合もあるでしょう。悲しいことに、そうはならず、群れの中で争いが起こることもあります。
しかし、最もおそれるべきは、間違った群れの意識に誰も気が付かないことです。特に、今のように、共通意識を持つ集団が大きくなればなるほど、危険は増します。
全体の流れに反しろ、ということではありません。あなたのその考えは、どこからきたものでしょうか。みんなが言っているから、の「みんな」は誰でしょうか。本当の自分が考えることを見失ってはいませんか?
正しいか、間違っているかではありません。「自ら」の考えを持つことが大切なのです。
そうでなければ、気が付かないうちに危険な流れに乗ってしまうこともあるのです。
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