微毒親との日々②*ゴミを漁られ、好きな物を買えない日々
実母には『着物以外には最低限の安い物を買う』というポリシー?があります。
迷惑な話です。
中学生の頃……随分と前の話です。四半世紀は軽く前の話です。
「カセットテープが増えたから棚が欲しいな」
と、呟いたら、勝手に母が買っていました。
もしかしたら、羨ましがる人もいるかもしれません。
ですが、私は今まで
・服は祖母、母、従姉からのお下がり
・下着はお徳用
・鞄などもお下がり
・身の回りの物はすべてお下がり
・どうしようもない靴だけは、靴屋さんの軒下に置いてある特価品
という生活でした。
母の気まぐれで新品が買い与えられることがあるのですが、本当に欲しいものをもらったことがありません。
だって、勝手に買ってくるから。
手の中にあるのは粗悪品ばかり。
誰かが身に着けたことのある物ばかり。
この環境で、オシャレに目覚めるのなんて無茶な話です。
まあ、そこは置いておいて、二十歳過ぎて、会社員になってもそんな日々は続きました。
親のことを微毒と言っていますが、私自身も相当な微毒子なので、そのまま実家に居続けたのですが……困ったことが。
母がゴミを漁るのです。
私が二十歳くらいの頃は、父親が借金をこさえ始め、仕事が立ち行かなくなっていた頃です。
豪勢な着物は買う。
でも、お金がないと誰にも言えない。
借金こさえる。
でも、言えない。
だから、娘のゴミを漁る。
ちょっとでも使えそうな物を捨てていると烈火の如く怒り、喚き、叱りつけてくる。
異常で、異様です。
まあ、それでも好きなことしかしていない微毒子なので、気付かなかったんですけどね……(遠い目)
捨てた物を、気が付くと母が使っている。
捨てた物を、目の前で開いて母が漁る。
ゴミを捨てるのが恐怖でした。
今でもゴミ袋のカサカサという音をさせると、背筋が震えます。
自分で選んで買う楽しみ。
似合わない物を買ってしまった反省・申し訳ない気持ち。
という物が味わえないまま大人になるとどうなるか……
物欲が、押さえられなくなりますヾ(≧▽≦)ノ
買い物楽しい!!!
ゴミを漁られないって、素敵!!!!!
↑
……当たり前のことですよ、いけださん。
実家の自分の部屋は、母が勝手に買った物ばかりなので自分の部屋という感じはしません。
まあ、実家を出たすぐに納屋にされましたが。
父親が亡くなった後、父の物は悉く廃棄されましたが。
亡くなった祖母と亡父の物は、たぶんほぼ残っていませんが。
ゴミを漁った母が、父と祖母の物は悉く捨てている。
母自身も余程ストレスの高い生活をしていたのでしょう……ほんのちょっとの理解はしますが、同情はしませんね。
だって、祖母と父の形見がまるっとないんですもの。
最近は子供(私達兄弟のこと)の物も捨てています。
もう、異常です。
誰かのゴミを漁ったり、誰かが欲しいものを誕生日でもないのに勝手に買うようになったら要注意かもしれません。
とりあえず、こんな育ちなので、私は『サプライズ』というものが大っっっ嫌いに育ちました٩( 'ω' )و