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#5 写真を始めたキッカケ

子供の頃から、鉄道が好きで、当時住んでいた、長崎県島原市にあった、島原鉄道というのを、ずっと、眺めていました。

長崎市内に出かける時は、当時の国鉄に乗りましたが、ワンランク上の鉄道、といった感じで、憧れていました。

そんなある日、よくある子供向けの、鉄道特急図鑑というようなものを見ていて、1枚の写真に、目が釘付けになりました。

海沿いを走る、583系電車の写真だったのですが、もちろん、車両そのもののカッコよさもあったんですが、惹かれたのは、写真そのものでした。

海沿いの美しい景色の中を、ゆるやかなカーブを描いて走る特急電車。

青い海、青い空、青い帯の列車。風景と、車両が調和して、なんてすごい写真だろう!と目に焼き付きました。

こんな写真を、自分でも撮ることができたら、どんなに素晴らしいだろう…。そう思ったのが、写真を始めたキッカケでした。

実際に写真を撮り始めたのは、中学に上がってから。当時、父が趣味で写真をやっていて、家にカメラがありました。

ミノルタX-700、というカメラでした。父のカメラで撮り始めました。

以降、色々なカメラを使いましたが、今でも、メインのカメラは、ミノルタX-700です。父のものと同じ個体ではなく、数台、中古で購入した、別のカメラですが。

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