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子どものhelpを受信したい。
「189」いちはやく。児童相談所へ繋がる番号。
これって、虐待かも…と他者が判断し相談するってイメージが強いけど、虐待を受けている子どもたちが掛けることは出来ないのかな、なんて最近よく考える。
何故こんなことを考えているのか、きっかけは恐らくドラマmotherのあるシーンが印象に残ったからだ。
それは当時問題になった児童相談所の対応でも、過激的な虐待でもなく、親子とは何かと考えさせられるシーンでもない。
熱にうなされた子どもが、助けを求めるときにボールペンに書いてあった理容室の電話番号を公衆電話で掛けるというシーンだ。
助けを求める為に、自分の知っている先の電話番号を掛ける…そのとき、この子はなんて賢いんだろうと衝撃を受けた。
これを日常に応用できないか。
そんな考えをここに書いていこうと思う。
例えば子どもたちも多く利用する図書館。
困ったときはこの番号を掛ければいいよ、なんて書いてある絵本、あるといいな。
「もしもし、ぼくらを守って110ばん」
「もしもし、あの子を救って119ばん」
「もしもし、あの火を消して119ばん」
「もしもし、今日の天気は?177ばん」
「もしもし、ぼくをわたしを助けて189ばん」
恥ずかしいけれど、大人になってからそんな番号があったのかって知ったりすることも多い。
ましてやその番号を掛けることなんて滅多にない。そういう曲面に立たされたとき、焦らずに適した番号に掛けられるかどうか分からない。
まずは大人も子どもも知ってもらう。
それが児童相談所の電話番号でも、救急や消防の電話番号でもいい。子どもは未来の大人でもあるからいい方向に繋がっていくはず。
次に、その絵本が設置されてある図書館の近くに公衆電話があるといいな。最近スマホの普及で見なくなったけど、やっぱり必要だと思う。
スマホを持たない・持てない子どもは電話を掛ける権利すらない。最近は家の固定電話も減っている。かといって見知らぬ大人にスマホを貸してなんて言えない。じゃあどうするか、と考えて出た答えがドラマと同じ手段である公衆電話だった。
しかし、問題なのが通話料である。手段があるとはいえ、お金がなければ繋がらない。
「189」も110や119のようにお金が掛からないものだったらいいのに。なんて思ったのも束の間。見てほしい。
最近になって通話料無料化している!
時間内に家のことを話すなんて無理ゲーだと思っていたのでこれは嬉しいぞ。なんで大々的に伝えないんだ!私が知らなかっただけなのか…。
「お近くの児童相談所が電話を受け取る」システムなら子どもが掛けてきた公衆電話の場所を特定して直接会いに行くなんてのも出来ないのかな。
会話ができる状態であればどこの図書館?と聞けばある程度場所は把握はできるかも、なんて。
あと、これは通話料無料化を知る前に考えていたことだし実現は難しいかもしれないけど、子どもたちの図書カードをテレフォンカード式にしてもいいんじゃないかなとも思った。
穴が空いた箇所を確認したら、電話した事実が証明されるし。
でも、そうだな。
いろいろ考えるけど難しいものは難しい。
いたずら電話が増えて、本当に困っている人たちの声が届かないかもしれない。設置場所によっては掛けづらいのも事実。
このnoteを書いてみても答えは出てこないし、簡単に世間は動かないし、考えが甘いって言われるかもしれない。そうそう首を突っ込んでいい問題ではないのも知っている。
でも、こうなったらいいなって種を、今の考えを残しておきたくて、書いてみる。出してみる。
今回は189が無料化になったことを知れたのが大きな収穫だ。
子どもは大人を頼るべき。
それは直接的に助けることも大事だけど、間接的にもそう。手段を増やしておきたい。それで1人でも多くの子どものhelpを受信できたのなら、まずはその子を褒めてあげたい。
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