パティスリー『ブロンディール』を嗜む、10改め119の心得。
ある人はこう言った。
「ブロンディールには愉しみ方が無限大にある」と。
私だ。
今回のブロマガ(ブロンディールマガジン)ではブロンディールに通う上で、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介したいと思う。もちろん知らなくても愉しめるが、知れば何倍も愉しみが増すという効果に加え、世のブロンディスト(ブロンディールをこよなく愛する人の意)たちが何故そこまでブロンディールに虜となり春夏秋冬毎月毎週のように足繁く通い続けるのか、「ホーム」と呼ばれるその片鱗を覗くことが出来るだろう。
パティスリーに行くだけなのに何を言っているんだという声が聴こえてきそうなところ、初心者の方はお気軽に、片足を突っ込んでいる方々はチェックリストとして、最後までお付き合いを願いたい。
【ブロンディールの嗜み119の心得】
▼▼
1、訪問前は念のため公式HPで休業日など確認する
2、月初など更新されていない場合はとりあえず向かう
3、念のため保冷バッグを持って行く
4、店内は寒いため夏でも羽織りものを持参する
5、午前中はのんびりと、午後はゆったりと出来る
6、Fライナー急行石神井公園行きに乗車する
7、石神井公園駅から徒歩で向かう
8.「♯あの畑」で季節を感じ気持ちを高める
9、最後の曲がり角を曲がる前に所持金を確認する
10、予期せぬ出逢い・興奮・思考停止万事に備える
11、国道24号線の歩道を車に注意しピークアタックを掛ける
12、郵便局前に忽然と現るファサードにハッとする
13、ファサードを前に1枚到着記念撮影をする
14、高まる鼓動を抑え意を決して扉を開ける
15、「こんにちは」と軽く挨拶をしながら入店する
16、森林浴をするように深呼吸しきたことを実感する
17、目を輝かせ左手のプチガトーから覗く
18、心惹き込まれ興奮しながらも平静を装う
19、左端から順にラインナップをチェックする
20、定番の他、季節モノ、nouveauをチェックする
21、ケーキの表情を上からそして横から見て愉しむ
22、同じガトーでも微妙に異なる豊かな表情を愉しむ
23、視線を上げケース上に並ぶムラングなどを愉しむ
24、ショコラとコンフィズリーに目配せし奥へと移る
25、パンのショーケースを上からS字を描くように見る
26、今日も良い焼き色だななどと思って愉しむ
27、最上段の焼き菓子アントルメたちに見惚れる
28、キッシュ・タルト・パンで脳内会議をする
29、自宅用土産をサレにするか甘味にするか両方か
30、と同時にイートインのケーキを並列処理で選ぶ
31、メモリ不足に陥るのでひとまずケーキだけ決める
32、カウンター奥の全体が見渡せる席に着座する
33、カウンターが混雑しそうであればテラス席を選ぶ
34、ケーキにマリアージュさせるべきは紅茶を
35、パンやサレ系は焙煎香と円やかなカフェクレムを
36、冬場はヴァンショーで店内に芳醇な薫りを漂わす
37、ワインやシャンパンは値段は聞かずに注文する
38、まずはサーブされた水で歩いてきた喉を潤す
39、店内ならばスイングするBGMも五感で愉しむ
40、他のお客様の選ぶ商品が推しメンかを愉しむ
41、地域のお客様か遠方のお客様か興味深く感じる
42、ケーキ写真を撮る場合は予め色調など整える
43,、紅茶が来たらケーキを受け入れる準備をする
44、ケーキが運ばれてきたら時間との勝負を
45、まずは眺めること
46、次に香りを嗅ぐこと
47、スマートな振る舞いで最小限写真へと納める
48、いよいよナイフとフォークを手に取り頂く
49、上から下までをひと口に全体の輪郭を味わう
50、もう一度上から下までの全体で味わう
51、今度はパート毎にそれぞれの持ち味を愉しむ
52、再び全体で味わう
53、と同時に瞳を閉じ味覚臭覚に意識を集中する
54、感覚を研ぎ澄まし藤原シェフと味わいで対話を
55 、マルコポーロと文字通りマリアージュさせる
56、52〜55を繰り返す
57、終わるのを惜しみつつ最後の一口を終わらせる
58、最後の一粒まで残さないよう綺麗に食べ終える
59、終わった皿を遠目にマルコポーロで余韻を味わう
60、藤原シェフに感謝をしながら刹那の余韻を味わう
61、ブロンディール印の紙ナプキンで口を拭う
62、ケーキ複数の場合は上記をリピート
63、その間に時間があれば他のお客様の動向を愉しむ
64、ムラシャンが選ばれていると密かに喜んだりする
65、初来店と思わしきお客様で密かに喜んだりする
66、充分満足したならば帰り支度としてお土産を選ぶ
67、気分が高揚し過ぎて予算オーバーに気を付ける
68、理性と相談して外せないものはしっかり買う
69、お父様と今日のおいしさについて話す
70、お父様の貴重な話に耳を傾け最後の時間を愉しむ
71、バスで帰るか徒歩で帰るか天候体調を見て決める
72、黄昏時の#あの畑 を写真に納めるのもオツ
73、ベルガモットドナンシーが余韻に華を添える
74、余韻に浸りながら帰るまでがブロンディール
75、お土産はラッシュに気を付け大切に持って帰る
76、感じた事を忘れないうちにメモに書き留める
77、興奮を温度感と鮮度をもってシェアする
78、非公式情報源(外の中の人)として発信波及する
79、新商品情報は基本ユーザーからの発信が命
80、アレンジ変更など小さな変化を見逃さないこと
81、オフレコの話は大人のマナーとして発信しない
82、持ち帰りケーキは大切に抱え人並みを掻い潜る
83、夏場はブロンディールオリジナル保冷バッグを活用する
84、シックなデザインの保冷バックは500円なので積極的に購入する
85、持ち帰る予定がなくとも万が一に備え保冷バッグは常に携帯する
86、記念にファサードを撮影する際も他人が写り込まないよう注意を払う
87、自分も光の反射で写り込まないように気を付ける
88、夏場は季節限定アシェットデセールを嗜む
89、青い空、白い雲、アシェットデセール
90、日本の夏、アシェットデセールの夏
91、アシェットデセールだけに偏らないよう注意を払う
92、アシェットデセールにはホットティーと上着を
93、向日葵が夏を謳歌するあの畑を超えてこそのアシェットデセール
94、あのオアシス(ブロンディール)を目指して
95、夏場は店内と外の寒暖差によるカメラレンズの結露に気を付ける
96、アシェットデセールを制覇すると2週目が始まる
97、ゆく夏を惜しむようにラストデセールをキメて、「もう行かなくちゃ、秋が来るから」と感謝と共にしばらくの別れを告げる
98、イートイン混雑時は長居せず、またはテラス席でのんびりする
99、イートイン時は飲み物は必ず注文し、マリアージュを愉しむ
100、店内に置いてある本で藤原シェフへの理解と教養を深める
101、春夏秋冬訪れる
102、季節の変わり目となる切り替え時期にこそ訪れる
103、月一回は訪れることでもっと好きになる
104、毎週のように訪れると住みたく(ホームに)なる
105、隔週になるとホームシックになる
106、どんなに浮気を重ねても必ず戻ってくる
107、広く知らしめたいという気持ちと相反する気持ちが同居している
108、広く浅くよりも狭くても長く続いて欲しいと願っている
109、他のブロンディストの方々と意見交流する
110、時に公式並みに情報発信をする
111、外の中の人となり(複数居る)もはや公式以上に情報発信している
112、電話で問い合わせなどせずに一期一会を愉しむ
113、季節の品は季節の初め・中盤・終盤と3度は愉しむ
114、自身の推しメン(ケーキ)を育てる(購入波及)
115、神出鬼没か気まぐれか幻の品に出逢ったら舌へ心へと刻み付ける
117、今日もブロンディールに感謝をする
118、公式Webサイトを巡回する
119、なによりもずっと通い続け応援し続ける
以上
何が人をそこまでブロンディールへと向かわせるのか。
その答えを求めるならば、今すぐ準備をして部屋を飛び出し、#あの畑の向こう側へと向かって欲しい。119の嗜みが参考になるのかどうか、ぜひ個々の嗜み方を見つけ、自然体でブロンディールを藤原シェフを味わって頂きたいと思う。
つづく。
※本項の内容はあくまで個人の嗜み方なので決して全ての人に当てはまる内容ではありません
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?