びっくりのインド ● 27 ● 初めてのマクドナルド
前回の記事 (びっくりのインド ● 26 ● オートリキシャ) で話題に出した The Forum Mall (← タイトルの画像もこちらから引用) での出来事、第1弾。
そのモールは 4 階建てで、メインエントランスから中に入ると大きな吹き抜けがあり、その周りに店が並んでいた。
(https://en.wikipedia.org/wiki/The_Forum_(shopping_mall) より写真を引用)
私がいつも最初に行ったのは一番上の階にあるフードコートだ。
色々な国の食べ物があって、週に一度、私は カレーを逃れて アジア各国の食べ物を食べた。
思い立ってマクドナルドに行ったこともある。
国によっては お値段高め と聞いていたし、天下のマクドナルド でも 郷に入っては郷に従い、いくら外人が多いエリアとは言え、牛肉を食べないインドでハンバーガーを提供しないだろうと思ったから、ぜひ経験したかった。
店に入って私の目を釘付けにしたのは マハラジャマック だ。
マクドナルドなのに マハラジャ。
裏切らない国、インド。
ハンバーガーはなかった。
その当時、今くらい SNS が流行っていたら、インスタ映え に打ってつけの マハラジャマック!
わたしが行ったとき (2008 年/2009 年) には、メニューはこんなに充実していなくて、スパイシーと名の付くものはなかったと思う。
マハラジャマックというネーミングは魅力だったけれど、わたしは 脱・カレー のためにオートリキシャで遥々モールまで来ている。
明らかにインドの香りがするマハラジャマックを頼むわけにはいかない。
普通のチキンバーガーを頼んだ。
日本に比べてチキンがパサついている気はしたが、期待通りのチキンバーバーだった。
いまよく見てみると、マハラジャマックはビックマックのチキン版に見える。食べてみればよかった ↓ ↓ ↓
それにしても普段の夕食ではレストランでテーブルにつき椅子に座って食事 (いわゆる外国人や経済力のある人たちの食べ方) をして 200 円前後を払っていたことを考えると、マックチキンのセットメニュー が 206 ルピ (≒ 484 円 ※ 2008年のレートで計算) というのは非常に高い。
日本マクドナルドでは高校生どころか、学校や塾帰りの小学生すら見ることがある。
インドのレストランで未成年だけで食事をしているのは見たことがない。
その日に私が寄ったマクドナルドは 大人の店 のイメージだった。
注文したものを受け取ってテーブルにつくまでは、まずまず日本と同じ。
大きく違ったのは、食事の後だった。
トレイを片付けてくれる人がいたからだ。
毎度の話し、ここで 「いや、ここはファストフードだからトレイくらい自分で」 などと、日本人らしさを出すと、卑しい身分だと思われてしまう。
堂々と片付けてもらうべきだ。
「チップはどうするのだろう」 と思って周りを観察してみたが、どのテーブルにもチップはなかった。
ちょっと申しわけない気がしつつも、食事後はチップを置かずにテーブルを離れた。
インドでマクドナルドに行った のは 土産話し にはよいだろう。
しかし他にも美味しいレストランは色々あるから、わたしの マクドナルド in Inida はこれが最初で最後だった。
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