【回顧録】小型AT教習日誌
1.はじめに
2025年1月12日、教習所で小型ATバイクの卒業検定に合格しました。一度は断念していた免許取得でしたが、いくつかの好条件が重なって再挑戦することになりました。免許証の発行も済ませたので、これまでのことを振り返りたいと思います。
※ 小型ATバイクとは、排気量が50ccを超え、125ccを超えない、クラッチを操作する仕組みがないバイクのことです。主にスクーターですが、スーパーカブ110のような例外もあります。
2.いきさつ
私は過去にも小型ATバイクの教習を受けています。しかしながら、教習中に転倒して怪我をしたので、断念しました。教習所の規模が小さかったので、教習の予約がなかなか取れなかった、という事情もあります。この先バイクの免許を取ることはないだろう、とその時は思っていました。
2024年、状況が大きく変わりました。4月に条件があまりにも悪い職場へ異動になり、転職を決めました。6月から新しい会社で働くことになりました。それまでの職場は全てオフィスビルだったのですが、配属された職場は工場でした。その職場には以下の条件が整っていました。
・広い敷地を移動するために、原付スクーターを使う
・曜日を無視したシフトで働くため、平日にも休みが設定されている
・前職に比べて休みが若干増えたため、体力に余裕ある
信じ難いことに、教習を受けるには絶好の環境でした。平日は教習所がすいている上、教習を受けたらすぐに原付スクーターで復習できます。
教習は9月に開始しました。規定通りの時限数(第一段階は3時限。第二段階は5時限)で終わらないことを見越して、保証をつけました。それは賢明な判断でした。
教習車はスズキのアドレス125でした。軽くて足つきが良いので、安心して乗ることができるスクーターです。
3.教習の日々
以下の記録はXでの連載(?)を編集したものです。これらのポストは、私以外が読んでも意味が分からないと考えたので、今は削除してあります。
3-1.第一段階
9/22、第一段階1回目
一本橋(幅の狭い台の上を通過する課題)の練習をしました。1回目は成功したものの、減速できず、奥のフェンスに激突しました。2回目は失敗して転倒しました。前途多難であることを思い知らされました。
9/28、第一段階2回目
シミュレーター教習でした。
9/29、第一段階3回目
坂道発進(上り坂の途中で停止し、発進する課題)をクリアしました。教習原簿のスタンプはS字(Sのような形の狭いコースを通過する課題)・クランク(2か所で直角に曲がった狭いコースを通過する課題)・一本橋以外の全てが埋まりました。それらはクリアできなかったため、第二段階への移行は足止めとなりました。
10/12、第一段階4回目
S字・クランクをクリアしました。しかし、一本橋はクリアできませんでした。この頃のポストを見返すと、一本橋について深刻に悩んでいる様子がうかがえます。
10/17、第一段階5回目
最後の最後に一本橋を通過しました。しかし、1回しか成功しなかったので、第一段階終了は見送られました。
10/25、第一段階6回目
第一段階がようやく終了しました。
3-2.第二段階
11/3、第二段階1回目
シミュレーター教習でした。
11/4、第二段階2回目
急制動(直前まで30km/hで走行し、指定された線を越えずに停止する課題)と指定速度(指定されたエリア内で、40km/hまで加速する課題)をクリアしました。Xでは、出口が見えてきたことを喜んでいました。
11/6、第二段階3回目
シミュレーター教習でした。
11/13、第二段階4回目
シミュレーター教習でした。
11/16、第二段階5回目
課題の成功率が安定していないということで、もう1時限教習を受けることになりました。
11/19、第二段階6回目
課題の成功率はまだ安定していませんでした。また、もう1時限教習を受けることになりました。この時点で、教習の延長に本来かかる料金が、保証の料金を超えました。ポストから焦りが感じられます。
12/1、第二段階7回目
第二段階がようやく終了しました。合計で13時限の教習を受けたことになります。これは、規定通りの時限数で終わった場合の中型(排気量が125ccを超え、400ccを超えない)ATバイクの教習と同じです。長かったです。
3-3.卒業検定
12/15、卒業検定1回目
落ちました。S字で失敗し、縁石に乗り上げました。メンタルを打ちのめされたあまり、教習所からの送迎バスにスマートフォンを置き忘れました(幸い、その日のうちに回収できた)。
1/7、補修
課題は一通りクリアできました。この頃には、教習車のハンドルが手になじんでいました。
1/12、卒業検定2回目
合格しました。
4.最後に
できない理由を環境に求めてはいけない、という話をしばしば耳にしますが、環境次第でできないことができるようになることはあり得ると思います。私にとっては、小型ATバイクの免許取得がそれでした。この偶然に感謝しています。
教習に集中するため、開始から終了までライブには参戦していませんでした。卒業検定に合格した翌日のライブはとても楽しかったです。何の偶然なのか、開始前最後の現場も終了後最初の現場もLuce Twinkle Wink☆のワンマンライブでした。
挑戦している日々は充実していました。そんな経験を、これからも重ねていきたいです。