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オラ、ワクワクすっぞ
数字に関することは詳しい方にお任せし、今日は「リーダー」についてコメントします。
1.
"船頭多くして船山に上る"という諺(ことわざ)は"リーダーが沢山いると見当違いの方向に進んだりうまくいかない"という意味ですが、私はこの意味を知らず、次のようなトンチンカンな解釈をしていました。
"皆がリーダーシップを持つことで、船は山に上ることもできる"
勘違いの原因の一つに「リーダー」と「リーダーシップ」の混同があります。
「リーダー」の語源は「導く人」
導き手は1人の方が、皆を同じ方向に向かせやすいですよね。
「リーダーシップ」とは「組織をまとめる能力」
これは1人ではなく皆に求められる能力ですよね。
某報道番組で、コメンテーターの最後の言葉がいつも「総理にはリーダーシップを持って対応されることを期待します」で閉められることへの違和感。
「リーダー」と「リーダーシップ」は異なります。
「リーダー」が導くことができれば、「リーダーシップ」を持った皆が、自身の専門分野を活かして空を飛ぶための知恵を皆で出し合い、皆を乗せた船は山に上ることだってできる!のかも知れませんよ?
2.
この国は超高齢社会、世界ダントツトップ独走中の国。年功序列意識が払拭されない国なので、他国と比べてリーダーも当然高齢です。
リーダーは「導く人」です。
自分でやる人、ではありません。
自分でやるための意識を他人に持たせること。相手のHeartにFireを灯すことが求められます。でも怒りの感情では困りますが。
ドラゴンボールに例えるなら、孫悟空が強敵に遭遇したときの定番のセリフ。
"オラ、ワクワクすっぞ"
この言葉が自らを鼓舞し、周りを鼓舞するエネルギーに繋がります。
高齢の日本のリーダーは悟空ではなくせいぜい亀仙人。繰り出される"かめはめ波"を期待するのではなく、皆で両手を挙げる"元気玉"つまり、一人一人が感染対策に「当たり前」という意識を持ち、行動を変えることが必要だと思います。
リーダーを批判するのではなく、リーダーシップを持つこと。この問題に「当事者」として向き合い、事実は何か、本質的な解決策は何なのか、深く考えましょう。
そして、皆で大きな"元気玉"を作りましょう。
(追記)
ちなみに、西遊記のリーダーは孫悟空ではなく、臆病で力の弱い三蔵法師ですね。
[2021.04.15投稿]いいね:31