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馬車馬

古くは「お客様は神様」、昨今は個人の満足度を重視する流れですが、ユーザー目線を重視し、消費者アンケートでの要望だったり、現場の改善案を課題の解決策として採用する。その結果、どうなるのか。

シーナ・アイエンガーは『THINK BIGGER』の中で、"消費者洞察は課題を理解する上で確かに重要だが、解決策を生み出すのには役立たない"として、以下の見解を例に挙げています。

"もしフォードが1907年に「長くて非効率な通勤を改善するためには何が必要ですか?」と対象ユーザーに尋ねていたら、たぶん「もっと速い馬車」という答えが返ってきただろう。"

私、2月には無料ユーザーに戻るため、NPの有料記事が読めるのは後しばらく。妻と娘が姪っ子達と初詣に行ったので、今日は過去に見た動画やオリジナル記事で印象に残ったものを再度見返しています。直近で一番印象に残っているのは10月の『ちょこデリだん!』NTT澤田会長の組織変革に関するインタビュー記事です。

哲学研究所、不易流行、環世界。出てくるワードがどれも興味深く、講演会があるなら是非とも参加したいなあと思っているのですが、動画を見返したところ、ITの取組に関する見解の中で、冒頭のフォードの話との親和性を感じ、更に気づきを頂けました。

さて、この後は何見ようかな?・・と言っても、weekly落合は長すぎるので迷うところ。

[2024.01.02投稿]


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