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「私、失敗しないので」Ⅳ

数字が最少となりましたが、いつも通り数字以外のコメントです。今日は「失敗」について、書きますね。

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「私、失敗しないので」という名ゼリフの某ドラマ、今回はコロナ禍の今を題材にスタートしましたね。"なぜ"失敗しないのか?この言葉の意味は、ドラマをずっと見ている人は理解できていると思いますが、少し解説致します。

ドクターXは、手術を行った場合にどのような変化が予測され、そのときに何が必要となるか、変化に対してどのように対応するかを事前に頭の中でシミュレーションし、ノートに書いています。一分一秒を争う手術をしながら、常に状況を見つめ、変化を見逃さない。問題が起きたときに、その変化に応じて柔軟な対応を選択していく。最悪のケースを含め、あらゆるリスクに備えておく。だから"失敗しない"訳ですね。

「私たち、失敗できないので」というのは、行政・政府が背負う"無謬性"のこと。"無謬性"とは「ある政策を成功させる責任を負った当事者の組織は、その政策が失敗した時のことを考えたり議論してはいけない」という信念のことです。

"失敗できない"から、最悪のケースを想定し危機管理をする。海外の事例も冷静に分析し、日本の戦略の糧とする。「国民の命と経済を守る」と宣言している以上、死者数が減るだろうからという理由でマスク解禁にはしない。だって、目指すのは"死者数ゼロ"だから。英国・米国のようにワクチンだけに頼った解決策ではなく、様々な手段をミックスして問題解決を目指している訳ですよね。コロナによる問題は、既に様々な要素が相互に影響しあった"適応課題"だからです。

そして、大事なセリフはもうふたつ。
「御意」と「致しません」ですね。

マスコミが仕掛ける世論に忖度しての「御意」は「致しません」というスタンスで、起きている事実を批判的に眺め、日本の未来を作るために必要な対策を続けていって欲しいと願います。

[追記]
そうそう、マスク解禁の副産物は"新たな変異株"というのはご存知ですか?通称"デルタプラス"であるAY.4〜AY.11は英国、AY.12はイスラエルが初検出国ですよね。"失敗できない"日本政府が、感染爆発に繋がりかねないハイリスクな選択は「致しません」よね。

[2021.10.24投稿]いいね:11


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