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ポジティブに。

悲観的なコメントも増えてきましたが、悲観的にならず、今日は「悲観と楽観」についてコメントします。


悪いニュースの方が良いニュースよりも人は反射的・感情的に反応しやすい。刺激的なタイトルで記事を見る人が増え、サイトのアクセスも増えます。

こうした悲観的バイアス(ネガティビティ・バイアス)に基づく報道の在り方は、平和な日々にスパイスとして、人々に危機感を与える役割をしてくれます。

楽観的バイアス(ポジティビティ・バイアス)で作られたニュースは、記憶に残りにくく、数字も稼げない、というのがこれまでの通説でした。


しかし、コロナ禍は一過性の出来事ではなく、もう一年以上も続く、人々に悲観的な事実を突きつける問題。震災や台風など、過ぎ去った問題からの復興・復旧とは問題の捉え方を変えなければなりません。

報道の在り方も同じ。
悲観的な事実に悲観的バイアスに基づく報道を繰り返すことで、視聴者にどのような変化を与えるでしょうか?
積み重なる不安からの逃避、怒り。こうした感情は、どういったメカニズムで生み出されているのでしょうか?

情報を伝えるメディアも、またそれを眺める私たちも、こうした「ニュースの伝え方」の"当たり前"が、予測のできない変化を繰り返すコロナ禍において、問題解決を憚る要因の一つであることに、気づかないといけませんね。

では、マスメディアはどういう伝え方をすれば良いのでしょうか?マスメディアを捨ててソーシャルメディアの真似をすることではないことは明白です。

とりあえず、数字を稼げない楽観的バイアスに変えることが、感染者数という数字を稼げないメカニズムを作り出すのかも知れませんね。

と、冗談か本気かわからないコメントはさておき。

これからの"当たり前"
伝え方のニューノーマルに期待したいです。


[2021.04.28投稿]いいね:14


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